GM関連ニュースヘッダー。 遺伝子組換え食品、環境関係の最新の動きの見出しと解説、視点を掲載しています。 既存、伝統リスクに関する情報も同時に掲載します。詳細は取りまとめ次第順次掲載していきます   01/10/01 10:13    First year of the 21st century: 本年もリスク比較とリスク交換の原則で臨みますのでどうぞよろしく。 年頭の辞ー21世紀は食糧問題が環境問題とともにクローズアップ.   遺伝子組換え生物情報表紙へ戻る 伝統育種トウモロコシにまたまた有害物発見(2001-2-11)   食品の安全性 遺伝子組換え、バイオテクノロジーニュース総覧 明日を憂えて今日に死す


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5月20日 伝統育種の危険性と不可知性について徹底的に検証すべきであるー育種担当者や種苗会社が語りたがらない真実と実態

5月18日 1. GMコーヒーについて、商業化もまだされていないものに例のごとく反対の大合唱。 こうなったら、伝統育種なるものの危険性と不可知性について徹底的に叩くべし? 交配育種とて、作物の種類によってはトリカブトや有毒ナス系統など有害植物や有害系統と交配すれば毒物、有害物の生成能力を導入しないという保証はなく、先祖がえり(消えたはずの遺伝形質が現れる現象の総称で原因不明であることも多い)などで有毒化することもある。当然、突然変異育種も危険だ。 自然に起こる変異だと消費者は思っているが大きな誤り。 まず、1.放射線はじめ各種有毒物を使って明らかに人為的に(意図的に)新品種を作る場合があること。 2. また”自然にできた”とは、すなわち原因不明である日突然新品種ができたというこたぐいのこと。 3. 最後に、どこがどう変異しているかほとんどわからないまま市場にだすから、危険であることであり、”自然かどうか(すなわち原因不明かどうかに等しいが)”が有害、無害の判定基準になるはずがない。 核実験や自動車の排ガスや有害化学物質などで突然変異したのかもしれない。それをどうやって検証するのか。 ”自然にできたもの”が安全だ、あるいは原因不明だが少なくともそういった有害物が”絶対に”原因じゃないと一般的に証明できる人がいたら驚きに値する。 育種の世界では、”自然”とは原因不明のことをさすことも多い。 すでに伝統育種による害悪は世界に氾濫している。 いまこそ、伝統育種を見直し、逐一安全審査に掛けねばならないときだ。

5月12日 1. 日本でも一部マスコミが取り上げている、遺伝子組み換えRRS大豆の収量についての通称”ベンブロックレポート”は、ベンブロック一族のビジネスの一環と見ていいだろう。 収量が下がると大騒ぎしているが、農作物の育種で選抜形質で収量を優先しなければ下がるのはあたりまえで、そのときの下がりかたは、10−20%にも及ぶことがある。 たとえば、ササニシキなどである。 これに比べれば、RRSの収量問題は5%増えるか減るかのレベルであり、主たる選抜形質が除草剤耐性であるから、作物育種的および農業的に何の問題もない。 収量の実感は農家サイドがもっとも敏感だから、60%を超えるような作付けになるはずがない。 収量減や病虫害問題をいうなら、日本でいえば、銘柄米は”農業を破壊”することになる。 収量の多い品種をベースにして味のいい米や病虫害耐性などを主体に育種すれば、収量は減少しやすい。 一部にこれを遺伝子組み換え特有の問題のように説明されているが、大きな誤りで育種一般の常識である。 遺伝子組み換えはむしろ逆に、因子の厳密な選別によりその一般育種のマイナス面をカバーすることもできる。 一部マスコミは育種をまったくご存知ない”反対派専門家”の意見だけを取り上げすぎである。 さらに除草剤の性質も重要だ。 RRSの栽培が増大すれば、耐性がでやすく環境に残留性の除草剤の使用が減少するのであるから結構ではないか。 こういったプラス面をかたくなに黙殺あるいは知らないような一部マスコミはいったいなんなんのであろうか。 ベンブロック一族の機関紙といわれても仕方ないのでは。

2、 FAOでは、いろいろ議論はあるが世界食糧需給のためにはGMは必要と言明。 理由は、世界の耕地面積が人口の増大にともなって減少しているためである。 化学肥料や農薬の投入にも制約と限界があるとすれば、生物側を効率的に変えるしかない。 これには、精密なGMが安全面においても有効であるのは当然だ。 たとえば、当HPが関係しているある植物遺伝子は、作物のリンの吸収を促進するので、リン肥料が少なくても成長が促進される。 ちなみに肥料資源のなかでリンは重要であるが枯渇ぎみである。 こういった遺伝子を用いた組み換え作物は農業生産的に極めて重要だ。

5月11日 1. ブラジルは、南部地域で今週に11例の口蹄疫が見つかって以来、周辺の家畜を屠殺するとともにワクチン接種を推進すると発表(EUみたいになりたくないだろう)。 ブラジルは1億6千万頭の家畜を有する世界1の畜産国である。 すでにワクチン接種対象の400万頭のうち100万t頭に接種を終えているという。

2. スリランカがGMを含む食品を加工品も含め全面禁止。 これに対し、米国は、科学的根拠がないとして非難。 また業界からは実行性の問題があると指摘。 伝統育種がいかに遺伝子に問題を引き起こしているか、ご存知ないようだ。

5月10日 1. 米国は口蹄疫対策のためのEUからの禁輸を一部の国を除いて順次解除へ(USDA)。

5月9日 1. 口蹄疫は、EUでは一段落? 一方で次はブラジルがあぶない。 ところで口蹄疫以外にも家畜の病気は多々あり、次になにがくるか、来たときはどうなるかを今回如実に例示したと見るべきだろう。 それと、テロリストがこれらの病気を拡散させる危険が米国ではまじめに論じられ専門家も警告している。 皆さんご注意を。

2. さてそのブラジルだが、着実に口蹄疫が侵攻しているよでありお隣のチリは国境を閉鎖するだろう。 この国も、外国に肉をプレミアムつきで輸出しようと例のフランスにある機関から”ワクチンを使わないで口蹄疫を撲滅”の症状をもらうつもりでがんばったが去年、口蹄疫が発生したため”お預け”となっていた。 このイデオロギー的賞状をもらう途上で挫折したことになる。 余計なことしなきゃいいのに。 こう見てくると、このフランスの機関(International Epizootic Office (OIE). )は今回の世界的な口蹄疫の爆発的蔓延に重大な責任をもつべきである。

2. デュポンがトウモロコシベースの繊維を開発。 着々と進む主要工業原料のバイオマス化。 恒常的炭酸ガス;リサイクルの達成と持続的生産の拡大を可能にするか。 そのうち、RRS大豆(GMによる除草剤耐性大豆)につかう除草剤、ラウンドアップ(グリホゼート)も大豆のバイオマスで製造でなんてことに?  

5月8日 1. 組み換え大豆RRSで除草剤耐性が増加し農業が滅びると主張するベンブロックレポートにASAなどが反論。 農家サイドではRRSは今年には全米で63%に達するだろうと予測。 しかしベンブロックは収量減に加えて、まず除草剤耐性の問題をいうが、もともと大豆栽培に除草剤をつかうこととこれまでの大豆の除草剤に対する耐性獲得を考慮していない。 また、Roundupに耐性がでたものがあれば適宜その他の方法で駆除すればいいわけである。 病気の問題を指摘するが、実際に病害が他の農場より多いということはない。 菌数が増えてもそれに比例して病気にならないということは、逆にRoundupで植物が健康になったか菌の病原性が減少したかと解釈も成り立つ。  ベンブロックは固定観念にとらわれすぎている。

収量減をもっとも感じるのは農家ということをしらないね。 60%も植えるはずがないし、米国の大豆の収量は大豆作付け面積増大に比例して上がっている。 収量や病気を問題にするなら1-2割減で耐病性の低い銘柄米の作付け推進も問題だし、へたすると半分以下、病害がでると全滅するともいわれる有機なんて大問題だ。 有機農法では雑草は人力除去で、耐性以前の問題。 言い換えれば、雑草ははじめから耐性雑草ということだ。 どうして有機が農業を壊すといわないのかね。 あの地球法廷ででてたウィスコンシンの有機クラブ農家も、有機は面積と労働の割に生産が低いからしんどいって告白してるのにね。 

5月7日 1. アルゼンチンがGM綿を認可。

2. RRSの反収は低いというベンブロックがまた同じ趣旨のレポート。 こういうのにも季節があるのかなあ。 とにかく永遠に続く? 

3. BTの標的外昆虫の話がまたぞろ(これも季節かも)。 でもこれを言い出すと、生物農薬として広くつかわれているBT剤自体をやめねば。 これより、有機農法に使われる木酢始め有機・一般をとわず通常の農薬の標的昆虫の正確性のほうがはるかにおとる。 片方(GM))の風呂の水は顕微鏡でみて大腸菌がいるから危険といって、片方(伝統)は肉眼でみてなにもみえないから安全というのとそうかわらない。 同じネタは毎年繰り返される? それとも災害は忘れたころ、すなわち消費者の関心が薄れ始めると?

5月5日 1. 英国では首相が、早々と口蹄疫戦争に対し勝利宣言。 1500件を超える感染を出しながらその増加率が減少しまた、口蹄疫感染が疑われた15名が全員白であったことなどによる。 一方で、デンマークの肉に、処理がルールに反しているとして狂牛病の恐れありとクレームをつける余裕?  しかし、その犠牲となったおびただしい家畜の死骸と焦土と化した牧場を直視し今後我々は何をなすべきかざんげすべきであろう。 また米国は、英国などをのぞく他のEU諸国からの食肉の輸入禁止を来週にでも解くつもりだとUSDA長官が言明した。 アメリカは1927年以降、口蹄疫フリーの優等生である。 その理由は、家畜の最新の技術を含めた衛生管理と防疫が上手くいっているということが大きいが、成長ホルモンを投与すると家畜が病気などに強くなることも知られている。 消費者は意外とこの歴然たる事実をご存知ないが、以外とこんなところにも、口蹄疫フリーの要因があるのかもしれない。

2.ところで、オランダでは1997年以降では15件目、2001年では8件目の狂牛病の牛(6才)が発見され、依然くすぶる危険性が改めて示された。 イタリアでは専門家が、いまや狂牛病は、動物から人への感染より、人から人への感染が問題になると言明。 輸血や手術、その他の感染経路があると指摘し、検査を徹底するとともに、病原体を不活化するため器具の134度C8分のオートクレーブ滅菌を励行すべきであると提言。 我々はすぐに行動に移さなければならない。 15-20年まって病気が人間に感染していたかどうかを確認している余裕はないと。

5月2日 1. 米国では、脱石油に農産物起源のバイオ資源を続々開発、ディーゼル油やガソリンの代替、コーンプラスチックスなど。 このような需要を満たしながら、化学物質や肥料の使用を減らし、かつ環境破壊を最小限にし可耕地を増やすとともに農産物を増産するにはもうGMしかない。 農作物を石油の代わりにすれば、大量の炭酸ガスを排出してもいずれ太陽光のエネルギーで同量の農作物に吸収されるリサイクルが自動的になりたち、炭酸ガスが地球大気に蓄積・増大することは抑えられるという理想的な循環型資源となる。 この観点からいえば、排出量削減と風力などの利用を大上段に振り回す京都議定書には致命的な欠陥があるといえよう。 風力や水力あるいは太陽エネルギー直接では炭酸ガス固定能力はない。 炭酸ガス排出と固定を切り離すだけである。 さらに風力や潮力発電、深層水利用は施設建設や運用により環境を破壊する。例えば美しい緑豊かな渓谷に風車が立ち並ぶ姿は想像するにおぞましい。日本や特にEUの告発型、削減型のネガティブ選択の環境政策はもう古い?

2. タイでRRS(GM大豆のひとつ)が食用認可。 次はイネが焦点に?

3. 砂糖業界はGM砂糖大根を植えないよう農家に要請(米国)。 

4. 好評のGM種子。 革命は現場から。

5. GM小麦の是非論が盛んだが、感情的な理由以外はあまり明確ではない。 除草剤耐性の小麦はすでに伝統育種により作られおり、皆さんの知らない間に流通し食用されるようになっているが遺伝的にはどうなっているかとか安全性については十分に調べられていないから、伝統育種小麦がGM小麦より安全であると結論するのは困難である。 むしろ、伝統育種で危険な毒ガスなどつかって種子に突然変異を誘導するより、GMによるほうが安全という議論がなりたつ。ーこれを極論と評する向きもあるが、調べもせずに伝統育種が安全と言い切るほうが極論だろう。 調べることはちゃんと調べてからものをいってもらいたい。

5月1日 1. 英国での口蹄疫の人への感染の疑いのほとんどはネガティブで一安心だが、英国畜産業の再編は必至。 生産より質や環境ということらしいが、簡単にいえば食糧減産ということだ。 EU全体も同様の方向だが、このイデオロギーの行き着くところは大変興味深い。 この大騒動は、EUのイデオロギーシステムが震源であり、さらに米国に対抗して自国の農産品を強引に売り込んだ結果、世界に波及した経緯があるだけに、EU自体の問題だが、それを簡単に世界全体に当てはめられては困る。 口蹄疫や狂牛病が脅威ではない国も多い。

2. フランスでは狂牛病にかかった19才の患者が死亡。 これでフランスで3人目の死亡者となる。

3. 当然、EUはGMに対して、過激になる(特に英国の一部とイタリア)が、米国に対する八つ当たりと取られても仕方なかろう。 EUは農業貿易分野で、一転して劣勢になってしまったのだ。 これまでの強引なイデオロギー路線を反省すべきである(根拠の薄いEU産品安全論など)。

4月29日 1. 英国の口蹄疫は深刻な破壊的段階へ。 家畜での発症数が1489例を数え衰える様子もない上、すでに12名の口蹄疫に感染したと見られる患者(人間)をだし、英国の酪農家のなかには離農を始めるものも。 ワクチンを使わない代償としては高すぎる。 さらにオランダでは屠殺の補償が安すぎるとしてトラクターの行列の低速運転などでラッシュアワーの道路を閉鎖。 一方、ワクチンで口蹄疫を撃退し、成果をあげつつあるアルゼンチンの肉の輸入をEUが半年程度以内に再開する意向と報じられる。

4月27日 1. 米国の食品大手グループのハーシェイフーズが、一部の株主から出されたGMおよびホルモン不使用議案を大差で否決。 提案者のグループは自身の票すらまとめきれなかった。 これらはFDA,EPA,およびUSDAの安全審査を受けて合格しており、他食品と比べても安全性に問題がない上、これらの非使用産品と分離流通は極めてコストも大きいうえ事実上完全な分離は不可能でありまた不必要であると判断したと社長は語った。 − そらそうでしょう。 食品はO157はじめ病原菌、アレルゲンなどの混入で回収されることも多く、そこに、GM等不使用を宣言したばっかりにダイオキシン以下のごく微量が検出されただけでの回収が重なれば、しょっちゅう回収してなくてはならず、社会的損失は膨大になる。

2. 英国口蹄疫は1484件に。 屠殺を免れた子牛物語が報道されたが、ワニの目にも空涙か。

4月26日 1. 英国では1471件の口蹄疫。 一日あたり20件のペースで安定にコントロールされている? 記念すべき2001件まであと一月!  当HPの知り合いが、半径3km以内の家畜の銃殺後石油をかけて野焼きし、さらにその地域の焦土化作戦で立ち込める煙のシーンを見て”ファーミングインフェルノ!”と叫んだ。

