有機農法の世界規模の拡大は、人々を飢えさせるのみならず深刻な環境破壊を生む?

米国で有機は大変しんどいとの本音がウイスコンシンの実践者から聞かれる。 あまりの労働のきつさに去年80家族に野菜や果物を提供した有機農家はことしは40家族ぶんに減少。 この農家は、有機を楽しむのはいいが都会生活をすて、虫取りに専念するような生活をみんなができるだろうかと述べ、またとてもみんなが満足に食べられるような生産力はないと。別の分析によれば、米国の農業を全部有機にかえるために必要な有機窒素原は3分の1しかなく、これをどう生産するかが重要であり、ミシシッピー河畔の東側半分の森林を伐採しクローバーやオートの栽培に当てる必要があるだろう。 それでも環境グループは世界の農業生産を有機にすべきと主張する。また、40%の食糧減産を17億エーカーという広さの農地の増加でカバーするしかないが、そうなると世界のエコシステムは一体どうなるのだろうか。

  我々が、有機に対し懐疑的なのは、有機農業を主張する人たちからこのような食糧生産に重要な量的な確保を見据えた総合的議論が聞かれないで、いいことばかりが非定量的に語られることにある。 有機農業推進者といえどもこのような量的、総合的議論に参加すべきである。 例えば、有機自体がエコシステムだから森林を大規模に伐採してもいいと考えるかどうかである。  

 

2001-4-4


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