有機農薬と毒物

 皆さんは有機農薬ということばをご存知だろうか。  有機農法とは”農薬を使わない”農業ではない。 われわれが、普通に言う残留農薬は合成農薬のことで、安全性試験をしているから規制値が設定できる(それをひっくり返して読んで農薬は危険と勘違いする)。 一方、有機農業に使われるこういった規制を受けない農薬を”有機農薬”とよぶ。 硫酸銅や木酢(木材などを人工的に蒸し焼きにしたものでかつて化学工業原料)、あるいは人為的加工(煮炊きーすなわち加熱による改変)も含まれるから、天然物とはかぎらない。 そして問題は、きわめて有毒なもの、発ガン性のものなどがあるにもかかわらず、厳しい安全性評価と審査から逃れていることである。 たとえば、有機農薬である除虫菊の成分、ピレスロイドは強い発ガン性があるし、ロテノンは神経毒であるとともに最強の魚毒(魚を殺す)である。  物質の生物に対する毒性を扱う毒理学では、毒物という物質は存在しない。 毒性を発揮するに足る量が存在するのみである。 この量を超えた場合にのみ、どんな物質であろうと、由来にかかわらず、毒という。

これらの使用や残留および毒性が調査研究され消費者の前に明らかにされるべきである。 合成農薬を使ってない、あるいは精製をしていない天然毒物をつかっていることを理由に安全性を主張することは正しくない。それらが、データーとして提示されてはじめて彼らも主張する”消費者の選択の権利と安全”が守られるのである。 

注:  物質の生物に対する毒性を扱う毒理学では、毒物という物質は存在しない。 毒性を発揮するに足る量が存在するのみである。 この量を超えた場合にのみ、どんな物質であろうと、由来にかかわらず、毒といい、その毒に中毒したという。

  有機食品での中毒事例 (ウリ、ジャガイモ、セロリほか):

Concerns cucurbitacin in squash. There is a recent New Zealnad
report of this alkaloid having increased due to pest damage
particularly in organic squash and poisoning people.

Beier RC (1990) Reviews of Environmental Contamination and
Toxicology 113, 47-137

Ames BN and Gold LS (1999) In Fearing Foods (ed by Morris, J
and Bate R.) pages 18-38.

その他危険性のあるものの例(10万種はある食品毒の可能性の一部)

References on alkaloid problems in food.


Harvey MH et al., (1985) Human toxicology 4, 187-197.

Van Gelder WMJ et al (1988) Euphytica Supplement 147-158

both concern solanine in potatoes. Up 10 fold caused dizziness and
sickness

Coulston F and Kolbye AC ( 1990) Regulatory Toxicology and
Pharmacology 12, S1-S196.



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