4月25日 1.米国植物生物学会(ASPB:American Society of Plant Biology)の植物バイオに関する声明文(英文)。 

2.  同じ米国でもイリノイは、GM大豆の植付けが盛んで59%(全米平均約54%)の作付け。 皮肉にも有機農業のあこがれであるのひとつである不耕起が容易に実現でき、しかも収量を減らさずに環境残留性と地下水汚染に問題のある農薬を使わないですむなどのメリットは大きい。

3. 英国の口蹄疫防止で、屠殺・償却路線による環境問題が深刻に(ダイオキシンも取りざたされている)。 その発症件数は1456件に。 また、48時間以内に人間への感染の確認が得られるだろうと、更生担当官が言明。 確認されれば、2月以来の勃発ではじめてのケースとなる。 まれに起こることだそうで人間での症状は軽いと弁明。

4. アベンティスは、スターリンク含有の上限値を設定するよう提案。 まともな提案だが、皮肉なことに有害性が確認できないためそう簡単には設定はむずかしいという奇妙な状態が続く。 ダイオキシンやアフラトキシン、農薬などは有害だとわかっているから上限値が設定できるというのもおかしな話。 世代を超えた影響をいうが、有害とわかったものはもっと懸念されるはず。 それとも、そのような有害物質の世代を超えた有害性のすべてをわれわれが知り尽くしたから上限が設定できたとでも言うのか。 

4月24日 1.英国口蹄疫は1442件に。 さらに、屠殺に携わった人に口蹄疫が感染した疑いがでたため、1967年の人間への感染事例もふくめ騒動の拡大に拍車がかかるのは必至。 同じ脊椎動物でしかも哺乳類の家畜の病気だから遺伝的に極めて近い人間が感染する可能性については当HPでもすでに指摘したとおりである。 こわいのはこのヒトへの感染がウイルスの変異と選抜を生み、新たなクローンが生じ人間に感染する力を強めるのがこわい。 ウイルス病としては、インコやオウムから感染するオウム病や豚を宿主とする日本脳炎があるのはよく知られた事実である。 ここまで拡大ししかも屠殺作戦という、病気の家畜と人間が接する機会の多いヨーロッパ流の”自然な方法”を駆使すれば口蹄疫がいつこうなっても不思議ではない。 英国では口蹄疫にかかった人間も家畜同様死刑にするとはさすがいわないだろうがね。 いくらなんでも人間はワクチン打ったりして治療してもらえるんだろうな。 

2. アルゼンチンで口蹄疫発症が294に。 必死のワクチン接種は、全家畜数5000万頭のうちまだ1700万頭。 フランスからいただいていた”ワクチンフリーで口蹄疫フリー”の賞状の後遺症はひどい。 現在ワクチン使っているから、この賞状は没収されている。 でもそんな子供だましの賞状はいらないよというのが現在の心境だろう。

4月23日 1. 英国の口蹄疫は順調に増加して1435件に。 オランダと北アイルランドとも負けじと1増でそれぞれ26と4に。 不自然であるとして依然ワクチンを拒否するEUに対し、ワクチンなしの段階で250件の口蹄疫が報告されたクエートでは、周辺の家畜にワクチン接種を実施中でそれ以上の拡大の懸念はもっていないと当局者。 ワクチン接種からもれた牛が病気にかかるわずかな発症が最近の状況であるとのこと。 病気が発生すると、殺害する前に治療や予防を試みるのが自然な人間の姿ではないか。   傑作なのは、ワクチン使用で撲滅を図るクエートが、ワクチンなしで”自然に”口蹄疫の撲滅を図ろうとしているEUの畜産品を禁輸していることをはじめ、EUは米国に対し”EUに対する禁輸はけしからん”と対立しているというイデオロギーの争いであろう。

4月22日 1. 英国の口蹄疫数は1403件に(www.maff.gov.uk)。 

2. 世界の食糧生産が増大すると予測されるにもかかわらずエジプトで今年は620万人(10人に1人)が食糧不足になるとFAOが予測。 彼らを救うためには640,000 トンの穀物が必要という。

4月20日 1. 英国の口蹄疫の発症は1396件に。 1400を突破しないとは誰も予想しないだろう。 2000の大台も近い。 それでも英国は口蹄疫をコントロール下にあると政府。コントロールとは、一定の増加率を保っているという意味(増加率の増加がないこと?)か? 政府はワクチンを使うつもりだが、農家側が反対。 動物愛護先進国のはずが、家畜が医療を受ける権利をみとめないのか! 

2. 最近、海外で伝統育種リスクとGMリスクの比較などのまともな食品安全論がぼちぼちマスコミに登場。 それに比して東南アジアでは、NGOが反GMの大キャンペーン。 モルモットにするなということらしいが、いったいどちらがモルモットにしているのかわからない。 遺伝子のどこがどうなってるかわけのわからん伝統育種品で無認可大規模試験を続ける気か。 情報通の方の論説

4月19日 1. 英国の口蹄疫は1372件に。  2.GM表示法の実行状態を本来の立場から厳しく監視することが必要である。

4月18日 1. 遺伝子組換え食品表示法にもとづいた不分別表示をブーイングするのは不法行為にあたり、損害賠償請求の対象となるのではないか。 場合によれば営業妨害ともなろう。 さらに、時々見かけるがHPやチラシなどで遺伝子組換えは安全表示であるはずでそれを危険だからこちらが安全と安全審査されてないのを推奨販売するのは詐欺罪にあたるのでは? アフラトキシンや農薬含量とはことなり、GM表示は危険表示ではなく、成分表示の一種である。 有害物は基準以上では表示しても販売できないのはあたりまえだが、奇妙なことに有害物や毒物は検出されてもレベル以下であれば表示義務がない。 GM表示が有害表示だと主張するなら、農薬物や毒物などはレベル以下であっても表示すべきである。 反対派の表現をかりれば、消費者をだましていることになる。 すなわち、法律をたてにGM含有の厳密管理をもとめる反対派は、食品安全性のうえで大きな矛盾を犯している。  

2. 英国の口蹄疫数は順調に増え1342例に。 それでもワクチンなしでの撲滅ステータスにこだわる。 モウおぬしは切られているのだ。 そして死屍累々とした国土に、焼却の煙がたち、観光に大きなダメージを与えているそうだ。

 

4月17日 1. 口蹄疫:英国1320; オランダ25; 北アイルランド5. 英国では屠殺パニック。

4月13日 1. アルゼンチンの口蹄疫は175に。  2月にワクチン使用を開始、フランスのパリにある認証団体から”ワクチンなしの口蹄疫フリー”の称号を剥奪されたが、そんことはお構 いなしに1700万頭の家畜にすでにワクチンを打ちおえており、残りの4900万頭 の98%にワクチンを打つ計画を推進。 近隣諸国とも連携をとり口蹄疫を4年以内 に撲滅し”ワクチン使用による口蹄疫フリー地域”を達成する計画である。  EUのイデオロギー路線とは際立った対照である。

4月12日 0. 米国FDAがGM食品表示のガイドラインを策定

 1. 口蹄疫の発症は順調。 英国は45増の1208、オランダは2増の22.この計算でいくと一月後に英国では2000をゆうに超えることになる。

4月11日 1.口蹄疫数は英国1163例、オランダ 20例に着実に増加。そのうち新種のウイルスクローンにならなければいいが。 容赦なしの家畜と殺の一方でEUは動物愛護の動きを強める人間の処罰を含む法案を準備ー徳川綱吉の教え? さらにケニヤではアメリカのグループが、440万人の飢えている人たちに動物愛護のため菜食主義者になれとアピール。 でも、動物のえさと競合したらどうするんだろ。 こんどは飢えて死ねとでも?

2. アフリカでは今年、旱魃と洪水で食糧生産が著しく低下し2億8千万人が飢えるだろうと分析(FAO)。 来年は改善する見通しとのことだが。 深刻な食料不足の国々は次のとおり:Angola, Burundi, the Democratic Republic of Congo, Republic of Congo, Eritrea, Ethiopia, Guinea, Kenya, Liberia, Madagascar, Rwanda, Sierra Leone, Somalia, Sudan, Tanzania, Uganda.

4月10日 1.米国のロックフェラー大学の研究者が、作物の耐旱魃性を発揮するための遺伝子を同定しその利用に道を開いた。 バイオテクノロジーへの応用が期待される。 また、最近、GMに関するバランスのとれたまともな論説が散見される。 GM Food--Another View (http://www.w3.org/TR/)

2.NHKブックス(No.911)の新刊(3月20日初版)三瀬勝利著「遺伝子組み換え食品の『リスク』」(税別970円)は、なかなかバランスの取れた好著だと思うが、GMOより抗菌製品の方がはるかに問題だと主張しており、なるほどと思っていたら、今日発売の「サンデー毎日」が抗菌製品を大きく特集した。ー世の中にはGMよりはるかに大きいリスクkがたくさんあるよね。

3. 口蹄疫はモウ大変。 免疫のない動物を次々に(英国)。 感染地域は減少どころか、逆に増加。 東西に拡散し始めたようだと関係筋。 免疫のみつかる動物を長期にわたり徹底的に除去してきたためか、かくも簡単に感染拡大。まるでウイルスを感染力を指標にクローニングしてるみたいな状態 764,000頭がすでに予防医療も受けずに屠殺され440,000 頭が屠殺をまち、498,000頭分の肉が処分された。 最終的には英国の家畜6000万頭のうち半分以上が屠殺処分か。

4月9日1.英国口蹄疫は1134に。 オランダは2例ふえて17例に。 山場を越えたとはいいがたいと英国筋。  

4月7日 1.英国の口蹄疫症例数は1081に。 オランダは15例。

2. イタリアでは農業大臣と保健大臣がバイテクの是非をめぐって激しい論争。 保健大臣はこれを”視野の狭窄”と批判、ものごとは科学的に冷静に見なきゃいけないし技術の進歩のために研究が必要と当たり前のことをいうのだが、これに対し、グリーングループの一員でバイテク禁止のイデオロギー路線である農業大臣が激しく攻撃。 ムッソリーニの再来か? この農業大臣、伝統育種がいかに危険かご存知ないんでしょうね。 世界の生態系を席卷し動物などに甲状腺障害を起こしヒトへの健康危害も危惧され市場からこっそり消えたあの伝統育種の有害物含有の西洋ナタネはイタリアかギリシャなどの地中海沿岸が故郷ですよね。 それに伝統リスクの一つである毒蜂蜜中毒もそのあたりが多い。  自分の足元をちゃんと見なきゃ。 

4月6日 1. 遺伝子操作した土壌細菌で地球が滅びるという研究結果を発表した科学者が、論文は偽りだったとニュージーランド政府に謝罪。 同時にこの論文を根拠に反GMOキャンペーンをした環境グループも謝罪。 この科学者によると、この環境グループのロビー外交を支援するためいくつかの関連性の薄いデーターや信憑性のないデーターにくわえ、行われてもいない野外試験を引用して作成したとのこと。 これにたいし、グリーンピースはこの研究者はバイテク企業のスケープゴートにされたと非難したうえそのような仮想の危険があるからそいう論文を書いたと強弁。 しかし、いくらなんでも、個人的意見をのせる機関紙や週刊誌じゃあるまいし、科学論文としては典型的なでっち上げの例と専門家。 

2. 口蹄疫発症数が英国で1024と大台を”順調”に越えている。 EUでは依然くすぶる狂牛病のリスクとあわせて、関係諸国に疲れがみえる。 英国では発症数が1000に達したことをあるメディアが”ブレア首相におくるお祝い”と表現。

4月5日  1. アフリカで組織培養と胚培養で成長が早く、収量が大きいイネの新品種。 開発者は非GMだといっているが、生物学的には、種の壁を破った立派な人工的遺伝子変異体である。 何を起こすかよく分からない人工的方法で自然には交配しない事実上別種同士の交雑を無理やり達成したため、多くの遺伝子変異が生じているはずで、それを明らかにするとともに、特にその成長特性からアレルギー性と有毒物について安全審査をする必要がある。 生物学にマジックは存在しない(かならず原因がある)。 どんな変異や再構成が起ころうと遺伝子変異に目隠しして育種が行われたらGMではないから安全審査はいらないというのはおかしい。 ”危険を調べなければ安全”の論理

2.ついに英国の口蹄疫発症数が1000の大台に。 今年2月21日に豚で発症して2ヶ月たらずのこと。 オランダでも、着実に増加し15症例に。 EUでは家畜屠殺がさらに強化される見通し。 英国では6千万頭のうちの半数が屠殺されるだろうとの予想。

3. ジンバブエでトウモロコシの平年の半分以下という記録的不作が確定。 今年始めの初期不作予想の120万トンにも達しない見込み

4月4日 1. 米国北ダコタ州で遺伝子操作小麦の栽培禁止(2年間)の提案を州が否決。 次の焦点はGM小麦。 また、FAOはバイオテクノロジー応用食品の共通規格の策定について合意に近づいていると国連関係筋が言明。

2. スターリンクに関して、タンパク質検出は不十分で遺伝子を検出しろという要求も。 しかし、問題はタンパクの引き起こすアレルギーの可能性(他のアレルゲンに比べればリスクは100、000倍以上も低いが)なんだから、タンパク質を検出する”エライザ”で充分のはず。 遺伝子があってもタンパクができるとは限らないのは分子生物学の基本のはずだが。 アレルギーとは、原因になるものをある程度以上の量をとらないとならないがトウモロコシにはもともとそういうものがパーセントのオーダーで(スターリンクの千倍)多量に含まれていることを忘れてはならない。 スターリンク事件は反GMイデオロギーのための戦争と断言していいだろう。 アレルギーの危険とは4月1日のチキンの回収騒ぎのようにもっと一般的に存在するものである。 消費者は目を覚ますべきである。

3. 英国の口蹄疫は945例に。 あと少しで1000の大台に。 オランダは12である。 

4. 米国で有機は大変しんどいとの本音も実践者から聞かれる。 あまりの労働のきつさに去年80家族に野菜や果物を提供した有機農家はことしは40家族ぶんに減少。 この農家は、有機を楽しむのはいいが都会生活をすて、虫取りに専念するような生活をみんなができるだろうかと述べ、またとてもみんなが満足に食べられるような生産力はないと。別の分析によれば、米国の農業を全部有機にかえるために必要な有機窒素原は3分の1しかなく、これをどう生産するかが重要であり、ミシシッピー河畔の東側半分の森林を伐採しクローバーや小麦の栽培に当てる必要があるだろう。 それでも環境グループは世界の農業生産を有機にすべきと主張する。また、40%の食糧減産を17億エーカーという広さの農地の増加でカバーするしかないが、そうなると世界のエコシステムは一体どうなるのだろうか。

4月3日 1. 伝統育種でみられる大豆の種子の色が黄色系などに変化する現象(普通の大豆)の原因が遺伝子が欠け、読み枠がずれるなどの遺伝子変異がおこり、異なるタンパク質が生成したためであることが判明(日本育種学会、2001年4月2日)。無論この変異タンパクの食品安全性は検査されていない。 我々が普通食べている大豆をGMの安全審査にかけたら不合格になるということだ。   すなわち、安全審査合格のGM大豆の安全性を否定すれば黒大豆以外の大豆自体の安全性を否定することになる。 伝統育種では品種ができたとき、どこがどうなっているのか分からないまま食用に供するのが普通で、遺伝子組換え反対派が主張しているような問題はむしろ伝統育種の問題点で、すべての育種品に遺伝子組換え並の安全審査が必要という当HPの見解を証明する研究だ(伝統育種で遺伝子異常)。 ーーー 伝統育種品こそわけのわからないフランケンフードだ。

