仏陀のクローニング?ー仏教への侮辱

 

  以前から、グリーンピースなど一部のGM反対派のなかには、遺伝子組換えは仏陀をクローン化しようとするようなものだと比喩して解説しているグループがある。 おかしいのではないか。 というのは仏陀がまず、我々と同じようなDNAの遺伝子をもっているということをだれが証明したのか、あるいはそうであるとなぜ知っているのかということである。 われわれ遺伝子研究者は仏陀や神がDNAである遺伝子をもっているとはだれも思っていないし、人間の科学で仏陀や神がクローン化されたりするなどとんでもない恐れ多いことである。 それを簡単に”仏陀のクローニング”などというグリーンピースはいったいなにものなのだろうか。 かれら自身は仏陀や神の成り立ちを知っている地球外生命体とでもいうのだろうか。 どうやら仏陀をクローン化する方法をかれらグリーンピースは知っているようである。 科学者としてはどうやったら仏陀をクローン化できるのか、仏陀に遺伝子DNAがあるのかどうか勉強のために教えてもらいたいものだ(無論、我々の倫理観では、知ったとしても神をクローニングするなどとてもできない)。彼らに遺伝子組換えの技術を使わせれば、かれらは仏陀のクローニングをして見せるぞと自ら告白しているとも受け取れる。 断じて彼らにGMを渡してはならぬ。 

  それとも、彼らは仏教がなんであるかをご存知ないとでもいうのだろうか。 宗教と科学の区別がついていない発言が英国のグリーンピースの支持者である、チャールズ皇太子から頻繁に聞かれるが、彼らが、超神的(すなわち、仏陀や神をクローニングできる立場ということ)な地球外生命体でないならば、単に勉強のできない人たちということだろうか。 英国のロンドン大学のある教授はチャールズ皇太子の宗教観に関して、もう一度学校に入りなおして勉強したほうがいいと去年いってたのを思い出す。  すなわち、彼らの幹部の方たちは仏陀についてもっと勉強したほうがいいということではないか。 仏陀をクローニングするなど軽軽しく言うべきでない。 まして、私は仏教徒の一人としてもこのような解釈には、疑問を抱かざるおえない。 彼らはあたかも、自身が地球の運命を知る神のような発言をしばしばしているが、そのなかでも、このような遺伝子組換えに対するフレームアップは仏教を侮辱するものであると断言する。 

 

科学者であり同時に仏教徒でもある曹洞宗の檀家より(大分県)。

 


 

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