最近の海外のGMOをめぐる憂慮される動向とマスコミの役割ー ある読者から。 


ところで最近のタイではこんな状況にー大企業を狙ったGPの仕掛けに共同はじめ各メディアが踊らされている、ではないだろうか?このままだとヨーロッパとアジアは「21世紀の魔女狩り」になってしまうだろう。

「04/10 20:04 遺伝子食品表示せずに販売 日清食品などがタイで  外経101【バンコク10日共同】国際的な環境保護団体グリーンピースは十日、日本の日清食品など世界的な食品企業が先進国では規制されている遺伝子組み換え食品をタイ国内で販売しているとして、タイ政府に対策を講じるよう求める声明を発表した。        
 グリーンピースによると、昨年十二月にバンコクのスーパーで販売された日用食品三十品目を香港の独立研究所に委託して検査した結果、日清食品のカップめんやネスレ(スイス)のベビーフードなど七品目に、遺伝子組み換え作物が使われていることが分かった。
 これらの製品は組み換え作物含有の表示がないまま販売されている。タイ政府は遺伝子組み換え食品の表示を義務付けていないが、日欧では安全性や環境への懸念から表示を義務化している。   
 グリーンピースは「世界的な食品企業は先進国と発展途上国で二重基準を適用しており、タイの消費者は実験用モルモットのように扱われるのを拒絶する権利がある」と非難。タイ政府に対し、厳格な表示義務付けを早急に実施するよう求めている。」 

タイはGMの商業生産を全面禁止しようとしているが、この法律は4月6日現在発効していない(DPA)。Non−GMビジネスしようという下心は1本目にある通り。しかし、これは播種段階の話で、原料輸入や食品製造まで禁止することは現実的に不可能であるはず。さらにGM表示規則はないし、味の素事件で明らかなように、こういうグローバル企業では、販売国の規制に合わせて食品を製造販売するのは当然のことである。弾劾されている企業はなんらイリーガルなことはしていない。しかしながら、ネスレなどが本社ベースで、ベビーフードなど
への不使用宣言をしており、香港ベースのGP検査結果が正しければ、それはミスに当たる。
GPの先進国では規制されているという主張が表示に関してのものであれば、北米は後進国ということになるし、GM食品を販売禁止している国は世界中探してもない。また、共同の記者の大きな間違えは、少なくとも日本では「安全性や環境への懸念から表示を義務化」しているのでは断じてない。これは大変なミス・リードであり、「消費者選択」を最大の表示義務化目的にあげた農水省も、顔にべったり泥を塗られた厚生省も断固抗議すべきだろう。
ともかく、メディアの皆さんは、一切の科学的証拠なしにGMは危険という感情的予断をベースにしたGPのプロパガンダに乗るのはいい加減にしたらと思いますが。

2001-4-20 

 


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