2. 英国の口蹄疫発症数が910に増加。 千の大台はすぐそこだ。 さらに動物愛護の観点から取りざたされるようになってきたのが最近の特徴だ。

4月1日  1.今日から、食品の安全性確保とは無縁な遺伝子組換え表示のスタート。 伝統育種の危険性の実態を知らない消費者を惑わし、無駄な手間と出費とリコールを繰り返すのがいいところ。 これから、食品企業さんは大変だろう。 使わないといったばかりに何にも害がないのに、見つかっただけで・・・・。 ま、しっかりお付き合いしてください。 しいて効果をあげれば、デフレのおり、消費者への価格上昇容認圧力と無用な廃棄による再生産で雇用と経済に少しはプラスになることぐらいだろう。 おかげで遺伝子・食品検査関係分野への学生の就職もよくなった。

2. 米国でチキンの大量回収。 アレルギーを起こす物質の混入があり、それは乳清と卵黄タンパクであり、現実にアレルゲンである。 スターリンクの仮想(空想)リスクではない。

3月31日  オランダで口蹄疫が1例増え、合計11に。 アルゼンチンは98から149に激増。 インドでは口蹄疫予防で家畜にワクチン接種を検討。 一方、発症数総計が778に”順調”に増加している英国は依然ワクチンに消極的。 しかし、殺すにしろ焼くにしろとにかくその場で発症を止めるにはワクチンが有効。 焼却のため移動させること自体がウイルスの拡散を引き起こす危険性をはらむ。では、農場でおびただしい数の家畜をその場で移動させずに屠殺・焼却できるか。 オランダでは、無差別屠殺作戦に怒った農場主が3名の農業省検査官を一旦拘束したのち解放するという事件が発生。 その一方で日本はデンマークからの家畜製品の輸入停止をまもなく解くとの観測。 春先を迎え、これからが正念場だ。

2. 米国では、燃料代などの農業資材の高騰からトウモロコシの作付けを減らし(−4%)大豆の作付け(3%)を増やしている(USDA)。 両者は7千6百7千万エーカー(3千1百万ヘクタール)の作付けとなる見込み。 GMトウモロコシは去年が25%であったが今年は24%に若干減少する見込み。

3月30日 0 FAOがEUの口蹄疫問題を”富める国のトラブル”と一蹴。 FAOによると(3/29)、当HPでかねてから指摘していたように、ワクチン使用をしないルールを勝手につくり、そのためワクチンを使うと販売できないから使えないという単純な論理の結末だとあっさり。 肉に痕跡のワクチンが検出されただけで販売できないような贅沢は第三世界では許されないと述べた。 さらにワクチンを使っている豊かでない国では、こんなに広がることはないと明言。 ワクチン自体は人間に全く無害で禁止する必要もないものだが、EUの貿易問題を絡めたイデオロギー農業がなせる技であるといえよう。 言い換えれば、他に合理的理由が見出せないので勝手に規格を作って踏み絵みたいに踏ませ、踏めない国からは買わないという無理やり”合理的理由”を作ったようなものである。 日本などではワクチン検出(すなわち抗体検出)は病気の存在の”証明”としており、EUのような強いイデオロギーはない。 口蹄疫を撲滅するために作られた制度だが、逆用すれば、口蹄疫が常在していても、ワクチンなどを使わず抗体の検出がされなければ販売していいということになり、本来の趣旨と矛盾することになる。  FAOからみれば勝手に舞台のうえで火をつけて”火事だ。火事だ”と騒いでいるように映るのだろう。  

1.  EUの口蹄疫(FMD)の最新発症数:   イギリス本土、666->752; 北アイルランド、 1;オランダ、5−>10; フランス、2; アイルランド、 1.オランダとイギリスが増加(ー>)。 サウジアラビアは2417. アルゼンチンは98.ここで突出しているのがサウジアラビア。これがどうして問題にならないのかも不思議。 このような状況のなかで英国はワクチンの使用を否定し”屠殺ー焼却政策(slaughter-and-burn policy)”の継続を決定。 しかし、このまま他に有効な手立てを講じなければ夏までに4000症例の可能性も指摘される。  EUはワクチンの使用を許可したが、オランダでは屠殺作戦によりコントロールできているとしてワクチン使用はしない方針。 無論、英国の言うようにワクチンは100%の効果はないが(当たり前で100%の効果のあるただ一つの方法は全部殺すことである)屠殺作戦と組み合わせれば極めて有効という意見も。  英国では発症地点を中心に24時間以内に半径3km以内を24時間以内に焼き払うという計画を策定しているがなんとも恐ろしい光景である。

2. インドでアヘンを含まないGM大麻が開発される。 オーストラリアなどでは耐塩性GMへの期待など農地の縮小と近い将来の食料不足を見据えたGM開発が着実に進む。

3月29日 1. EU産の豚肉や牛肉が著しい売れ行き不振でEUは畜産農家に打撃がおおきいうえ、さらに、ハンガリーなど周辺国では口蹄疫病原体に汚染されている恐れがあるとして家畜のみならず、EU産の穀類をも、予防原則的に輸入禁止に踏み切るところも出ている。 そのため、EUの農家を守るためEUからの輸入制限を緩和するよう各国に働きかけるとのこと。 しかし、その原因は口蹄疫と狂牛病で両方ともヒトにも感染することがあり、そもそも危険が証明できなくても予防原則を盾に各種農産物を輸入禁止できるという思想を広めたのはEUではなかったか。 自国の農家を守ることに奔走し、他国の消費者を守るつもりがあるのか。 ホルモン剤使用やGMに関して、害が証明できないだけでなく検出されなくともダメだという議論を派手に展開したのはEUである。科学的証明は要らないとも論述していることは良く知られている。 ところが今度は自分の番になったら、それは困る、科学的にやってくれ、実害がないではないか、生産者が困っているでは勝手すぎる。 まして、口蹄疫と狂牛病は実害が明らかで、英国の家畜がもとでサウジアラビアには2417例もの口蹄疫が、またEUのイデオロギーでワクチン不使用を続けたアルゼンチンに口蹄疫が蔓延するなど、世界の農業、ひいては消費者への影響は甚大である。 そういうイデオロギーを主張し世界の貿易と農業に大きな影響を与えた責任上、まして実害のあるものであるから自国の農業が破綻しようと主義は貫くべきである。

3月28日 1.アベンティスとモンサントのGMコットン(ワタ)に関する訴訟が和解し一転販売協力体制へ。  カナダでは”GM鮭”が当然のことながらグリーンピースのクジラの次のターゲット。 昨日のGPのクジラの元祖幹部の事故死とこれでクジラへの関心が分散か。 世間の反対(といっても伝統育種の中身をご存知ない方々のことだが)にもかかわらず、来るべき時代にそなえてのGMに対する関心は根強い”分裂気味”の昨今である。 

2. オランダで家畜の予防的屠殺を差し止める判決。 これは政府が協力に推し進めようとする対策の基幹をなす、感染が認められたところから半径1km以内の家畜をすべて屠殺するという”ホロコースト”並の虐殺プランを差し止めるというもの。 当然、忍びない農場主が提訴し勝訴。 ワクチンを打てばいいんだ。 家畜にも人間同様、医療を受ける権利があるはず。 そのオランダは口蹄疫の感染数が5例に増加。 無論本家英国は順調に数を増やし666頭(ロイター)に。 千の大台にのるのも夢ではない? 英国の家畜の半数(この口蹄疫発症数の百万倍)が屠殺されるだろうといとも簡単に専門家の弁。 動物愛護の国、ヨーロッパだと信じていたがとんでもない身勝手な後進国だと見直した。

3. アルゼンチンでは口蹄疫発症が78例に増加、一方サウジアラビアでは、全国各地ー46個所2417例とすごい数が。 EU主導で世界的にワクチン不使用が広がっていただけに、今後気候的により不利な地域での発症はすさまじい数に上る可能性がある。 EU主導のイデオロギー農業にピリオドを打つべきである。

3月27日  本サイトには芸予地震の影響はなく(サーバーが傾いたぐらい)、平常どおりアクセス可能。

1. ウルグアイはアルゼンチンの国境の町での口蹄疫の勃発をうけ、国境の橋を閉鎖。

3月24日 日本はついにEU産豚肉の禁輸に踏み切る(3/23)。 これでEUの食材の安全神話は完全に崩壊した。 円安も加わり、豚肉の不足と値上がりは必至。 、各種技術を”是々非々”判断により有効に利用した合理的農業を目指さすべきである。ーー今、EUの畜産関係専門家が集まり、ワクチンの使用を今ごろ、真剣に検討を始めたことは遅きに失した怠慢と言えるだろう。論説

3月23日 1. EUの口蹄疫は依然コントロール下にはないーさらにアイルランドとオランダで新たに発症を確認ーすでにEUでは435頭の確認と27万2000頭の家畜のと殺が行われた。今後も増える見込みで少なくとも8月までは続くとの悲観的見方になりつつある。 しかし、家畜にも屠殺ではなく予防治療を受ける権利があるのではないのか。 

2.   口蹄疫にワクチンがあるのに使わないのは、やはり”イデオロギーの名誉”のためであることがロイターの口蹄疫FAQで理由として明確に説明されている。 けしからんことだ。 さらに、ヒトへの影響については”皆無”ではないようだ。 全く安全とは専門家は言っていない(1967年英国で人間の感染例)。 実害の認められないスターリンクでも賠償させられたわけだから、 EUには手段があるのに怠慢でこれを招いたということで動物愛護の観点からもこの損害を賠償してもらう必要がある。 

WHY IS THERE NO VACCINATION?

A vaccine does exist, but many countries are loth to use it as a preventative measure as it leads to the loss of a much prized ``disease-free status.''

Several countries refuse to buy meat and meat products from those which have vaccinated their livestock against foot-and-mouth and the European Union has also ruled the vaccination out, saying it is too costly and potentially ineffective.

The EU has called a special meeting of its Standing Veterinary Committee on March 23 to discuss the possibility of resorting to emergency vaccination in the wake of the Dutch outbreaks

3月20日 1.日本では5%までのGM含有をトウモロコシに認めると農水省。 買うもんなくなるもんね。

2.サウジアラビアで420例の口蹄疫感染家畜が発生との報道。 韓国では24日間の家畜市場閉鎖を予防的に実施。  

3月19日

1. カナダ当局は、口蹄疫蔓延で仮想的に感染を想定し予防のために手当たり次第に家畜大虐殺をやるEUのやり方を暗に批判。ワクチンがすべてを解決するわけではないがそれで大虐殺を防げる面もあると強調。 

 2.ついにでましたね。 あまりうるさいこというと買うものがなくなる実例が。  日本は無害なスターリンクをおそれるあまり(だれかの振り上げたこぶしのほうが危険だが)USAコーンを忌避しアルゼンチンにそれを求めたが、ここではこんどは口蹄疫の現実の危惧に輸入を見合わせざるおえず(明日を憂えて今日に死すを選択?)。 なにせ飼料用トウモロコシだからね。 次はアフラトキシンか。 GMのごちそうを横目でみながらよだれをたらして、”それでもくわねど高楊枝”とあいなるか。 それで仕方なくUSAにもどったら、こんどは長く倉庫に置いておいたためにカビ毒が増えて、まただめになるかも。 日本のアフラトキシンの許容量はダイオキシンなみの10ppbで対する米国は20ppbだぞ。 まさか、どっかの国の農薬残留してるのも買えまいが。 それで日本で放牧に走ればまちがいなく、地下水、飲料水汚染はじめ、ヨーロッパなどの外国の新品種牧草の雑草化と山焼きで山野の自然破壊となるのは間違いなし。 九州の九重や周辺の山々をみよ。 すべてネガティブ選択したら最後は食うものはなく自然は荒れ果て。。。。。

3月16日  口蹄疫はEUではフランスと英国のみということで楽観ムード。 EU専門委は米国がEU全体を禁輸の対象にしているのは行き過ぎと非難。 日本では、豚肉の主たる輸入先のデンマークが一時的(1日のみ)禁輸をうけたことなどから輸入業者はカナダ、アメリカのブタの輸入を打診しているが、円相場が弱いため大挙輸入に踏み切るかどうか検討中とのこと。 すでに円安のため10%近く値上がりしているという。 小麦の備蓄減少を背景とした価格上昇も懸念されているが、日本の購買力にもかげりが見えており、今後の食料調達に不安を残すことになった。

3月15日 ついに、ドイツは口蹄疫へのおそれからフランスへの旅行自粛を要請。 ”ノルマンジー上陸”をおそれるドイツだが、はたして敵はどこから? ドイツ当局はフランスにありと。 ところが、この口蹄疫はサウジアラビア、アラブ連合に飛んで拡大、11症例が発生。 口蹄軍のアレキサンドリア上陸で”ロンメル将軍”の危機! さらに米国はEUからの家畜とその製品の禁輸を強化。  国連も、阻止のため各国が協力するよう声明を発表。日本がベルギーからの禁輸を解いたのは理解できないすごい状況。

3月14日 0. 南米のホンジュラスは、口蹄疫防疫のため、ヨーロッパ、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイからの家畜の輸入を禁止。 現在、フランスでは113頭を擁する酪農場で6頭の家畜に口蹄疫と見られる症状が報告され精密検査が行われている(ついに英国口蹄軍のノルマンジー上陸の陽動作戦?)。米国では、アラバマ港で英国製トラクターが検疫のため足止めをくうなど、確実に恐怖は広がりつつある。 そのような環境のなかで日本ではなんと早々とベルギーからの偶蹄類動物とその製品の禁輸をすでに解除したという”大英断”。 大丈夫なの、農水さん? 無論、日本ではワクチン使用はいつでもできるから安心かもね。

1.ワクチン使用なしで口蹄疫フリーの賞状をフランスにある機関からもらっていたアルゼンチンが、口蹄疫の蔓延を食い止めることができずついに自国の家畜を禁輸するはめに。 この賞状、3年間もったかなあー。 でも、気候的にもそもそも無理。 あの気候風土に恵まれたEUですら口蹄疫の勃発で大騒ぎで家畜マーケット閉鎖と家畜の大量虐殺のはめに。 世界中に、有機無農薬のイデオロギーを撒き散らし農業を混乱させるEUはけしからん。 ヨーロッパの真似は適当にしておかないと。 第二次世界大戦でも日本はドイツの真似してひどい目にあったのを忘れてはいけない。

2. グリーンピースはあくまでもゴールデンライスに反対すると態度を翻すー無理もないね。 矛盾は抑えられない。 かれらにはイデオロギーあるのみ。 科学は関係ない。 そのEUの政策決定における科学に占める割合が低いという分析がAgriNetに掲載されたが、このことと関係するようだ。 クジラにしても同様。 始めは科学的根拠を標榜していたが、いまや、クジラが人間に次ぐような神聖な位置を占める聖獣であるとするアリストテレスの生物の階層やヨーロッパの物語、神話に基づく価値観が大きいと見ていいだろう。 日本では、太古の昔からクジラはあくまでも食い物の一つに過ぎない。 クジラの知能を言うが、科学的根拠はあまりない。 ブタなどは人間の系統に近いため我々はむしろこちらのほうが気になる。 要するに捕鯨禁止もヨーロッパの特定の価値観に基づくイデオロギーだと言うことだ。

3月13日 Plant Physiol, March 2001, Vol. 125, pp. 1157-1161 Golden Rice and Beyond と題する、ゴールデンライス(ビタミンA強化GM米)の開発者のアピールです。 http://www.plantphysiol.org/cgi/content/full/125/3/1157 で閲覧またはPDFファイルがダウンロードできます。 目次は以下の通りです 反対される方は必見です。

  1. EMOTIONS ARE THE PROBLEM,...
  2. GOLDEN RICE: THE SCIENTIFIC...
  3. GOLDEN RICE: THE CHALLENGE...
  4. MAKING BEST USE OF...
  5. GOLDEN RICE: THE CHALLENGE...
  6. GOLDEN RICE: THE CHALLENGE.

