細胞とその構造
細胞とは生命の基本単位であり、ゲノムDNAの存在様式により原核細胞と眞核細胞に大分類されます。
細胞の基本構造
、ゲノムはその生物を成り立たせる遺伝子のセットのことでDNA(デオキシリボ核酸、Deoxyribonucleic acid)から成り立っています。そして、遺伝子はタンパク質合成に必要なRNA(リボ核酸、Ribonucleic acid)の配列とそれらのRNAの生成(転写)をコントロールする部分から成り立っています。 従って、遺伝子から生じる直接の産物は種々のRNAということになります。これらのRNAにはmRNA、tRNA、rRNAがあります。遺伝子DNA中にあるタンパク質のアミノ酸配列を示した部分を写し取ったものがmRNAで、多くの遺伝子はタンパク質のアミノ酸配列をコードしているタイプになります。いずれのRNAもコードしていないゲノムDNAの領域は、ゲノム自身の複製や、染色体構造の形成などのDNAの幾何学的編成のみならず寿命の決定や進化などにも関与していると考えられています。細胞のつくりと営み(分子細胞生物学入門)
基本的相違点
ゲノムの存在形態により原核生物と真核生物にわかれ、細胞構造にも大きな違いが見られる。
真核生物においては細胞内あるいは細胞膜に付随して多くの器官がある(細胞小器官)。
動物細胞とマイコプラズマを除く多くの生物の細胞は細胞膜のすぐ外側に硬い細胞壁をもつ。
A. 原核生物
1 マイコプラズマ(最小の生物)
2 細菌類
- 真正細菌
- グラム陽性菌
- グラム陰性菌
- 後生細菌
B.真核生物
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