2月18日の農水省「第2回遺伝子組換え農作物等の環境リスク管理に関する懇談会」を傍聴した当ホームページ読者からの感想。

「今回は参考人招致でなかなか面白かったのだが、時間的制約(発表一人10分)から充分意を尽くせなかった参考人の方もあったのはちょっと残念だった。

対日輸出業者の立場で呼ばれたカーギル社に質問が集中していたように感じたが、委員は学者の方も多く、トレード・ビジネスの実態に興味を持たれたようだ。感想を述べると、

○総論と各論を、きちんと区別して論ずべき(GM問題では、いつもこれがゴチャゴチャだから議論が不毛になる傾向が強い)。

○マーケットは、ニーズ(需要)で動くが大原則。Non−GMビジネスでの価格は、殆ど相対で決まる。

○コモディティとNon−GM品は、(同じ大豆やコーンでも)商品自体もマーケットも全く異なるものであるという出発点の理解が必要。

○更に事実上GMシングル・トレイトの大豆と、コーンやなたねとはIPハンドリングにも難易差があり、同列に論ずることは出来ない。

○量が増えれば価格は下がるのが常識だが、Non−GMのIPビジネスに限っては施設のキャパ・手間の問題やインフラの新規構築を伴うため、この原則は通用しない。

○Non−GMのNonとはゼロ(播種用種子段階から100%のピュリティは保証しえない穀物の取引では概念でしかない)を意味しない。あくまで制度上の規制に沿った証明書(誓約書)が付くだけ。

○従い国際商品である穀物には、Non−GMの定義、担保する検査法(サンプリング法)、意図せざる混入などに関する国際的なコンセンサスが必要。

○トレーサビリティは概念としては分かるが、コモディティに対しては不可能。 仮に部分的に実行可能としても莫大なコスト増を伴うから、予見されるリスク(ホントにそんなことが必要な程ハイ・リスクか)との見合いで考えるべき。」

2001-12-19


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