1.GPがGMOは人の健康と環境を損ねる恐れがあるとして裁判に訴え敗訴した件で、科学的証拠を示すことができずこの訴訟から撤退。 さらに、彼らのやり方に関する批判も次第に大きくなっているよう。 

2. 口蹄疫は英国では181症例に増加、数十箇所があらたに調査中とのことでウイルスの拡散は何とか厳しい移動規制で回避できていると政府当局者は言明する一方で長期戦も覚悟と呼びかけ。 すでに12万頭の家畜が殺され、50万頭に上る羊が屠殺の危機に瀕していると言う。 また、EUでは対英批判が増大。 ドイツでは戒厳令なみの警官の大量動員で徹夜の警戒で家畜の移動を監視、学校も休校しているところがあるという。 それのかいあって、今のところ口蹄疫の上陸は阻止できている。

3月12日 0.仏陀はクローニングできるのか?

3月9日 . 日本:厚生労働省、バイテク部会でBT−11スィートコーン(ノヴァルティス社)とキモシン1種類が新たに承認。 パパイヤなどは年度を越すことになりそう。 ようやく、スイートコーンにBT品種。 スイートコーンは直接、食用されるケースもあり、これまで、アフラトキシンや農薬残留が心配されていただけに、食品安全性にとって朗報である。 

1.  EUでGM食品の全面禁止が解かれるが最終的には国別対応になるので実質的には多くの地域で禁止が継続される。 消費者はGMは健康に害がある(伝統育種品は安全)と信じ込まされているようだが、伝統育種でのアレルギー物質の増加は目を見張るものがあり、論文が発表されしだい当HPでの研究結果を公表する。

2.  あらたに15箇所の感染場所がみつかり英国の口蹄疫の拡大はとどまるところを知らず(累計104頭に)。 EUでは、英国からの家畜に接触した疑いで何万頭という家畜を、ワクチンなどの科学の成果を使わないことと引き換えに大量虐殺している。 フランスでは、手当たり次第の家畜の”虐殺”に街頭で抗議する農場主も現れている。 もはや、魔女狩りならぬ”羊狩り”の様相だ。 EUは世界的にもワクチンなどの科学的手段をつかわせまいとしており、最近、アルゼンチンがこのEU路線で挫折したばかりである。  EU農業は奈落の淵へと突き進んでいるのだろうか。

3月8日  日本の新聞にEU専門委の家畜市場閉鎖(昨日当HP)が詳しく報道され、EUの農業は危機的状況と表現。日本のマスコミもEU農業賛美を撤回か。

1. グリーンピースの創始者でもあり、9年間もカナダのグリーンピース理事長と7年間、国際グリーンピースのダイレクターを努めた Dr. Patrick Moore が、最近のグリーンピースの反GMキャンペーンは幻想と”科学と論理”の軽視であるとして、グリーンピースとの決別を表明。 さらに、彼らの主張の残された選択肢は余りにも脆弱で地球を救うには到底及ばないと言明。  この方も当HPで勉強されたようですね。 グリーンピースは地球侵略をねらう宇宙人に乗っ取られたのでは。

2. ERSがバイテクの採用によってもたらされる利益とリスクの定量化を試み、冷静な選択は、明らかに利益の増大とリスクの減少を生むであろうと論述。  ―解説ー>ERSのレポートは慎重な表現(多くのファクターがあるというものの)ではあるが、GE (遺伝子工学:GMはGeneral Motors と間違えられる? でもGeneral Electricてのもある)は薬剤使用減少は確かなトレンドに結びつけることが可能である。 無論その目的とするところのもの以上の何ものもないがと断った上で(あたりまえのことだが。 矛盾しようがしまいが、いいことは何でも有機にお任せと(有機万能?)と言う傾向が強いことと対照的)、さらに環境と健康リスクの定量化をこころみ、例えば、グリフォゼートの割合の増加は、毒性が1/3、環境残留性が1/2というファクターを考えるとそのインパクト(よい方向ということだ)は消費者と生産者にメリットが大きいと分析している。 量は変わらなかったとしても暗にリスクは1/6になるということだ。 BTでもマラチオン系(猛毒だそうだ)が間違いなく減るとのこと。 ただし、 BTはターゲット害虫が外れると効果はない(当たり前のこといってるが)。 でもこのレポート、 特定の反対派がみると、理のとおった是々非々の判定を行っているにもかかわらず、GEは効果はないと警告してると解釈し大問題にする可能性があるので、十分監視する必要がある。http://151.121.66.126/Emphases/Harmony/issues/genengcrops/terms.htm 

3月7日 

0.   ドイツでは口蹄疫の防疫のため、ドイツのワクチン会社がいつでもワクチンをドイツ全土に24時間以内に配送する緊急待機に。 一方、EUはあくまでもワクチンなしで口蹄疫フリーを維持するというイデオロギーを死守したい考えで、代償として何千頭もの家畜が屠殺、焼却することで対抗すると言う状態。 ドイツでは1987年の大流行のあと1990年にワクチン使用を禁止している。 動物愛護かイデオロギー愛護かの問題に発展しそうである。 EUでは、結局はワクチンの出動を背後において始めて、イデオロギーが守れるかどうかのぎりぎりの選択が可能になるというとんでもない矛盾に陥っていることが皮肉にも明らかに。

1. EUは英国の家畜禁輸を少なくとも3月27日まで続ける一方で、家畜の国境間のみならず牧場間の自由移動を禁止し、屠殺場への移動のみを認める措置をとった。 これにともない家畜市場は少なくとも向こう1週間停止されることになると言明。 英国ではここ一週間でさらに70頭以上の口蹄疫が出ている。

2. FAOのなかでも、有機に関して意見が分かれる。−しかし、今日報道された有機擁護の幹部の方の論説は、現代の人々の願望とは無縁のただ食べ生存するのみを前提にした、前時代的農業観のようである。 有機は、GMや農薬のもつ懸念を持たないということと分配の問題が主要な部分を占めていると述べているが、それは有機自身がもつリスクと問題点に目をつぶっただけのことである。 また、BSE(狂牛病)のような問題は有機にはないといっているが、別の病害の問題が起こるし、非有機であっても他の国ではBSEの問題を起こしていないから、これはEU特有の問題であり、かれらのリサイクル観が生み出した、草食獣を肉食に変えたことに起因するEUの人があみ出したことによる。ローマに本拠のあるFAOの環境担当官のEUの農業観を擁護する発言はEUが直面する農業とイデオロギー危機から大衆の目をそらそうとする意図が感じられる。 有機農法自身確かに技術は進歩したが、その効果は人口増と生活願望の変化によって覆されている。  次に一つの問題提起をしておこうーー>ある手紙から

3月6日 口蹄疫(Foot-and-Mouth Disease)の拡大のおそれから、ベルギー、デンマーク、およびフランスからの偶蹄類(牛、ブタなど)の家畜とその製品の輸入を暫定禁止したと日本政府が発表。 英国からはすでに狂牛病と去年の8月のブタコレラなどで輸入禁止が続いているという。 最新の情報では(本日)さらに、ドイツであらたに口蹄疫様の病気が豚に発見され検査中とのこと。 このブタは英国からの家畜と接触した形跡がないことからその検査の行方が懸念される(あらたな病原として)。EUでは40万頭の家畜が狂牛病がらみでと殺という事態に加えこの口蹄疫でさらにと殺数はうなぎのぼりで、ドイツではすでに69箇所で6万7千頭がと殺されたという、EUはまさにと殺地獄に。 原因は集約的企業畜産だと、有機グループが環境グループと結託してまくし立てるが、日本なども集約的企業畜産だが、病気になりやすい気候風土にもかかわらず、こんな騒動は起こっていない。 実質を無視したイデオロギー的なEUの農業意識に問題があると考えられる。 もう、EUの家畜は輸入すべきでないと言える状況に追い込まれ、英国では畜産農家が大ピンチにたたされている。 さらにいまは人間にうつらなくともこれらの病気が広範に広がると人と接する機会が増大し、狂牛病やエイズ、その他の動物起源の病気に見られるように、突然変異して人間に感染するようになりはしないかと心配である。

3月5日 TranXenoGen Incがインシュリン遺伝子を組み込んだインシュリン生産用チキンの開発が最終段階を迎えたと発表。 タスマニアではGMの永久追放を首相が言及。 ”永久追放”とか”全面禁止”とか、強烈なことばに酔うのも結構だけど、そのうち、GMしないと絶滅する動植物が出たらどうするの? GMするより、この世から葬り去るほうを選ぶわけね? でも、生物種の保全て”遺伝子”を守り存続させることじゃなかったのかしら? そういえば、日本のトキも、絶滅がもっとあとの時代だったら中国の亜種との雑種にし日本のトキの”血(遺伝子)”を半分以下にする前に、数個の遺伝子の導入や修復操作をして、この鳥の大半のあるいは全部の遺伝子を守ることのできるGMで救うことが計画されたでしょう。 

2. 英国畜産を更なる危機に陥れている口蹄疫が England, Wales, Scotland and Northern Irelandで36ケース、確認される。 狂牛病の始め頃もそうだったがそれをうけて、フランスなどEU諸国が英国、アイルランドからの家畜の輸入禁止に。 さて、狂牛病の2の舞を防げるか。

3月4日 農水省の生物資源研究所の主催により、3月12日、東京にて、PAの観点も含めて、消費者メリットを目指したGM作物開発に関する国際ワークショップが開催されます。今話題のゴールデンライスの開発にかかわる、IRRI(国際稲研究所)の研究者も招いて行います。参加無料、同時通訳付きです。詳しくは、生物資源研究所の以下のホームページをご覧下さい。 http://ss.abr.affrc.go.jp/new/meeting/KokusaiKaigi/jisedai.html  農林水産省 先端産業技術研究課 

3月2日 

0.   米国では、医薬や消費者に大きな利益を生み出すとして、議会のバイオ議員連盟が勢いづく。

1. 英国トップの政策アドバイザー、 Haskins卿(the government's Better Regulation Task Force 委員長)は有機農法運動はほとんどの科学的技術革新を禁止しようとするとともに、英国教会を”貴族趣味の人たちの現実世界からの逃避の隠れ家”にしてしまったと強烈な非難を浴びせた。 また、彼は”聖なる有機の世界の農業システム”は、英国とEUの人々の食糧を奪い飢餓に陥れると警告した。 有機こそ”有効性や安全性が充分テストされておらず、有機食品とそれを掲げる運動家たちを激しく非難。 さらに、BSE危機にくわえ、メディアにしばしば掲載されるまやかしのおどし情報が、科学的な方法の進歩の否定、特に裕福な教養ある中産階級によるGM食品に対するようなGM否定の環境を作り上げたと断定。 そして、今起こっているGM騒乱(英雄物語)は、BSE以後、悪夢と化した首なしニワトリ症候群(headless chicken syndrome: 抑制の効かない盲従的自己かく乱的騒乱をたとえる最高の言葉?)で代表され、また、自ら、膝蓋腱反射的GM不使用をした食品業界だが、このような全面禁止は持ちこたえられるわけがないと攻撃。 当HPでも重ねて指摘してきたことだが、まーすごい酷評。有機農業運動は英国とEUの人々に大規模な飢餓をもたらす

3月1日 適量のPCBを摂取して健康になろう? −なんとあの悪玉で有名な合成化学物質のPCBが乳がんの増殖を強く抑える抗癌作用があることが明らかに。 このことは1999年に”Carcinogenesis(ガンの誘導)(20巻、p115-123、Ramamoorthy K)"という学術雑誌に掲載されて以来、PCBは人の健康に害作用以外はないとする”PCB悪玉”論者たちとの間で論争が続いているらしい。 データーによると、食品に微量含まれるPCBはひょっとすると我々をガンの危険性から救っていた可能性もある。 疫学データーでは乳がんの患者にPCBが少しばかり多く存在するということが示され、これがひとつの根拠になっているが、乳がんで肝臓などの機能が低下すればPCB代謝が弱まり、見かけ上、ガンにPCBが関与しているようにみえるが、疫学データーは注意しないとこのような可能性を見過ごす結果、誤った結論を導くことがあるので注意が必要である。 たとえば、都会ではダイオキシンで精子数が減少するというが、実は都会ではカップめんなどのスナック食品の摂取の影響でおこるある種の栄養欠乏(亜鉛など)が関与しているという。 そもそも、”毒”は”薬”の基本であり、害作用しか存在しない化学物質はありえないのかもしれない.。 健康にいいといわれる大豆のイソフラボンも基本的には植物毒の一つである。 この”PCB−抗がん剤”説、皆さん知ってましたか(ほとんど報道されてないでしょう)? マスコミの悪玉、善玉という一方的フレームアップはこの疫学なみに要注意である。

2月27日 (2月 2  5  6   7    9  11 13 14 15 16 19 22 23 27

1. 心臓にやさしい高オレイン酸ダイズ油の表示で農水省はGM表示せよと主張するが明確な検証法がなくまた、他と比べても益はあっても危険性もないものにたいする突出した無意味な要求。 一方厚労省はオリーブ油と何ら変わらないと表示不要論。 農水の方針は国内農業保護の一環と疑われても仕方あるまい。 もはやGM論議は、環境と健康への安全性の問題ではなく、完全な抽象の世界に突入か。 消費者は自らの健康を犠牲にしてもの状態、すなわち普通のダイズ油にまつわる健康問題なんかはどうでもいいというGM忌避状態になってしまったようだとの分析である。 特に日本人は近年油脂摂取が増加し、これに関連する病気や健康障害が急増しており、将来重大問題となるであろう状況にあるなかでの関心のなさは大問題である。 人間はイデオロギーだけで健康で快適な生活が送れるのだろうか。  消費者は自分たちにメリットのあるものは忌避し、一方で、栽培上にもメリットのあるものは農家の栽培意欲が強く栽培されるという状況ができつつあり、結局消費者のメリットのみが突出したGMは普及しないという矛盾した状況を消費者自らが選択しているようだ。、

2. 英国での家畜の口蹄疫は羊にまで広がり畜産に大打撃か。それにブタコレラが追い討ちをかけている情報も。 家畜衛生より化学物質をつかうな、ワクチンは使うなと手段がイデオロギーでがんじがらめの衛生管理で破綻状態になったものと解釈できる。 アルゼンチンも同様である。 薬剤は何のためにあるのか考え直すべきである。 使いすぎたといってこんどはなしで済ますことができるのははかない夢に過ぎない。 

3. ドイツでは、有機農法が大人気だが実際2つの理由を挙げて現実との乖離が指摘されている: 1.余りにも多い書類の量と複雑さ。 環境関係の規制はとにかくやたら書類が多い、 環境重視の結果、森林破壊か。 かつてヨーロッパでは、燃料のため森林を破壊したが、来るべき時代は環境政策に必要な紙の調達で森林破壊か。 2.有機では防除できない家畜の病気が多い。 あたりまえだろう、人間でも、健康管理だけで医薬品がいらなくなるはずがない。 こういった、有機のイデオロギー性が現実と乖離するのは当たり前で(だからイデオロギーというわけだが)、当HPではもうとっくにくりかえし指摘済み。

2月23日 (2月 2  5  6   7    9  11 13 14 15 16 19 22 23

1. 英国はブタの口蹄疫の勃発で自ら禁輸措置。 世界各国も様子見でとりあえず輸入禁止に。 日本もすでに禁輸ずみ。 口蹄疫は人間には影響しないとされるが家畜にとっては恐ろしい致死性の病気。 とにかく、EU産の食材は危険の代表だね。 一方、アルゼンチンは、ワクチンなしで牛の口蹄疫を撲滅したとしてフランスにある機関に表彰されていたが、ここでも牛の口蹄疫が勃発しブラジルに禁輸措置されるなどし結局、その栄誉は取り上げということに。 無理なことはしないほうがいいね。 やはり、イデオロギーじゃなく”是々非々”の感覚が大事だ。

2. ブラジルの農家はGMダイズの作付けに強い興味を示す。 これはとなりのアルゼンチンでの成功をみてのこと。 当然反対派は。。。。。。 しかしいくら反対してもそんなのは食品の安全には関係ない。 

2月22日  (2月 2  5  6   7    9  11 13 14 15 16 19 22

1.   英国で口蹄疫発生のダブルパンチーどういう方法をとっても要するに家畜衛生の問題を避けて通れないのだ。 それを認識せず、企業化農業のせいだ、ホルモンのせいだ、GMのせいだというイデオロギーをいくら主張しても食品の供給と安全は保てない。 有機だ、企業だという問題ではないということだ。このようなことをやり続ければ食品の調達コストは上昇しそれは端的に言い換えれば、経済は我々の労働の対価であるから我々が食糧を確保するために膨大なむだな労働を強いられるということだーEUの農業は、多くの文明がたどった末路のように本当に滅びる?

