ヘパリンアフィニティーカラムを用いた、植物細胞よりの細胞骨格画分タンパク質の分離。
阿部俊之助、Eric Davies1、愛媛大・農・生物資源、
1North Carolina州大・植物

 黄化アラスカエンドウ芽生より細胞骨格を分離し、界面活性剤の有無や、高塩濃度により抽出したところ、一部の膜タンパク質やその他のタンパク質がいくつか溶離したのみであった。一方、細胞骨格ペレットを細胞骨格破壊バッファー,CDB(450 mM KOAc, 200mM Tris-HCl (pH8.5), 25mM MgOAc2, 0.5mM ATP, 2%PTE)に溶解後、超遠心しリボゾームを除いた上清を希釈後、ヘパリンアフィニティーカラムにかけた。結合したタンパク質を0.15-1M KOAcの濃度勾配により溶出したところ、10種類以上の細胞骨格画分タンパク質を分離することができた。これらの中には2から8個の等電点スポットを持つものもあった。もし、溶解した細胞骨格よりリボゾームを除去しなかった場合は、リボゾームが、いくつかのフラクションで特有のタンパク質を伴い溶出した。このことはリボゾームがヘパリンカラムにより細分画できるとともにこれらタンパク質のうちいくつかは、リボゾームー細胞骨格複合体の構成要素であることを示すと思われる。

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