除草剤耐性の小麦、近々承認へ

 ”遺伝子組換えでない除草剤耐性の小麦の育種の話です。 人為的突然変異がもちいられており、伝統育種の一種。 でも、GMOと同じ問題を抱えているのです。 これは変化した遺伝子の性質や安全性は? また、他のところが変わっていないでしょうか? それにこれは当然クロスポリネーションすると小麦始め、それ以外の植物にも交雑により遺伝子が移り、当該除草剤では枯れない雑草ができるでしょう。 また、この耐性小麦を植えたあとローテーションで他の作物を植えたら、この小麦が除草剤で駆除できない”雑草として”生えてくるでしょう。 このような育種を複数の除草剤に対して行っているようですが、当然交雑により”スーパー雑草”ができる可能性大です。 伝統育種に本当に安全審査はいりませんか。 農業の安全性とはどう確保すべきでしょうかーじっくり読んで考えてみてください。”ーSA

ー佐羽尾 友里

 除草剤耐性の小麦が、初めて今度の春までにカナダ西部で使われる可能性が出てきた。しかし、シアナミドの社員は、過度に自信を持ちすぎないよう慎重な構えを見せている。その新種の小麦は、登録の推薦を受けるまでにもう一つのテストに通らなくてはならないのだ。

 「楽観視はしているものの、まだ確実だという実感はありません。過程を妥協したくないので(その小麦がいつ使用可能になるのかは)慎重に行っています」と、シアナミド穀物保護団体技術業務部長、ロン=ケーラー氏は言っている。 登録が二月にされたとして商業的に十分な量の種子があるのかどうかについて、彼は言及を避けた。

 まだ登録されていないアドレナリンという除草剤への耐性がある小麦は、先週レジーナでの西部カナダ農場向上展で、シアナミドが始めたクリアフィールド生産システムで今後重要な物質となるものである。クリアフィールドは、いろいろな種類の種子を除草剤と組み合わせ、認証可能な名前を付ける。シアナミドは種子製造企業に加わり、自社の除草剤に耐性があるいろいろな種子を提供する予定だ。

  どの種子も遺伝子移転技術からは生産されてはいない。――この技術は、ある種の個体から遺伝子を切り取って、他の種へつなぎ合わせるというものだ。

「カナダ小麦委員会は、遺伝子移転技術による小麦については、よい検出方法が見つかるまでは市場に出回ってほしくないと考えていることを明確にしました。そして私たちのものは遺伝子移転技術を使っていません。」と、ケーラー氏は言っている。小麦委員会広報部のジャスティン=コールマン氏は、委員会はクリアフィールドの活動を監視していると言う。

 コールマン氏は、顧客からは「今のところ何も心配は出てきていないようです」と言っている。「今後も状況を監視し続けていく予定です。」

クリアフィールドの小麦の開発では、小麦の種子を化学薬品で処理し、遺伝子物質に変化を起こさせた。そこから産出された次世代の種子をイミダゾリノン除草剤に浸し、その後植え付けを行って除草剤で再処理し、耐性があるものを選び出した。

これらの処理を施されて育った苗は、選び出されてさらなる処理が行われた。イミダゾリノンは、オデュッセイ、アサート、パースートなどの広範囲に効き目のある除草剤に有効成分として含まれている。除草剤耐性ということは、農家にとって、カラスムギのように、小麦や大麦についても手間がかからないようできるものだとしている。

  こういった、除草剤に耐性があるキャノーラは、スマートキャノーラとして長い間使用されている。新しくてまだ命名されていない化学物質に対する耐性があるこれらの種類も、クリアフィールドシステムの一部となる予定である。クリアフィールド生産部長のキャノーラ担当、アンドルー=マン氏は、この新しい化学物質は、当分の間他の除草剤に替わることはないだろうと話している。

クリアフィールドのキャノーラは、改良種子小売業者から入手が可能である。登録へ向けてこの冬一連の実験が進行すれば、その種もアドバンタシード小売業者から来春に入手できるようになる。

 小麦生産部長のデニーン=セバスチャン氏は、小麦は一度登録されると所定団体から入手可能であると言っている。セバスチャン氏は、1エーカーあたりどれほどのコストになるかは言えなかったが、「ラウンドアップ・レディ除草剤のような技術使用同意書を作成するつもりはありません。」ということは述べた。この同意書とは、生産者が、ラウンドアップ・レディ除草剤の作物からできた種子を翌年使用しないよう同意するというものである。「当方で唯一期待していることとは、生産者が現在の植物育種者の権利を守るということです。」と、シアナミドの西部業務部長ネビル=マクドゴール氏は言っている

伝統育種による除草剤耐性遺伝子がコンタミし雑草や作物が汚染されているが消費者には知らされていない


 

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