1. スターリンクコーンの検査と徹底的排除について日米が緊密な連絡をとりあうことに合意。 よっぽどやることがないらしい。 ほんとに危険なんだったらこんな対応ですむわけがない。 このHPで告発しつつあるように、伝統育種により導入されている無審査遺伝子によるトウモロコシアレルギー性の増大とその花粉のクロスポリネーションの検証とモニタリングを議題にするほうがよっぽどましだ。 GM開発だったらその遺伝子産物がアレルギー性だとわかった時点でやめになるのだぞ。 スターリンクはアレルギー性をもつことの証明ができず、結局科学的に絶対は証明できないと言う非科学的理由と、契約という社会科学的理由で排除しているだけで真の危険性ではない。 厚労省は本気で食品アレルギーを考えているのだろうか。 ただ、声の大きいグループの言いなりになって”規制”をやって見せているだけではないのか。 

2. オランダではGMフリー飼料ブタの販売。 やるなら、動物に食べさせてるエサとその原料を全部詳細に調査公表したら? ヒトのDNAも出てくることがあるという動物飼料をいかに考えているのか。 食品安全性を考えるんだったら、実験で有害作用もなく、かつそれを食べさせたことが証明不可能(GMを食べたか食べないかの検出が、消化され代謝されてしまい事実上不可能)なものを売り文句にするのは不当表示の一種だろう。 ありえるとすれば、有害なアフラトキシンの動物体での含有量が多いから、アフラトキシン含量の高い普通のトウモロコシを食べてる可能性が高く”GMは食べてないから安全”と自己矛盾的強弁をすることぐらいしか思いつかない。  GMフリーあるいはGM含有の表示は”GMがフリー”あるいは”安全審査され合格したGMを含有”という事実以外のなにものでもないことを銘記すべきである。

2月20日(2月 2  5  6   7    9  11 13 14 15 16 19

1. FAO長官が有機農法をもって世界の飢餓に取り組むなんて事はPipedream(幻想:)に過ぎないし、GMも答えではないと演説。 FAO長官は、農薬と肥料の有効的利用が一番重要だと強調。 今後、2030年までに地球人口80億を迎え、飢餓を克服するためには食糧を現在より60%増産しなければならない。 その80%は”集約的農業”に依存するだろうとも述べた。 また、狂牛病に関して、草食獣である家畜を過度に”肉食”に変えてしまったことが問題であり、およそ100カ国で、特に危険性の高い1980年代にヨーロッパから家畜や肉類を輸入していると述べた。 Going organic to fight world hunger is "just a pipedream" but genetically modified organisms (GMOs) are not the answer either" Pipedream=(アヘン吸飲者が描くような)夢想,幻想,夢物語,絵空事:Her plans for a movie career are just a pipe dream. 映画で身を立てようという彼女の計画はただの夢物語にすぎない.

この、適切な農薬と肥料の使用による”集約的農業”の重要性はこのHPの主張するところでもある。 総合的な観点からは、増分のうち10%程度はGMに依存せざるおえないだろう。 農業生産上10%の収量増をもたらす技術は重要である。 これまで、我々は伝統育種で生物を変え農作物の生産性を最適化してきたが、もはや生物を変える技術、すなわち育種に限界が見えてきたためGMが開発されてきていることは重要である。 

2月19日(2月 2  5  6   7    9  11 13 14 15 16 19

0.   EUで新しいGMO規制ルール発動が決定し、とりあえずの3年間のモラトリアム(全面禁止)が解除に(2月15日)。 EU加盟国はこのルール実施のために18ヶ月の猶予が与えられる。 無論規制は全面禁止前に比べれば厳しくなるが、EUにとって経緯上それ以外の、全面禁止からの名誉ある撤退はありえないだろう。 また、各国、各グループの反応は相変わらずの”危険”意識でかなり時代遅れのような感がする。 もしいまEUの方々が食べているあるいは毎年市場にでる非GMの新品種や食品を”GM並み”の環境と健康に関する安全審査をしたら殆どが不合格になるであろう現状を認識すべきだろう。 そのうち”おぬしは(伝統食品の危険性で)もう切られている”状態に気がつかざるおえまい。 BSEはその典型だ。過去のストーリーEUでGM食品の認可作業開始へ

1. EUでアベンティスが申請していた除草剤耐性GM作物の特許に、グリーンピースが異議を申し立てていたが、このほど欧州特許許可局では異議を却下しこの特許は成立し(European Patent Office 2月16日)、アベンティスはグリーンピースとの闘争に勝利した。 グリーンピースの異議申し立ての要旨は、自然界にある遺伝子を知られた方法でしかも自然界にある植物に導入したもの、すなわち自然の産物としで新規性を認めないと言うものであったが、これはGPらが、ある意味では遺伝子組換えは新規な技術でも非自然でもないことを主張したことになり、その事の成否よりも彼らの遺伝子組換え反対の理由のひとつ(GMは非自然で技術は新しい)をみずから否定していることが露呈した意義は大きいという珍奇な結果である。

2.英国でまたまた消費者の安全を無視した矛盾が露呈。 英国はGM作物の栽培場所などの情報の公開に従うとした一方で、狂牛病の発生した牧場などの情報は秘匿すると発表。 安全なGM作物の所在をいくら明らかにしたところで反対派を刺激するだけだが、肝心な危害のおそれのある狂牛病の実態を隠したんでは食品安全の確保の精神とは無縁だろう。

3. ブラジルに続いてアルゼンチンでもダイズが豊作確実と見られる。 USDAは先週金曜日(2月16日)アルゼンチンでは去年の2020万トンをゆうにこえる2400万トンの収穫が見込めると発表。 一方、ブラジルとアルゼンチンで口蹄疫が発生。 カリフォルニアなどではファイアーアントにミツバチが食われ、そのあおりでアーモンドの受粉が大幅に低下しアーモンドが不作に。

2月16日 (2月 2  5  6   7    9  11 13 14 15 16

1.   グリーンピース(International)はゴールデンライスの野外栽培試験について容認においこまれる(Telegraph Group Limited 2000)。 当HPにも掲載、論評したようにグリーンピースのかたくなな姿勢が関係方面から厳しく批判されたため、”トロイの木馬論”と”ゴールデンライス=偽りの金”論を見直さざるおえなくなったものである。 ただし、当HPでも報じたように英国のグリーンピースはいち早く容認を掲げている(さすが紳士の国?)。 さて、それでも日本の団体は反対を続けトロイの木馬の兵士になるか?

2. EUのGM規制凍結解除成立の報が日本の新聞に報道される。 比較的冷静に受け止めている。 

3. 米国マサチューセッツ州で5年間の禁止を含むGM規制を一部グループが提案。読むとなんと美しい上滑りの文章なことかーいってることに新味と実証はなく抽象的な言葉の羅列(potential hazard, safey, .....)。同じ文章で”GM"を”伝統育種”に置き換えてもぴったりくる内容だ。

4. ヒトに感染する狂牛病の病原体、プリオンの起源はやはり羊ではなく牛の遺伝子変異と英国調査委。 動物性飼料原料禁止でひと安心にみえるが、ドイツでは禁止したはずのものが飼料に検出され問題に。 農畜産、食品の流通製造は消費者が考えているような精密なものではないから”ゼロトレランス”は極めて難しいことを改めて露呈。 日本でも、安全性をいうより、いっそのこととマクドナルドは”チキンと魚”路線に転向のよう。

2月15日  (2月 2  5  6   7    9  11 13 14 15

0. ゴールデンライス(ビタミンA前駆体強化イネ)に対するNGOの批判に対し科学者による本格的な反論が始まるー当HPでも2月13日項目2で直ちに反論ずみ

1. ここ10年ー15年の長きにおいて安定な穀物供給が続いたが最近になって世界穀物備蓄が13%の減少をみせたとUSDAが発表。 天候不順によることしの春の小麦の収穫の減少が懸念され、今後数カ月以内に主要産地でさらに不作が発生すると穀物の需給はタイトになり、穀物価格は上昇するだろう。 ただし、ことしはダイズが十分ありEUの飼料用需要はまかなえるだろうとのこと。 一方EUは自らのリサイクル路線の破綻により、放牧に戻らざるおえずEUでは食肉の不足が危惧される。 昨日も報じたが中国では農地の減少がおきて食糧生産の縮小の危機に立たされている。 食糧は余っていると言うのはいつまでもいえないだろう。

2. 当然羊も狂牛病の危機に? もともとこれは羊の病気といわれ、ヨーロッパでの動物体リサイクルの結果、食物連鎖(FOOD CHAIN)により牛にヒトにうつるようになったものである。

3. コロラド州でGM表示州法案が100名に上る両サイドからの意見陳述と3時間にわたる議論のすえ委員会(Business Affairs Committee)で否決され議会に上程されないことに。

4.  EUでは規制強化を条件にGM食品、作物を認可する方向で。 当然、一部過激なところでは2律背反状態に(ドイツ、イタリアなど)。 

2月14日

0. 中国では都市化や開発、過度な農耕などで農耕地が9%も減少しており、高価なあるいは危険な農薬を使わずに安定に高品質で高収量のえられる遺伝子組換えなどのGM作物の作付けを増やす必要に迫られている。 中国は世界で最初にGM作物の商業栽培を行った国(1987年:ウイルス耐性タバコ)で100品目程度の開発を行っているが商業栽培は現在9品目程度である。また、中国では1990年代にワタの害虫が大発生し通常のワタが全滅の憂き目にあったが1997年に組換えワタの導入で救われた経験がある。 現在ではワタの約50%がGMである。 そのほか、GMの対象は病虫害抵抗性、耐冷害、腐敗抵抗性、塩類土壌耐性など広範におよぶ。 しかし、商業栽培には慎重で現在30万ヘクタール(米国2870万ヘクタール)にとどまっている。 しかし、これらGM作物の栽培の圧力は高まりつつあるのが現状である。 

1. ブラジルでダイズが史上初の大豊作ー9百万トンの大台に?ーでとりあえず一安心。 去年は850万トンであった。 ヘクタール当たりは3.1トン(3.020トンの去年を上回る)。 原因は天候がよかったため。  一方、モンゴルでは家畜が雪害で100万頭死亡と報じられる。 春(5月)までに660万頭の家畜が死ぬと見積もられている。 これはモンゴルの全家畜の25%に当たるという。 1945年に800万頭が死んだのに続く被害。 天候が1番気になるのが農業生産である。

2月13日  (2月 2  5  6   7    9  11 13

1. Hudson Instituteが農家はより多くの有機殺虫剤を使用する方向にあり、Nature's Toxic Tools: The Organic Myth of Pesticide-Free Farming(自然の有害手法:殺虫剤不使用の有機農法神話)と題する調査レポートを発表し、有機農法の拡大は農業と自然生態系を破壊すると分析。−当HPの見解と類似ー 一見矛盾するようだが、有機農法では、木酢や有毒植物の抽出物などすくなからぬ天然猛毒を非化学合成殺虫剤として使用しており、これらは米国においてはもっとも多量に使用される農薬であるとしたうえでー現在、有機殺虫剤は全殺虫剤の50%を、また有機殺菌剤は全雑菌剤の50%以上を占めており、農家がこれらの使用へ移行した場合7倍にものぼる農薬使用量の増加となるだろうとし、さらにこれらを含め、有機規格を守る農業が普及すれば、農薬使用量の夥しい増加と土壌侵食や生態系の破壊など深刻な事態が起き、持続性が著しく低下するだろうと結論している。 さらに、これら有機農薬について、規制当局は人体や環境への安全性についての情報をほとんどもっていないことも大きな問題であると述べている。 すなわち、有機農法はGMOや通常農法のかわりとして理想の農業とはやされたが、もっとも未知の部分の多い、その安全性や環境への影響がもっとも評価されていいない農法であるともコメントしている。ーまさに当HPで発足当初から主張してきたことが凝縮している。http://www.cgfi.org/pubs2.cfm 

2.英国グリーンピースは、ロックフェラー慈善団体がおこなう遺伝子組換えによるビタミンA強化イネの野外試験に反対行動をとらないと言明。 これはその目的の人道性によるものである。 毎年、現在可能な手をつくしても50万人もの子供が目が見えなくなるような栄養失調におかされていることは放置できない事態であり、これを少しでも改善することは急務である。 今回試験に入るのはプロトタイプのゴールデンライスであるが、将来、一日の必要量の40%をまかなうことのできるものが開発されるだろうと専門家は予言する。   しかし、日本の有力反GM団体は目的が人道的であろうと(それはうそだからと)あくまで反対と発表。 これが日本の意見だと解釈されれば、近い将来、このような硬直的態度が過剰な農産物安全性規制などに不満をもつ途上国の反発を招くことが憂慮される。 また、他国のGPらは現在は8%程度を満たすだけだと無意味論。 ひょっとしてかれらは栄養不足はゼロか充足かの2つの状態しかないと思っているのでは。  ほうれん草にはビタミンがあるからといっても全部をほうれん草に依存するのは非現実的でほうれん草は無用というたぐいのばかげた計算をやって見せている。 どうやらかれらは栄養学に乏しいうえに”技術は進歩せず”のスタンスのようだ。 さらに、ゴールデンライスは企業を儲けさせるだけだと反対を展開。 現在のゴールデンライスによるビタミンAの供給量8%程度でも救われる人も多いのだ。 じゃ、自分たちが主導して開発したらどうでしょうね。  ”トロイの木馬”はいったいどちらの側か。

2月11日  GMとは無関係の世界的に広く流通している特定品種のトウモロコシに、伝統育種に起因するアレルギー性物質が異常蓄積していることが当HPの分析により明らかに。 この量とアレルギー性はスターリンクのCry9の比ではない。 詳細については論文がまとまり次第報告する。

