牛(うし)

第二段(一部)

   白馬みにとて、里人は車きよげにしたててみに行く。

  説明・   正月の7日に、儀式(白馬節会・あおうまのせちえ)で白馬の行列があるのを、人々が牛車を準備して見物に行く、という部分です。(文中には「牛」とはありませんが、この場合の「車」は牛車のことです)

牛車は貴族のポピュラーな乗り物ですので、この後何度も登場します。

 

第二十五段(一部)

  すさまじきもの。昼ほゆる。春の網代。三四月の紅梅の衣。死にたる牛飼。ちご亡くなりたる産屋。火おこさぬ炭櫃、地火爐。博士のうちつづき女子生ませたる。方たがへにいきたるに、あるじせぬ所。

説明・ 「うんざりするもの」の紹介。犬のほか、春の網代、3、4月の紅梅重ね、牛に死なれた牛飼い、赤ん坊に死なれた産屋などが上げられています。網代と紅梅重ねは、季節はずれであることが「うんざり」の理由になっています。

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