やっと厚労省はEU産の牛肉と関連食材の事実上の禁輸と欧州からの医薬品、化粧品原料や血液の輸入、献血制限の強化などを発表。 遅いね。 でも食材の事実上禁輸のやり方は大変面白い。 基本的に業界の自主判断だが(EUの食材はとにかく安全という売り込みを信じ込んでいた企業も少なからずある)、輸入にあたってBSE安全証明添付を義務付けるが、その安全証明は信用できないから事実上の輸入禁止であると言明した。 英国、フランス、スイスなどのEU諸国となっている。 すなわち、EUの安全証明が世界でもっとも信用できない危険なもののひとつであると公言したわけだ。 じゃ、これまで輸入した分はどうなるのか? それと、この間10年間にわたってEUが主張して来た自分ところの牛肉の安全性議論をどうするつもりなのか、黙っておやめになるのか。 EU特有のリサイクルの観点からの動物体の有効利用が裏目にでたわけだ。 これは、スターリンクとは比べ物にならない仮想でも空想でもない現実の危害であり、潜伏期が長くこの先子孫の何代先にどんな影響が及ぶかすら予断をゆるさない。 そして、この10年間EUはそれを知りえたはずだ。 特に予防原則を掲げあたかも自国は食品安全性のリーダーのようにふるまったフランスなどはゆるせない。 またそれを鵜呑みにした食品会社や消費者はいったいどうなるのか、しっかり損害賠償でもしてもらいたい。 やはり、食品は、当HPが発足以来主張してきたように科学的なかつバランスの取れた情報提供にもとづく総合安全性と総合的リスク管理を徹底すべきで、偏向した情報提供とスローガン的イデオロギー的仮想議論はいかに有害であるかを認識すべきである。

2001-2-9


 

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