2月9日     

0. BSE(狂牛病)に関係した食材、飼料原料等の世界各国における禁輸状況がUSDAにより発表された。

1. やっと厚労省はEU産牛肉と関連食材の事実上の禁輸と欧州からの医薬品、化粧品原料や血液の輸入、献血制限の強化などを発表。 遅いね。 でも食材の事実上禁輸のやり方は大変面白い。 基本的に業界の自主判断だが(EUの食材はとにかく安全という売り込みを信じ込んでいた企業も少なからずある)、輸入にあたってBSE安全証明添付を義務付けるが、その安全証明は信用できないから事実上の輸入禁止であると言明した。 英国、フランス、スイスなどのEU諸国となっている。 すなわち、EUの安全証明が世界でもっとも信用できない危険なもののひとつであると公言したわけだ。 じゃ、これまで輸入した分はどうなるのか? それと、この間10年間にわたってEUが主張して来た自分ところの牛肉の安全性議論をどうするつもりなのか、黙っておやめになるのか。 EU特有のリサイクルの観点からの動物体の有効利用が裏目にでたわけだ。 これは、スターリンクとは比べ物にならない仮想でも空想でもない現実の危害であり、潜伏期が長くこの先子孫の何代先にどんな影響が及ぶかすら予断をゆるさない。 そして、この10年間EUはそれを知りえたはずだ。 特に予防原則を掲げあたかも自国は食品安全性のリーダーのようにふるまったフランスなどはゆるせない。 またそれを鵜呑みにした食品会社や消費者はいったいどうなるのか、しっかり損害賠償でもしてもらいたい。 やはり、食品は、当HPが発足以来主張してきたように科学的なかつバランスの取れた情報提供にもとづく総合安全性と総合的リスク管理を徹底すべきで、偏向した情報提供とスローガン的イデオロギー的仮想議論はいかに有害であるかを認識すべきである。

2. 英国はGM試験圃場の拡大を発表

 

2月8日

0.  米国FDAがハーブ系の未承認の薬理成分を含んだ危険な”健康”食品が横行していると80社に対し改善を求めた。

1. 大ニュース。  反対派のトイレの花子さん話がまた一つ消える(空想リスクの話)? GMにはこんな恐ろしいことがあるぞといつも同じ調子でぶち上げる反対派。 そのひとつに手におえない”スーパー雑草”ができるぞというのがあるが、除草剤や病害に耐性を持つGM由来の雑草は作物と同じように自然に枯れてしまい、はびこることはないということが、英国の研究機関で明らかにされ(Michael Crawley,   Imperial College London)Natureで発表される。 海外各メディアがカバーしている。 パツタイ実験、BT蝶殺、スターリンクアレルギー騒動と続いたが、いずれもトイレをあけてみたらただのトイレだったということ。 こういうのをオオカミ少年とかつては言い慣わしたものだが。 でもまだあるぞ、奥の別のトイレにはきっとお化けがでるぞと反対派? それとも最近はトイレはやめてトロイの木馬でがんばってる? トロイの花子さんというのも面白い。 ではこちらの木馬には兵士はいなかったが、あっちの木馬にはいるぞって?

2. 日本のメディアで読売が”遺伝子組換え作物は自力で育たぬもやっしっ子”と誤解をまねくタイトルをつけて上記のニュースを報道。 GM作物がスーパー雑草になるかどうかと交雑で生じたスーパー雑草のことなのにどういつもりかー正しくは自力で育たぬもやっしっ子、スーパー雑草”だ。 この記事は事実を歪曲して伝える意思が明確なうえ、そもそも農作物は自力で育たないものであること(この性質で作物はたいてい雑草と区別される)をご存知ないようだし、特にGMは外部に漏れないよう、いわゆる生物学的封じ込めという手法をとるから自力で雑草にならないようになっているしそのための試験もしているから当たり前でむしろ意図した好ましい結果だ。 どう言いくるめても懸念の一つにこたえる内容の試験結果であることに間違いはない。 また、読売の報道によれば非組換えのジャガイモのみGMよりかなり長期に生存したとあるが(英語原報にもそう記されているが)、これはまさに伝統育種品が雑草化し生態系を乱す性質をもつことを示し、伝統育種品にも雑草化試験などを課す必要性を示す結果ではないか。 GMを批判するのはいいがこの部分ではどうしてそう論評しないのか。 都合のいいように論理を逆転させてるようではイデオロギーの頒布を目的にしている非公正な記事といわれても文句は言えないだろう。 インターネット時代で新聞より早く、より正確なニュースを得ることのできる時代だ。 いい加減な解釈報道をするメディアは必要ない。

3. ブラジルのBSEは一応安全?

4. しかし国連は少なくとも100の国でBSEの危険があると発表。 理由は、1986年にイギリスでBSEが発見されて以降、現在まで西ヨーロッパの汚染の疑いのある飼料や家畜が世界各国に輸出されてきたからである。 いまごろになって、世界で1番危険な食材は20年もまえからヨーロッパ産だったうえ、得意の”予防原則”で防止をはからなかったとは。 それともだれ流すほうは”予防原則”の適用外か(入れるほうの責任とおっしゃるか)?  もはやEUは食品の安全について語る資格はない。 世界はEUに対し損害賠償を請求すべきである。

 

2月7日

こんな面白いサイトを発見: http://www.gmomedia.com/column/index.html こんな新しいGMO情報HPも; http://www.checkbiotech.org/root/index.cfm 

1. モウ大変:とどまるところを知らない狂牛病(BSE)。 エイズの二の舞への環境は整った。あとは事件を待つのみ? 何とかしてください厚労省さん 日本でもEU牛を禁輸−−− 抗体検査法しかなく、なすすべは? あまりの情報の多さに以下ら列ーサンバ踊ってる場合じゃないブラジル。 ブラジル。対米国。ブラジル。対カナダ。パニック起きそうな米国、免疫抗体を利用するしかないらしいがなかなか困難な検査法開発に各社必死の取り組み。 韓国。タン塩もハラミもダメかよ。 日本、こんな昔のことまで追求されては、農水・厚労省さんも辛いが、潜伏期間長いからなー。JAPAN: Concern over news of imports of potentially BSE infected meat during 1998-1990(日本にもうすでにBSEの危険性の著しく高い牛肉が1990年から1998年のなんと8年間にわたって輸入されていると海外の報道ーおいおいなんてこった!EUの食材は無条件で安全だったんじゃないの? 日本の報道機関さんしっかりしてくださいよ。just-food.com    

それで、需要急増のRRSの売上で俄然元気モリモリモンサントCEO。 モウイデオロギーだけでは世界は救えない。

2. モンサントは、2003-2005年に遺伝子組換えのRoundUp耐性小麦を商業化すると重ねて言明。 今後、関係国に認可を申請していく考え。 ー当然反対派は反対するが(反対するから反対派だが)、すでに除草剤耐性の小麦は危険な薬品でまず無作為に遺伝子の突然変異を誘導して育種した正確に中身のよくわからないものが出回っている現状であるので、こういったものに不安を感じないのは安全感覚ではないだろうし、GM並以上の情報公開と安全審査を要求してまっさきに反対すべきであるー例えばー。ー消費者のみなさん、あなたが食べたら間違いなくガンになるような薬品で処理して遺伝子変異をおこした伝統育種の除草剤耐性の小麦を安心して食べますか? 

3. ゴールデンライス(ビタミンA強化イネ)の商業試験にあたり、特定の会社に所属しないいわゆるフリーセクターの品種で、これまでの反対派の言い分をほぼすべて尽くしたタイプのものに、今度はグリーンピースなどが中に悪が隠れていると”トロイの木馬論”を展開してまたまた反対。 あまりこんなレベルのイデオロギーをやってると、反対派こそ消費者の安全のレッテルをはったイデオロギー戦士(虹の戦士?)の隠れている消費者の安全のレッテルをはった”トロイの木馬”だといわれかねないだろう。

 

2月6日

1. 米国農家はバイオテクノロジーによりいっそうの信頼をよせ、今年もGM作付けは順調に推移する見通し。理由は簡単である。 栽培管理の有効性がもたらす結果により、より健康な作物をより安定に、より安全に生産でき消費者とその利益を分かち合えるからであると言明。 農薬使用も 多くの規制のなかで限られた製品のなかから選ばねばならず、GM作物栽培により安全な農薬の選択が容易になったとものべている。 意外と消費者の方々はご存知ないのが、”手法をとわず健康な作物”からえられた収穫が一番の健康食品だということである。 作物の健康には適切な肥培管理と病害の防除がひとつの重要な要素である。 また、どのGM栽培農家も使用薬剤の減少や安全化、環境の保全など、そして収穫物の健全性を高く評価している。  

2.   狂牛病始め食品の安全に立ち遅れたEUはこれを立て直すためWTOにも自国内の政策(”環境保全型農業や独自の環境安全性”)をリンクさせると発言。 途上国などでは”あらたな非関税障壁”とEUの自国の事情に基づく”押し付け”に反発する動きも。ーEUはイデオロギーを押し付けると感じるようだ。

2月5日

1.バイテク反対論者は帝国主義者(Imperialists)だとニューヨークタイムズにGMO反対派に対する批判記事が掲載される。 反対派は飢えを知らない人たちであり、今日の飢えを放置し明日の安全をうたい文句にすることはあきらかに間違いであると。さらにGMOのメリットにはいっさいふれないおかしな議論のうえ、種子が自由につかえるゴールデンライス(ビタミンA強化イネ)にもクレーム。玄米をつかえだの(玄米は玄米で有害物もあるし、消化の問題もあるしビタミンAの前駆体がない)、錠剤でまかなえだの(たしか、化学合成はだめではないの)検討済みのこれら第三世界では有効的でない手段を並べ立てるが、栄養確保の戦いの最前線をしらないし、食物の栄養を知らないと批判。 グリーンピースを名指しで非難している。 さらに結論として、反対派は、食品の安全や栄養、環境などを救うことはもはや眼中になく、イデオロギー的勝利と政治的勝利のみを目的にしていると厳しく断じている。 別の論説だが、途上国の危険な農薬使用や、不純物の問題もクローズアップされ来ている。 すべて、有機無農薬で解決できるはずがない。 確執的GM反対派こそ、人類の将来を憂えるふりをして勢力を伸ばそうとする”トロイの木馬”ではないのだろうか。

2. . BSEで血液、ゼラチンもだめとなるとまさか、牛革や羊の皮の類(子供がしゃぶる可能性?)は大丈夫なんでしょうね(当HPの疑問)。

3. ついに米国はブラジル産牛肉、およびその製品(ゼラチン、加工食品など)を狂牛病(致死性BSE、CJD)の可能性で予防的に禁輸。 この措置は一時的なものであるが、ブラジルはEUの牛や飼料などと接触する機会があったため、その危険性が指摘された。 ちなみに米国は1999年度で34万5069トンをカナダから、5万376トンをブラジルから輸入している。 遺伝子組換え反対で全面禁止型の過激な規制をする国がまずこのBSEにやられているようだ。 なにか関連があるのだろうか。 それとも、遺伝子組換え問題で過度な時間と労力をさき、肝心の食品の総合安全性に手がまわらなかったのか。 いずれにしてもイデオロギーだけでは食品の安全は確保でいないということを証明しているし、皮肉にもEUのは安全と信じ込んだつけかも知れない。 米国のFDAとUSADAの素早い動きと情報のリリースは称賛に値するー対するは日本の農水と厚労はいかに? 相変わらず、マスコミと特定団体に翻弄されて先をみるゆとりがない? では、消費者の安全はどこに。

4. カナダ、メキシコもブラジル牛肉産品の禁輸へ直ちに追随。 南アフリカでは口蹄疫。 牛肉は世界的ピンチに。

5. 南部アフリカでは旱魃と肥料不足によるトウモロコシの不作。 数十万トン以上の不足か。 ブラジルのトウモロコシ不作に続き、食糧生産の不安定な現状が露呈。微妙なバランスの上に成り立つ食糧需給の実態だ。

2月2日

0. ハンバーガーのマクドナルドは狂牛病問題で脱ハンバーガーの模索をせざるおえない状況に。

1.  お魚屋さんに耳寄りな話: EUでは魚粉にも家畜肉等のコンタミ(混入汚染)可能性ありとして飼料に使用を禁止しマーケットは事実上閉鎖(これまで年間45万5千トンほどをEU全体で輸入)。 さらにドイツなどでは3万―4万トンの在庫があり、養殖魚のえさは需要がすくなくこれらの処分も含め、今年は魚粉の供給がだぶつき日本の養殖業界は大喜びか。 また、代替飼料原料として漁獲に走らないことから魚類の資源保護にもかなったりでお魚たちも”徴用”からまぬがれ一安心。

2. すでに20万トンの米国産トウモロコシを輸出、さらに10万5千トンをメキシコに売却とUSDA発表(2001・2・1米国時間)。 無害なSL痕跡に固執すればそのうち、日本の取り分がなくなる?

3.   米国医学協会は遺伝子組換え食品(GM食品)安全宣言ーリスクの不在の”証拠”がないと反対派は言うが、じゃあなたのたべてる伝統育種品にリスクの不在の証拠を出しなさい。 ほかの有害物では危険性が証明できる方法でやっても出てこないときは、普通の安全と思われてるものを対照にして実験系が機能するかチェックする。 それをやったら、GM以外のものの害作用が出てしまうのだから、どう考えてもGMは安全と結論せざるおえないだろう。 千や万のなかの1のリスクを問題にするためにはこの”1”に相当の危険性がないと問題としてでてこないのは当たり前。 当HPでは皆さんが安全と思ってる作物のタンパク質を分析しているがいろんなわけわからんもんがいっぱい出てくる。 これ全部、GMに使う遺伝子なみの安全審査したらこの作物、没になるだろうなというほどひどい現状だ。  たとえばスイートコーン、ピーナッツや霜降り肉を食べるとき、ガンとアレルギーの覚悟をして食べるべきだ。 リスクどころかこのような現実の危険があるものの中でのGMの相対リスクは伝統育種にくらべ高いわけがない。危険がわかってるほうが安全というわけ?ではそれにさらに未知のリスクがないか、だれか証明できる?リスク比較とリスク交換の原則

4. WTOが日本の最近の路線すなわち”農業の多様な役割”論に基づく財政措置は不公正な制度(補助金)にあたると警告。 また、途上国のなかには、日本などの先進国の食品安全規格は”非関税障壁”にあたると主張する向きも出てきている。 今後、食糧自給がいよいよ困難になる一方で日本独自の食品安全規格や農業政策をどこまで維持できるのか、また、こういった環境の中であくまで消費者がむやみにGMを拒否すればさらに選択肢がなくなるだろう。 途上国、EU, 米国・カナダなどのあいだでのGM問題の消費者にとっての利害はかならずしも同じではないことに留意する必要がある。 インドなどでは、GM正当化論の根拠に農薬使用やアフラトキシン含量などに関する安全規格あるいはその他の品質規格の遵守があることが認識されており、この地域の反対派はGM反対を貫き通すためには、これら安全、品質規格を非関税障壁と位置付け、緩和させることを主張し始めている。 食品安全性議論ではGMに太刀打ちできないことがはっきりしてきたからである。 この緩和の要求は、また農民の支持を受けやすいという実情があることも大事である。 世界にはいろいろな事情で有害物を含有するためうっかり手を出せない農産品も結構あることを消費者は知る必要がある。

5. アメリカではUSDAによる有機規格規制に18ヶ月以内に移行する。 これにより、USDA−Organicのラベルのないものはスーパーなどで”Organic Food”のコーナーに陳列できないことになる。 これにあたって、弱小の有機農家は去るかとどまるかの選択を迫られている。 結局は大農家、大企業有利の制度というから、結局はメジャーな有機農法グループが有利なように制度を国に作らせ、自分たちが独占するということか。 これが当HPが主張する”新たな独占の発生”ひとつで、GM反対運動は必ずしも純粋ではないという一例である。 しかしながら、USDA側の目途は、有機といえども安全の代名詞ではなく逆に危険な食品ができてしまうこともあり、消費者を守るということである。 日本語では”有機ルール”などとごまかしているが、英語では”Regulation on Organic food"とようするに”規制”の一つである。 これは食品の総合的な安全性の管理の一環だとすれば当然だろう。

