12月1日に発表される予定だったスターリンクの暫定食用のEPAの科学者パネル(米国)は結論を延期。 それに対し、グリーンピースらは暫定食用の判定をするなと科学者パネルに圧力。 この理由は消費者の安全を守る立場とは必ずしもいえないだろう。 もし食品の安全が最大の関心事なら、ミルクなどにも混入しヒトに抗体まで生じ子供のアレルギーの原因として、ごく最近、疑われている消化のめちゃくちゃ悪いトウモロコシの主要タンパク質や地上最強の発癌物質アフラトキシンの含有(遺伝子組換えトウモロコシでは大幅に減少している)についても評価を要求するのが自然)、 暫定食用されたら、反対運動をやりにくくなるからだろうといわれてもしかたがない。   暫定食用とは要するに他の化学物質と同様、合理的;な許容値を設けることと等価である. ダイオキシンにだって許容値があるのだ。 かれらのよりどころは、法律、規則でしかなく物事のバランスや本当の安全ではないことは明らかで”ゼロトレランス”を今後のためにもなんとか確保したいのが本音。 ゼロトレランスさえあれば害がなく有益であっても認められていないから、検出されたからと(量はどうでもいいから自分たちは検出したと再現性を否定してもよい)それだけで反対できる大変楽ちんな規則。  そこに合理的な許容値を決められては困る。 アレルギーを主張するためDNA検査を検出法とすることの合理性はSLの場合はまったくないといってよい。 事故が起こる可能性を否定できないからと高速道路の制限時速を0km/Hにして違反取締りをやるようなもの(速度を測らずにしかも安全論なしに侵入しただけで捕まえることができる。 とにかく、何らかの値が設定されることが困るのだ。彼らの反遺伝子組換え論は一度たりと総合的安全論であったことはなく、常に遺伝子組換えのもたらす利益の側面をかたくなに否定しつづけ、かわりに生じる食品や環境への安全のリスクの評価を拒みつづけていることをみれば明らかである。 運動のための運動に踊らされる消費者。 どう落ち着くにせよ、本当の安全性議論を忘れた人類史上最低、最悪の消費者扇動として記録されるだろう。

2000年12月3日現在

 

スターリンク騒動の本当の意味を考える  遺伝子組換え(GM)の選択しないことにより抱え込むリスク


 

もどる

 

../gmo_contents.htm . /gmo_title.htm   ../gmo_start.htm