病虫害防除を怠ると大変な結果をうむーナメクジは無農薬で安全な証拠なんてとんでもないー広東住血線虫の例つい先日(6.11)、日本で広東住血線虫による髄膜脳炎で女児が死亡しました。広東住血線虫はネズミの体内におりその糞に排泄され、それを食べたナメクジやカタツムリをヒトがさわったりして皮膚や口から感染し脳で増殖して時に死にいたるこわい病気です。 去年までは年間数例で死者はいなかったのですが今年にはいってもう9名、ついに死者まで出ました。 生野菜などを調理するときナメクジがいないかよく確かめるよう警告が出されています。 この病気は太平洋諸島や東南アジアなどに広く分布し、したがって東京も危ないですね(小笠原などを抱える)。 
  無論、すべての農産品にいえることですが、特に有機野菜などでは病虫害防除より農薬をやらない方に関心が高く、中にはナメクジがいるのは安全な証拠といって平気で売っているのも見かけます。 GMOや農薬とどっちが安全なの? 有機無農薬野菜にGMOなみの安全審査はいりませんか。
  今後、地球温暖化が進めば、こういった熱帯、亜熱帯性の病害虫が北上し、こういった事件が多発し我々の健康と安全を頻繁に脅かす日も近いと思われます。  EUではこういった病害虫が少ないですが、気候が恵まれているだけで、日本とは条件が違いすぎますのであまり参考にしないほうがよろしいでしょう。

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