Division of Cytomics 動的細胞構造科学部門のホームページ
生命現象を生命の単位である細胞およびその構造のレベルで研究します。生理学や生態学と分子生物学の中間に当たり、細胞の基本的営みを分子的に総合的に研究します。 ポストゲノムサイエンスの最先端のひとつです。 細胞質を構成する分子の構造や分子生物学的基盤を明らかにし細胞質での遺伝子発現や細胞質構造の時間空間的構築(ダイナミクス)を解明します。蛍光顕微鏡および免疫電顕を含めた電子顕微鏡による観察やタンパク質および遺伝子の構造や発現解析なども行います。
新しい研究領域”CYTOMICS"の創設に関するReviewがPlant Scienceでに掲載。Davies E, Stankovic B, Azama K, Shibata K, Abe S Novel components of the plant
cytoskeleton: A beginning to plant cytomics
*** 動物や植物細胞の細胞質、細胞内マトリックス、細胞骨格の新しい構造やこれらと遺伝子発現やシグナルトランスダクションとのかかわりを通常の形態観察のみならず免疫法などによるin situでの研究など電子顕微鏡や蛍光顕微鏡あるいはレーザー顕微鏡などを駆使して研究することに興味のある方を求めています。動・植物細胞分化、植物の重力屈性、あるいは貯蔵タンパク質顆粒の生成や外来の組み換えタンパク質のin situでの生産などがあります (分子生物学的解析を併用します)。ーー>大学院・研究生等の情報***また、最新鋭の電子顕微鏡により直接倍率10万倍以上(写真倍率20万倍以上)のスレテオ観察がルーチンでおこなえることから、これまで、ほとんどなされていないリボソームのin situにおける結合形態やそれに関わるタンパク質の直接観察もおこないます。我々の主要な観察は固定包埋試料において通常、直接倍率で2万倍以上(写真倍率4-5万倍以上)で行っております。しかも切片は50−300nmの厚さでよく、なれれば30分で切片がつくれます。面倒なフィルムの現像・焼き付け、試料作成なども周辺機器がととのっているので容易です。電子顕微鏡特有の調整がほとんど要らず根気のある方であればこれまでに電子顕微鏡をさわったことがなくてもできますーー>電子顕微鏡 また、免疫電顕に使用する抗体を調製する設備もあり(ウサギ、ラット、マウス)、自分たちで抗体を調製できます。
Methods in Cell Biology 50B Home Page Chapter 16.
981202