Gene antisense to RAF1 Proto-oncogene and MAKORIN2 in Human Chromosome #3

ヒト3番染色体にある原ガン遺伝子、RAF1とアンチセンス座にあるMAKORIN2遺伝子の構造

我々により魚類において(DDBJ,D85881 YGL2)まず発見された脊椎動物特有の遺伝子、MAKORIN2のヒト染色体上の位置と遺伝子座の拡大図を示します。 ”OverView”はヒトの3番染色体、 3p25はその短腕の遺伝子座を示します。 この図のようにこの新しい遺伝子、MAKORIN2は、3番染色体のDNA二重ラセン上においてヒトの原ガン遺伝子RAF1と相補鎖の関係にあり、しかもお互いの3’非翻訳領域の末端の部分で相補鎖を共有していることがわかります。 すなわち、遺伝子が一部重なっているわけです。 さらに詳しい説明  Makorinの語源

  このRAF1という遺伝子はRASシグナル伝達経路という細胞の増殖やアポトーシス(細胞死)に関係した代謝経路のキー遺伝子の一つで、長い研究の歴史をもつ遺伝子ですが、この遺伝子に重なる形で新しい遺伝子が存在することはこれまで全く気がつかれていませんでした。 我々の発見によりRAF1と相互作用をしガンやアポトーシスに関わる新しい制御因子として教科書に新たなページが加わることが期待されます。 ガン遺伝子と脊椎動物特異的亜鉛タンパク質の遺伝子の進化の2人3脚

ヒト3番染色体3p25領域の構造  関連リンク→ヒト3番染色体3p25領域の進化

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この遺伝子の重なりの様子をさらに拡大したのが次の図です。 

magx8.jpg (27616 バイト)

 

次にその重なりの部分をさらに拡大し遺伝子の塩基配列が見えるようにしたのが次の図です。

overlapseq.jpg (74633 バイト)

2001-11-3


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