天敵利用の”美名”にかくされた問題点とGMOによる害虫との共存の可能性 

 殺虫成分を組み込んだBT−トウモロコシは自然界では生じないような実験条件にしないと非ターゲット昆虫に影響をあたえないが、無農薬の主要技術の一つの天敵利用は、意図的に天敵を大量飼育・培養し野にはなてば間違いなく生態系に影響を。天敵利用とは特定の生物を多量に野原に放つわけだから生態系に影響がないとは言い切れるだろうか。 いつもGMOは悪者で伝統や有機無農薬は何でもいいことばかりと聞かされてるのではないでしょうか。  天敵利用に関して次のようなことをよーく考えてみてください。

1. 絶対にほかの昆虫に影響はないだろうか=害虫の天敵は、目的害虫のみを食べたり殺したりするのか。 

2. 昆虫類のなかには、他の動物、例えばメダカを捕食したりして既存の生態系に影響を与えたりするものもいる。 そういった検討は充分されているのか。

3. 害虫を食べ尽くせば他のものを食べないか、 目的外のことを絶対にしないか。

4. 防除の対象区域外にいってしまって余計なことをしないかーそこでは害虫も害虫ではないかもしれないという可能性もあるし、ちがう条件では益虫を殺さないか。

5. いままでにその地方にいなかった新しい天敵を導入したら生態系はどうなるかー絶対に変わらないか。

6..より性能のいい天敵を育種したらその目的外の昆虫や地域の生態系への影響はないのか

7. 天敵としてウイルスや病原菌を利用したり新しいのを使ったりするのは大丈夫か。

8.. 改良した天敵生物と自然種が交配してとんでもないことになったり、自然種がいなくなったりしないか。 

9. ヒトや動物、作物に病気を媒介しないか

 みなさん、天敵利用において考えなくてはならない問題点がこんなにたくさんあるのをご存知でしたか。 いつもGMOは悪者で伝統や有機無農薬は何でもいいことばかりと聞かされてるのではないでしょうか。

 虫の数を増やすのであれば、殺虫成分を組み込んだGMOを育てて殺虫剤をやめた上に農地をへらして森や野原を増やして、害虫でない虫を放せば豊かな季節を楽しむことができるのです。 とにかく、植物に殺虫成分を組み込むということはその作物を食べると効果を表すわけで、作物を食べる虫は要するに害虫に他ならないから死んでもらうのです。 

でも、害虫も地球のメンバーであり本当は生存の権利があるわけですから、GM作物の近くに非GMフィールドを用意して、無農薬にしておけば、害虫でさえ人間と共存できるのです。 でも、人間の分に手を出すと承知しないよってね。 こういう農業生態系の管理はGMOだからこそ可能になるのです。 農薬や天敵利用では、害虫とのこんな上手な共存なんて無理ですよ。 これ画期的でしょ。

  GMOとはそんな夢みたいな話も実現できる画期的な技術なのです。

 

 

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