1月31日

0.   米国ではすでに1997年から牛などへの動物性飼料の使用を禁止していたが、今回はFDAが狂牛病に関して”ゼロトレランス”を適用し徹底的に排除すると言明。 これに関係してテキサスで疑いを持たれた牧場の家畜を”予防的”にすべて拘束した。 驚いたことに米国の方が”予防原則”の本家フランスをしのぐ優等生。 一方、ポーランドではドイツで作られたキャンディに使われたゼラチン(動物の骨を煮出して作るーなるほど!)に疑いを持ち予防的にリコール。 EUに一線を画するポーランドもなかなかのもの。 日本のSL見つけ騒ぎは平和な夫婦喧嘩みたいなもの。世界は真のリスク排除にむかって驀進中。 食品の安全のためには”いらキャン”より”いらんモー”が必要。

1. 米国赤十字に続き、英国でも狂牛病がらみで輸血血液の問題が浮上。 日本では、脳の硬膜でのBSE感染があったが狂牛病の死者数は英国80名(フランス2名に並ぶ数を誇る?SLなんかほっといて厚労省さんしっかりフォローしてください。 潜伏期がやけに長いだけにエイズの2の舞以上になりますよ。 

2. 国際イネ研究所(マニラ、フィリピン)にビタミンA強化米(Golden Rice)の試験用種子が届いたと発表。 ここで栽培試験に供される見込み。 これはヨーロッパの発明家による発明でいくつかの種子メーカーが関与する(Syngenta Seeds AG , Syngenta Ltd, Bayer AG , Monsanto Company Inc , Orynova BV and Zeneca Mogen BV)。

3. モンサントのGM大豆はじめバイテク種子の植付けは好調のようす。 トウモロコシもそこそこで、ワタも大変好調だそうだ。  米国では今年は50%以上の大豆、25%のトウモロコシ、70%のワタがGM製品となるだろうと分析されている。 モンサントのGM大豆であるRRSは売り切れの状態で他のGM種子も供給が間に合わないものがでているとか。 一方で有機栽培のワタは害虫発生で強制削減措置を受けて、増えるどころか逆に縮小たもんね。 反対派の言ってることとどうしてこうも違うことが起こる? うるさい日本やヨーロッパのマーケットは眼中になし? 内外とわず反対派は自分たちの主張を通すためとこれまでのメンツを守るためにより過激にならざるおえないだろう。 

4. ブラジルではモンサントの試験圃場を破壊したテロリストのフランス人-Jose Bove(むしろBSEを叩き潰すべきじゃないの?)は24時間以内の国外退去命令を当局から言い渡される。 ブラジル政府がそういう措置をするとは思わなかったし主張を隠すつもりはないと依然強気だが、学生などを扇動・指揮しマクドナルドを襲ったりしていたらしい。 これがGM反対派の急先鋒の実態かと思うと空恐ろしい。

5. 非GMで頼みの綱のブラジルのトウモロコシが霜害で減産。 去年Winter Cornが402万トン収穫で1999年より34%減。 インドでは地震の影響で大豆粕の輸出に支障。 狂牛病で飼料の植物蛋白源への転換が求められている現在、手痛い。 さらに米国の大豆ブームに大豆の有害物(エストロゲンなど)問題で注意喚起が続く。 世界食糧需給なんて皆さんが考えてるほど甘くはありませんよ。 ネガティブ選択を続けたら、食べ物がほんとになくなる。  

6. 有機ビジネスに検証が必要ーアイスランドの有機スーパー大手の売上の減少で続く有機ビジネスに対する懸念。

7. アグロビジネスに遅れをとったドイツの農薬メーカーBASF AGがSL事件で弱ったフランスのアベンティス(Aventhis Crop Science)と農薬ビジネスで提携か(アベンティス 76%:AG24%の合弁?)。

 

 

1月30日

1.   心臓にやさしい高オレイン酸GMダイズ(デュポン)が日本(The Ministry of Health, Labor and Welfare:厚労省) で認可されたと米国で報道される。 日本では1月近く前の話で、いい情報はバイオのメリット情報が伝わるのと同じぐらい遅れて伝わる?

2. 米国で有機の連邦規格の適用は家族的な労働集約型で個人の創意工夫による小規模有機農家を駆逐統合し大資本による最新の高価な機械、資材を用いた大ビジネスに有利になるというのは確実らしい。 日本でもJAS法施行以降、状況は似たり寄ったりだ。ーこうなるのははじめからわかっていたわけで、当HPではもう1年もまえからJAS法を特定の団体を利するだけだと批判・警告してしている。

3. 狂牛病(BSE)でEUの食品の安全と農業はもはや末期症状。 BSEで各国からEUビーフを禁輸されたことにフランスの新聞は激怒し”集団ヒステリーだ”と酷評。 人が死んだりしてるのに予防原則の国のオピニオンリーダーがなんということを。 やっぱり予防原則はご都合主義の”さじ加減”の”いい加減”だったのね。 それとも予防原則とは人が死んだりするまえの仮想、空想リスク段階の話で実際に人が死んだり病気になる現実のリスクの局面では予防原則は適用外とでもいうのだろうか。  さらにそれにとどまらず、EUは環境保全型農業とやら称する実態のはっきりしない低生産性の農業(へたすると半分以下だぞ)を宣言し米国の食品安全に対する経費配分を金をかけすぎると非難(DAVOS, Switzerland ;2001/1/29)ー安全より安上がりを目指すEU農業? しかし、もはやEUの国土はほぼ耕し尽くし耕地を増やす余地は殆どない。 その本音はおそらく、これまでの行動言動と実態が伴わず、農業生産と食品安全性が崩壊し引っ込みがつかなくなる一方で、EU民衆の飢餓の可能性すら脳裏をかすめる事態になったことへの焦りであろう。 EUは”全面禁止”だとか”宣言”だとかがお好みのようだがイデオロギーをいくら宣言したって民衆の飢えはかくせない。 日本にはさいわいこういうのを称するすばらしいことわざがあるー”武士は食わねど高楊枝” 現実に被害のない無害なGMをこき下ろし、人類の英知につばをはきつづけている天罰だろう。  

4. FAO(世界食糧機構)がイネゲノムに期待する一方でグリーンピースは技術革新では貧困による飢餓は救えないと非難ー彼らによるとこれにともなう技術革新は儲けるためだけにしているそうだー世界的に食糧が余っているというがそういう意味では欧米が食べ過ぎているのだ。 自分たち自身が国に帰って、食べないキャンペーンをしたほうがよっぽど効果的ということだ。 特に欧米の肉を食べる習慣は止めるよう運動したらどうでしょう。 その一方で欧米で環境保全型とかで食糧生産が低下すると世界の食糧需給が苦しくなるのも確実視されている。 

5. Vandana Shiva (インド)が先進国の食品安全規格を”非関税障壁”と非難。 深刻な農薬や化学物質汚染を抱えるインド。 消費者連盟さん厚労省さんどうします? 食品安全を確保できないEUもこの路線にBSE問題で追随?ー世界は3局化か:GM、非GM、非安全? BSEの食品安全問題はインドにとって致命的社会混乱を起こすかもしれない読みがあるのか(牛は聖獣であるから)。 日本は三すくみ? これも当HPがすでに再三予想した状況。

6.そういえば、インドは食糧の効率的貯蔵と流通のため立派な道路や橋の建設を推進するといっていたが、これはへたすると、都市への人口集中や地方の均一化を招き逆に社会不安につながる可能性もある。 いまや世界第一の人口をめざし増加中のインド。  また、過度な農耕や乱開発と、それらにともなう自然破壊に歯止めがかからなくなる懸念もあり、Shiba女史の主張するBiodiversityは絵空事だろう。 軍事大国をめざす中央政府の軍事、治安目的も見え隠れしているから、Shiba女史は食糧問題にかこつけてうまく利用されているだけかもしれない。

1月29日

1. 英国でGM(最近はGE(Genetically Engineered)飼料不使用宣言を大手スーパー6店が行う。 でもどうやってGMを食ったか調べるのだろう。 肉にはまず出ないから畜産農家に立ち入り検査に行くしかない。 これは完全に魔女狩り的でありナチスみたいなことをやるおつもりか。 デンマークでグリーンピースがまた飼料用穀物を積載した船をシージャック。 アルゼンチン産と米国産のGEダイズが積まれているという。  

狂牛病とGMに対するEUの政策は予想より早く食糧危機を招く?EUの動物体資源リサイクルと有効利用路線が狂牛病で破綻した今、肉を食べたいならば家畜に穀類を給餌するか放牧で配合飼料の使用をへらすしかない。 いずれも、マクロ的には畜産の資源効率は5−10%であるから人間の直接の食糧資源とそれを生産する農地と競合する。 成長ホルモンを使用をすればこの効率を数割あげることができるがEUは拒否している。 また、農薬やGMの上手な使用は農地の利用効率を、有機無農薬より高く安定に保てるがこれも拒否している。  したがって、これまで考えられていたより早く農地、牧草地が無理に拡大することにならざるおえないだろう。 森林の伐採なども視野に入れざるおえず総合的な環境の観点からも農牧地の拡大は問題である。 これは人口100億をまたずして世界的に食糧生産のリセッションがまもなく訪れる可能性を意味している。 古代の文明の繁栄の影には食糧生産技術の進歩による増産があり、その衰退期には無理な農地拡大と放牧などが品種改良などの効果を減殺し食糧生産のリセッションを招き滅亡した歴史が刻まれている。 中には気候変動が重なり砂漠のなかにうずもれてしまった文明もある。 現代は地球温暖化とそれに伴う気候の変動ならびに砂漠化が進行している。 まずは、このような理由で殆どの森林・原野が消滅した歴史をもち、しかも農業における技術革新に失敗しつつあるEUが飢えるのは目に見えているが、次はどこだろうか。 さらにそのようなEUの特殊事情が世界を支配するのは大変重要な問題である。 

1月26日

1.  フランスではついにBSE(狂牛病)安全表示に踏み切る。 GMでは予防原則を強力に打ち出した政府だが、この問題では防戦に必死、しかし現実の危険性のまえに消費者に押されての措置。 予防原則は何をターゲットにするかはさじ加減と当HPで批判したことをご本家自ら証明してしまった。 

2. さらに狂牛病はもはや世界に。 いまやスターリンクの仮想リスクは時代遅れ。 インドでは牛は聖獣だからBSEで屠殺となると大変という議論まで。 ドイツでは多量屠殺を実行にうつす。 インドネシアは安全と宣言するが果たして。 どんな動物が入っているかわからないのが動物性飼料の問題点(まさか人間は入ってないでしょうが)。 日本もほんとに大丈夫?ースターリンクの次はBSEパニックが食品産業をおそう? 

3. 英国では、GMの評価のための栽培試験をやるべしと行き過ぎたアンチGMに対抗、ドイツでもそれにエールを送る議員が出現。

4. アメリカコロラド州ボールダー郡で反GMの活動家が提案したGM禁止をあっさり否決ー1月24日ーー反対派はGMは充分にテストされていないというが、かなりのテストをしたうえで、まともなテストがされていない従来伝統育種に置き換えるわけだから必ずしもGMは危険と一意的にはいえないだろう。

5. 英国のIcelandで有機産品のみを扱うと宣言した、元グリーンピースの専務が経営する冷凍食品店Wickesでは予想に反し、40%増収どころか5.5%の売上ダウンで非有機産品も扱わざるおえない状況に。 理由は消費者が依然コストを気にすることが多く、時期尚早だったと、消費者のせいに。 本当の理由は消費者が汗水流して働いたお金を投入する明確な価値が(宣伝のわりには)有機産品には見出せないでいるからではないのでしょうかね。 同じ英国で別の識者や行政関係者がうそつきといわんばかりに、有機農法とその産品が宣伝どうりかどうか、別の研究者に研究させるべしとか、有機の分野に過度な投資を避けるべしとかいい始めている。当地でもJAS法以来、高価な(そして実感として本当に触れ込みほどのがあるのか疑問の)有機は姿を消したところも多いが、店は繁盛してる。 私もやり方によっては植物毒や病害毒が生じる危険があり、有機といえどもやはり例外ではないと考えている。 たとえばもし、アフラトキシンの規制値を1ppbに下げたらGMコーンぐらいしか大量には流通できなくなるだろう。 現に米国では有機無農薬ワタの虫のせいで栽培面積を強制削減されている。

 

 

1月25日 

1. イタリアでまた狂牛病がみつかる: http://www.sanita.it  。 ドイツでは畜肉の売上が80%減少したうえ、ホルモンや抗生物質使用が一部で摘発され更なる消費者離れを危惧。しかし、そもそもの激減は去年の12月に、牛肉フリーと表示のソーセージから牛肉が検出されたことが最もおおきい。 これをたとえて、羊の大群のなかにたった二匹の黒い羊がいるためにみんな怖がっているのは、 イメージにもとづくもので、このロスは現在の我々のかかえる深刻な問題と行き過ぎをたしなめるひとも。 では遺伝子組換えの騒動はどこにもいない黒い羊をさがしているうちフランケンシュタインをみたと幻想して大騒ぎということか。 とにかく、BSEに続いて、この薬剤問題でドイツでは一斉に検査官を動員して大規模な”魔女狩り”を敢行のかまえ。 

2.  食品の安全意識に問題あり。米国の医学者が食品による現実の疾病の多発に警告。食品による病気の伝染で毎年5000人が死亡し32万5千人が入院、その原因は細菌、ウイルス、寄生虫、毒素であり公衆衛生上憂慮すべき事態とFDA関係者。 200種類以上の病気が食物を通じて引き起こされることが知られている。ー世界はGMの仮想リスクにうつつを抜かす間に知恵と現実を忘れてしまったかー安全意識の高まりに比例して食品事故が増えている? http://www.ama-assn.org/foodborne

3.  英国の研究者が狂牛病の次なる危険性は東南アジアと論評(Ralph Blanchfield of the independent UK Institute of Food Science and Technology ).。 彼によると世界中どこをさがしても狂牛病(BSE)のリスクがゼロの国はないだろう。 特に問題地域では極めて不透明な動物遺体のリサイクルが行われていると。 アメリカでミンクにまでTSEが見つかったことはそういうコンタミ飼料の取引が深く潜行している証だとも ー丁度1年前のフランスの状況みたいだ(農業大臣が飼料の衛生に気をつけろと叫んだ)。 さらに検査薬の開発で世界的に狂牛病摘発がGM同様、過剰に進行する可能性も。 しかしすべての国が家畜に穀類を食べさせれば人間の食糧に不足をきたすことは間違いないだろう。 放牧を拡大すれば森林破壊と砂漠化、地下水汚染を加速することもあきらかで有機にすればいいという話ではすまない。 日本の厚労省と報道機関は相変わらずスターリンク見っけのレベルで食品の安全に関する真剣な意識が見られない。 GM飼料を食わすのはけしからんなどはきれいごとのたぐいだといえるだろう。

4. 英国向け小麦に組換えダイズが混じっていると問題に。 ところが重要なことはそもそもこういうコンタミは農業の分野では当たり前で、それがGMだったからわかっただけ。 GMは無害な大変いい流通マーカーだ。 そもそも農業産品は純粋ではなく有害な有毒な植物が混じっていることだってあるが消費者は知らないだけ。

5. その英国で、反対運動の行き過ぎに警鐘をならす識者も。 

1月24日

1.    英国スコットランドでは、新しいタイプの農作物を開発する上で遺伝子組換え作物の大規模栽培テストは安全性評価のうえでも不可欠と議会の委員会(STEC)が結論。 (1月23日:エディンバラ)。

1. 狂牛病対策はEU全体のGDPの0.1%、昨日の分と各国分をあわせると56.4億ドル(約6000億円)となりインフレも懸念される。 一方で、スターリンクのほうはみつかった報道と仮想リスクのみ。 農産品の収穫純度や食用不適種や有害雑草の混入リスク(消費者は農産品は純粋だと思ってる?)や狂牛病の血液感染問題などもっと報道してほしいな。 我々と次世代の生存と安全に直接関わる。 でも事件にならないと報道機関も動かないのかな。 

2. スターリンクで開発メーカー(アベンティス:フランス)は向こう4年間の農家の補償に合意ー損失は1−10億ドルと幅がある。これもEUの損失。 ただし、こちらのほうは見つかっただけでそうなるからかなり誇張された不必要な損失だろう。 一方で狂牛病は現時点では人や動物に見つかった時点での対応だが、もしスターリンクなみの仮想リスクまで考慮した安全確保をやればさらに一桁以上大きな損失になるだろう。

3. オーストリアに続き、今度はドイツの家畜にホルモン剤使用の疑いー狂牛病はじめ、EUの食材のどこが安全? 観念的な安全論はなんの役にもたたない。 でも、EUの肉にホルモンなど、EUが禁止している薬剤が見つかることがある話は今に始まったことではない。 

4.    米国で公的な有機農業規則の運用がスタートするが、結局、大農家が有利になり、独占が進行する懸念が出されている。 民間の検査機関を政府が”雇う”ような制度にも問題がるなど、実施にむけて問題がいろいろ発生している。 結局は個人の創意工夫が規制されてしまう矛盾は、日本のJAS法の施行でも生じている。 前農務長官のグリックマンが有機は安全でも栄養豊かでもないと言明するなど、有機農法のメリットとはうそだったのか。 

1月23日

1..    カナダの調査で遺伝子組換え小麦(除草剤耐性など)に消費者はそっぽ。 どうやら消費者はどこを変えたのかとか育種の内容や安全性がほんとうのところ不明な突然変異(例えばー)や交配などの通常育種のほうを安心して選択するという奇妙なことに。ー知らぬが仏?ーそれとも知りたくない? 

