植物の細胞骨格タンパク質の分離・精製と54.7kDa タンパク質の構造解析
岡本知明、柴田幸一、阿部俊之助、Eric Davies1(愛媛大・農・生物資源、1North Carolina 州大・植物)

 発芽5日目のアラスカエンドウ黄化芽生え先端より調製した細胞骨格画分を、Heparin Affinity Column にかけ、塩濃度150mMKOAcで溶出した54.7kDaのタンパク質(B1)の構造解析を試みた。このタンパク質を2次元電気泳動ではpI5.67のSingle Spotであった。またB1をV8 pro-teaseによって消化し、 SDS-PAGEによって分離し6つのフラグメントを得た。これらの部分アミノ酸配列を国立遺伝学研究所のDatabaseに対して検索しこれらのうち2つのフラグメントについてH+-transporting ATPsynthase と高い相同性を得た。これらをもとにPrimerを合成しPCR Cloning及びcDNAlibrary検索を行い遺伝子の部分配列を得た。この配列と、さきに得られた H+-transporting ATPsynthaseとの相同性は低かったが、この遺伝子のコードするアミノ酸配列では、再びさきの H+-transー
porting ATPsynthase と高い相同性を示した。これらのことからB1は H+-transporting ATPsynthase様の新規のタンパク質であると考えられた。現在、全長に当たるクローンを得ており、構造解析を行っている。 

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