EUに蔓延する狂牛病と口蹄疫に代表される農業危機とイデオロギー

3月24日 日本はついにEU産豚肉の禁輸に踏み切る(3/23)。 これでEUの食材の安全神話は完全に崩壊した。 円安も加わり、豚肉の不足と値上がりは必至。 EUのイデオロギー農業は世界の農畜産を混乱に陥れ始めており、食糧需給の不安定化と”食糧インフレ(食糧価格の急上昇と供給の枯渇と高価格による販売不振による農家と消費者の共倒れ)”が懸念される。  EUの有力団体は狂牛病と口蹄疫の今回の勃発は”近代的集約農業”のせいであると主張しているが、同様の”近代的集約農業”を行っている日本などEU以外の国では、このようなことは起こっていないから、EU特有の問題があると考えるのが妥当だろう。 それともEUの農業は”超近代的”だったというのだろうか。 いずれにしても”集約的農業”のみに包括的な主原因をもとめ、より強く”教義”の実践をもとめる姿勢は、真の問題から大衆の目をそらし原因の究明と事態の収拾を遅らせるだけである。このような事態を引き起こしたEUのイデオロギー的農業は今後、厳しく糾弾されなければならない。 特定の”教義(イデオロギー)”を合理性を充分に議論せずに実践するよう要求する農業は有害である。 これを機会に、各種技術を”是々非々”判断により有効に利用した合理的農業を目指さすべきである。ーー今、EUの畜産関係専門家が集まり、ワクチンの使用を今ごろ、真剣に検討を始めたことは遅きに失した怠慢と言えるだろう。

----その他、参考

3月23日 1. EUの口蹄疫は依然コントロール下にはないーさらにアイルランドとオランダで新たに発症を確認ーすでにEUでは435頭の確認と27万2000頭の家畜のと殺が行われた。今後も増える見込みで少なくとも8月までは続くとの悲観的見方になりつつある。 しかし、家畜にも屠殺ではなく予防治療を受ける権利があるのではないのか。 

2.   口蹄疫にワクチンがあるのに使わないのは、やはり”イデオロギーの名誉”のためであることがロイターの口蹄疫FAQで理由として明確に説明されている。 けしからんことだ。 さらに、ヒトへの影響については”皆無”ではないようだ。 全く安全とは専門家は言っていない(1967年英国で人間の感染例)。 実害の認められないスターリンクでも賠償させられたわけだから、 EUには手段があるのに怠慢でこれを招いたということで動物愛護の観点からもこの損害を賠償してもらう必要がある。 

WHY IS THERE NO VACCINATION?

A vaccine does exist, but many countries are loth to use it as a preventative measure as it leads to the loss of a much prized ``disease-free status.''

Several countries refuse to buy meat and meat products from those which have vaccinated their livestock against foot-and-mouth and the European Union has also ruled the vaccination out, saying it is too costly and potentially ineffective.

The EU has called a special meeting of its Standing Veterinary Committee on March 23 to discuss the possibility of resorting to emergency vaccination in the wake of the Dutch outbreaks.

2001-3-24

その他、参考


もどる

../gmo_contents.htm . /gmo_title.htm   ../gmo_start.htm