飼料用組換えトウモロコシが混じっていたと環境保護団体が発表した例のタコベルの件、規則の問題はさておき、GeneticIDが図らずも”伝統育種と農法”による有害品種遺伝子の混入の危険性を主張したことになってしまったところが重要です。 すなわち:

アレルギーなどの有害遺伝子を”P"としそれ以外を”X"と仮にあらわします。

1. 飼料用で人間の食用に不適品種の遺伝子構成: XXXX P XXX。。。。

このトウモロコシは伝統育種により作製・導入された有害な遺伝子Pをもちます。

2. 食用品種:      XXXXXXXX.....

すなわち食用品種には有害遺伝子はないものと仮定します。

  ところが伝統品種にみられる有害遺伝子”P"ないしその産物のコンタミを検出する手法が確立していないため1の遺伝子構成では、検出不可能で食糧に混じっていてもよほど高濃度でないとわからない。

そこで1に殺虫成分であるBt (これ自体は人畜無害)を遺伝子組換えにより導入すると:

3.            XXXX Bt XXX P XXXX

というように、遺伝子として、無害な遺伝子XとBtおよび伝統育種により作製・導入された有害な遺伝子Pをもちます。

一方、GMである Bt は高感度に検出できる方法が確立されているため、彼らは上の3に示すように、有害遺伝子”P"ではなく、このBtを検出してしまったわけです。 ということはBtを目印にして間接的に有害産物Pの存在を示すことができると,ということと、食物アレルギーの原因の一つにこのような人間に有害な伝統品種のコンタミが深く関与しているという可能性を示した大変重要な食糧安全および医学史上にのこる泊蜚ュ見狽ナあるわけです。 

  そこで、彼らの実験と主張から次の重要な結論が導かれますj。 すなわち、食糧の安全を確保したいなら、いままで皆さんがきずかなかった伝統育種産物のコンタミに注意を払わなくてはならず、これには飼料作物が重要な位置をしめるため、これのコンタミを高感度に検出するため、飼料作物はすべてGM化し容易に人間の食糧へのコンタミを検出できるようにしておくことが重要であるということです。

  GMルール(もともと合理的でなく、しかも規則は人為的なもので不合理ならいつでも変えたらいい(事実は換えられないが)や分析の真贋はどうでもよく、かれらの主張の経緯と論理から導かれるものや指し示すもののほうが、こういった議論上では重要です。

 

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