<プレス・リリース>

2002年12月11日

モンサント社の害虫抵抗性トウモロコシフィリピンで商業栽培用の作物としてはじめての認可

フィリピン農業省の植物関連産業局は、この12月5日、モンサント社の開発した害虫抵抗性トウモロコシ「イールドガード・コーン・ボーラー(YieldGard CornBorer)」に対して商業栽培の認可をしました。同局はフィリピンの植物バイオテクノロジー製品の認可申請を審査する機関です。

フィリピンの栽培農家は今後数か月以内に、イールドガード・コーン・ボーラー・トウモロコシの栽培を開始する見通しです。

モンサント社のフィリピン・カントリー・ディレクター、ホアン・フェレイラ氏は「今回の決定で、フィリピンの栽培農家はイールドガード・コーン・ボーラー・トウモロコシの経済的・環境的なメリットを享受することができるようになった。この作物が商業栽培される地域ではこれまでの試験栽培で示されたように、収量や粒質が向上し、その結果、農家の所得も向上することになります」と述べています。

今回のイールドガード・コーン・ボーラー・トウモロコシは、フィリピンで商業栽培が認可された初めての遺伝子組換え作物です。現在アジア・オーストラリア地域で商業栽培されている認可済みバイオ作物としては、モンサント社のボールガード/インガード害虫抵抗性ワタやラウンドアップ・レディ・ワタなどがあります。

アジア地域では日本をはじめ韓国、台湾、オーストラリアなどで、遺伝子組換え作物の安全性審査を行い、食品としての許可を出しています。なお日本では、2002年11月現在で、食品として認可されているのは6作物44品種です。このイールドガード・コーン・ボーラーもそのひとつです。

モンサント社の最高技術責任者(CTO)であるロバート・フレーリー博士は「今回のフィリピンでの認可は、栽培者と政府当局者がともに植物バイオテクノロジーの安全性とメリットを認識していることを示している。この認識ゆえに、世界的に遺伝子組換え作物の普及が進んでいる。普及を牽引しているのは、農薬使用量の大幅な削減など遺伝子組換え作物のもたらす大きなメリットだ」と述べています。

フィリピン農業省の認可では、圃場試験の結果も重要な検討項目になっていましたが、現地で行われた圃場試験では、大幅な収量向上と農薬散布の必要性が減少したことが実証されました。これは農家の所得向上につながる可能性があります。

フェレイラ氏は「イールドガード・コーン・ボーラー・トウモロコシなどの技術を採用することは、最終的にはフィリピンの多くの農家と農業の自給自足体制を向上させる可能性がある」と語っています。

 


 

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