2. 米国と日本ではスターリンクの検出問題で依然ごたごた。 FDAはスターリンクの検出の徹底のためガイドラインを発表。 しかし、リスクは現実になる様子はなく、依然仮想リスクのままで平和な議論

3. 一方で、EUでは狂牛病の現実の恐怖から抜け出せない状況下でオーストラリアで別の問題が発生。 少なからぬ農家でEUで禁止されているホルモン剤や抗生物質などが養豚に使用されているとして当局が調査。 それでなにか人体に実害でもあったのだろうか。 仮想リスクに走りすぎると無駄をするんじゃないかな。 牛がだめなら豚の増産を図ったほうがいいのに、あれはだめ、これはだめ、有機だけとやっていくといったいどうなるのだろう。 現在の有機は実証が十分されていない新技術のひとつ。 本当にいわれるほど安全なのだろうか。 

4. 狂牛病対策コストは9億ドル(約1000億円)を超える状況(EUコミッショナーによる)でEUは対策に悲鳴。 このなかには狂牛病がらみで屠殺した家畜には市場価格の70%を支払うことなども含まれている。 ドイツでは狂牛病は200−400ケースが確認され40万頭の牛を屠殺するだろうと予測されている。 この被害はスターリンクの仮想リスクに比べれば比類のない大きさである。  この狂牛病対策コストは、本来なら飼料メーカーが支払うべきではないか。

1月22日 

1.   なんと、ネズミにも転移性スクラッピーの遺伝子が(TSE)、 しかも人との間でも高い相同性とひょっとするとひとにも転移する?  大抵の方はネズミを食べはしないだろうが(しかしウサギは同じげっ歯類だ)要するに食用哺乳類なら少なくともすべて疑う必要ありか?。 ネズミを食べるネコは? 果たしてより下等な魚とか脊椎動物ではいかに?  Mouse Scrapie Responsive Gene 1 (Scrg1): Genomic Organization, Physical Linkage to Sap30, Genetic Mapping on Chromosome 8, and Expression in Neuronal Primary Cell Cultures ーGenomics Vol. 70, No. 1, November 2000  ISSN: 0888-7543

2. 狂牛病で信頼の落ちたEU域内で米国から輸入が増加すると見込まれる植物由来タンパク(コーングルテン)資材の輸入に対しEUが報復関税をかけると発表。 これはもともと、米国がEUからの小麦のタンパク(小麦グルテン)に品質上の問題があるとして米国への輸入を制限したことに関する報復とみられる。 EUは相手国の予防原則は認められないらしい。 現在、EU-米国の貿易摩擦は本来の食品の安全や品質とは無関係な争いになっている。 そこへ、世界でもっとも危険な食材はいまやEU産となってしまった現状にEUもなりふり構わぬ反撃にでたとみてもいいだろう。 すでにこの狂牛病問題でEUの畜肉輸出は今年(2001年)に10-12ポイントの減少を余儀なくされとみている。 この減少は約200万頭の家畜にあたるという。

1月20日

1. OECDが環境問題の解決のあり方を策定ーところが、遺伝子組換えなどの新技術は環境への影響を充分に検討する一方で、地球温暖化では従来技術に変わる新技術に移行するよう主張するという奇妙な矛盾をさらけ出している。ーすなわち、地球温暖化では従来技術が問題だとして風力や太陽光などの再生可能なエネルギーへ利用の新技術へ移行を主張し、一方で農業や食糧の分野で従来技術がもたらした問題の重大性をさておき、それに関する新技術を問題視しているからである。 これでは反対派の声の大きさに依存した報告書と言わざるおえない。 あまり強い反対派のいない風力、潮力、深海温度差、太陽光利用などの新技術においてもやり方によれば大きな環境破壊を引き起こす可能性があり、利用する際はやはり個々のケースについて充分な影響検討が必要で、やったはいいが環境を結局は悪化させてしまったなどにならないようにしなければならない。  また、農業や食糧における従来技術あるいは伝統技術がもたらした、あるいはもたらすであろう問題の大きさの認識が欠けている。 解決しようとする当たり前の問題をスローガンにしただけで人類の英知が要約されているとは思えない。特定の主張だけを取り上げた偏ったお題目的提言だといわざるおえないだろう。 技術の新旧だけではなく、個々のケースに応じた評価を含むもっと総合的にバランスをとった提言をすべきである。 

1月19日

1.  普通の牛肉は発ガン物質と大変興味のあるサイトを発見ー定量性と比較の思考を失った現代人の考える公衆の安全とは、”知らないこと”であるように思える。 ”知る”ことはいまや危険を意味するという現代のパラドックス。

2. 世界の関心事はいまや、狂牛病。 南米で羊のスクラッピー(狂牛病タイプのプリオンによる伝染性脳疾患)が見つかり屠殺。 米国から輸入された羊だそうだ。 他の国ではすでにエルクやミンクにまでみつかり、こういったものや人間に感染するものを含めてTSEと米国では呼んでいる。 スターリンクが混じってたなんてな話じゃなくはるかに現実味の本当のリスクである。 ミンクや人に感染するものがあるということは牛などの反すう動物以外にも感染する可能性をしめしており、豚なんかに出たらさらに大変なことになる。

3. その仮想リスクのスターリンク騒動だが、ーまた、トウモロコシサンプルからスターリンクの痕跡が見つかったそうだ。 検査感度は10分で0.125%のスターリンク混入が分析できるキットも発売されて、相も変わらず見つかっただけとか検査の感度がここまで上がったとか、それで何の安全がまもれるのかわからない競争が日本の厚労省もいっしょになって展開中。 上に述べたように”知”は危険ということか。 日本の家畜や野性動物のスクラッピーやトウモロコシの他のアレルゲン可能性物質を調べ尽くしたほうが、また、スクラッピーの(狂牛病の)病原体の検出感度をきっそったほうがよっぽど公衆の安全に大きな利益があるのだがーでも”知らない”ほうが安全かもね。

 

1月18日

1. ついに出た、狂牛病の恐れから赤十字が献血制限!(Reuter Washington: 1月16日) 汚染がピークの時期に英国などを旅行した人を対象とする意向のようで、汚染された牛肉を食べてそれが血液感染を引き起こす懸念が出たためである。 現在、血液は狂牛病の検査をしておらず、輸血や製剤をとおしての感染が懸念される。 これにより血液不足も懸念される。 ーエイズの二の舞の可能性1月15日のニュース参照)と当HPが警告したとおりになっている。 厚労省(旧厚生省+労働省)さんはHazard(災害、実害)をともなわない仮想リスクによるスターリンク騒動はいい加減に切り上げて、こちらに全力投球しないとほんとにエイズの二の舞になってしまいますよ。 それに食品メーカーさんはじめ消費者のみなさん、EU産の食材は食べないよう使わないようにしましょう。 EU産のハム、ソーセージはじめ肉および肉製品、乳製品とそれらをすこしでも含む食品、食材には狂牛病汚染地域産(BSE)の表示を義務付けるよ厚労省に要求しましょう。 欧州旅行も控える必要があるようです。 

2. 狂牛病汚染地域は拡大を続けています。 ポーランドがあらたにベルギー、イタリアの肉類を禁輸ー日本も早急に追随すべし。 ベルギー、イタリアではさらに発症が確認され、チェコスロバキアでは5000頭の牛が検査されることに。ースターリンクがみつかるのとはわけが違いますよ。  

3. マクドナルドは防戦に躍起。 GMは騒ぎだけだが、BSEはほんとに人が死ぬ。

1月17日

1.   EUで依然猛威の狂牛病。進化するし人間での発症に時間がかかる上、ミルクを通して感染する疑いがでるなど、未知の危険性やコンタミの危険性もはらみ把握が難しく、子孫への影響もエイズ並に懸念される狂牛病。  イタリアの屠殺場で狂牛病の牛が確認されたが無関係と沈静化に躍起のマクドナルド。 オーストリアでは動物性原料を含む飼料を域内で永久禁止しろと(1月16日)。 ”イタリアの食品は安全”といっていたのにうそつきと鳴り物入りで就任した”環境派”の農業大臣に消費者団体が辞任を要求(1月16日)。 口先で安全だ危険だと空想するはやすし・・・ 世界で一番危険な食材はいまやEU産?  いずれにしても検査費用はすべて消費者にと報道される(markets.com −1・16)。 

 すなわち検査済みは値段が高いというわけだ。 でもホルモンは検出されなくても有害といっておきながら、狂牛病は検出されなければ安全なの? さらに去年、どっかの食品企業は安全なEU産を今後使うといってたけどほんと? 日本では、無害なSL含有飼料でまだもめてるー厚生省-エイズの二の舞をしないよう動物性原料や汚染地域産(EU産)を徹底チェックしたほうがよっぽど安全に寄与するんだけどね。

2. 東京都が遺伝子組換え含有にGMマークを検討。 結構ですな。大いにやりましょう で、スイートコーンの1種であるピーターコーンやソバ、ピーナッツには”危険”マークを、他に証明されていなくてもWaxy遺伝子をもつ穀類にもその旨表示(アレルギー)を、蜂蜜には毒蜜成分が不検出でない限り”毒”マークを、サザエ、アワビや葉緑素を多く含む食品には”光”マーク(光過敏症)を、その他のものにも原料作物等が病気にかかった経歴をしらべ”病害”マークを、ダイオキシンよりずっと危険なアフラトキシンをしらべ検出されたら”ガン”マークを(アフラトキシンについては規制値内であっても特に妊婦むけに生まれてくる子供がガンになる可能性がありますと表示すべし)、カップめんなどには”栄養障害”のマークを、穀類や油脂などには”雑草コンタミ率表示”を、肉類やその製品、乳製品には”動物起源タンパク飼料使用(不使用)”マークなどなどをすべての食品を調べてつけなさい。 本気で食の安全を考えるんならね。 子孫のこと考えるんだったらこれぐらいのことはしなくっちゃ、都知事さん。 でないと安全な食品をいたずらに拒否し市民が子孫にも何代にもわたって影響を及ぼす、より危険な食品をえらんでしまうかもしれない。

1月16日

1. ついにオーストリアで狂牛病が発生。 英国では狂牛病がミルクによって伝染するかの見直し研究を開始。

2. カナダで科学者同士のGMO議論。 しかし、反対の方の議論は、例の繰り返しすなわち、読み枠だとかスプライシングだとか、分子生物学的問題が遺伝子組換えのときのみ存在するかのような議論を展開し、新しい遺伝子をいれたらリスクが増加することは間違いないと主張ーさて、これは新しい遺伝子をいれたり改変したりするのは遺伝子組換えの専売特許? いいえ違います。 伝統育種こそ、入れる遺伝子すべての安全を調べていないのみならず、はるかに多数の遺伝子を無作為導入し変異させ、どこがどうなってるのかわからないのが実情。 GMでいろんなところに遺伝子が入るじゃないかというひともいるけど、それはどこに入ったかを調べるからなの。 伝統育種で遺伝子がどこにはいったかどう動いたか調べるなんてことほとんどしないから消費者は知らないだけ。 実際しらべたらいろんなとこに入ってるよ。 当たり前でしょ、どのような方法でだろうと遺伝子を入れたり改変したらリスクが生じるのは。 それがどうして安全審査なしに安全といえるの? 知らなきゃ安全?   これじゃまるで、子供を外に置き去りにしておいて死ぬとは思いませんでしたと主張するようなもの。それにいれる遺伝子による利益を考えていない。 そんな簡単なこともわからないのは科学者かしら?  結局その方の理論でいくと伝統育種は逆にとても危険ということになる。 それでも安全というんだったら伝統育種に関するそういったデーターをみせてね。 

1月15日

1. 米国FDA(Food and Drug Administration)の129品目食品検査で2品目からスターリンクを検出。ただし、1品目は問題の発端となったタコシェルで混入は再三確認されている。 あと1品目はビール原料だが製造には使用されなかったということである。 ところで検出されたところで何の問題もないがやけに神経質になっている。 メキシコでグリーンピースが食品メーカにをGMを使ってると訴えたら、食品メーカーは使っていないと反論ー使ったって従来からあるリスク以上のものは出てこないのにである。 それに比しておなじ食品汚染でも次の狂牛病は現実味でははるかに重要。

2. −−−動物性飼料を用い飼育した家畜の肉類およびその製品に”動物性飼料使用”を表示せよ。ーー食品の安全にとって遺伝子組換え表示よりはるかに重要であるー環境に逸出し野生動物にも蔓延する可能性がある狂牛病

米国でFDAが食品メーカーに狂牛病侵入の防止のための規則を遵守しておらずコンタミの危険が著しく高いと言明し検査・表示や使用区分の厳守など安全のため規則を遵守するよう警告ー 内容は、(1)食品メーカはじめ関係者は常に検査を実施し動物性飼料を確実に分別し、非意図的コンタミを絶対に阻止するようにすること。 (2)米国では動物性飼料はすでに以前から鳥や豚には使用してよいが牛や羊などでの使用を禁止しているのでこのことを遵守すること。 (2)のことは、十分注意しないと市場や飼育現場で動物性飼料が混合しコンタミする可能性があることを示しており分別と検査は極めて重要である。ーーまるで遺伝子組換えのコンタミで問題にされたこととそっくりだが実は既存のリスクの話ー この動物性飼料のコンタミはスターリンクのような仮想リスクではない。 スターリンクのように、病原性がないものの痕跡のコンタミ(しかもスターリンクは増殖しない)を問題にする不合理性とはわけが違う。 狂牛病は病原体の含有の問題であり、それこそ感染してから増殖するから微量であっても大変なことになる、現実のリスクであるうえ、野性生態系への深刻な影響やあらたな感染源の確立の可能性もふくめ将来の影響も極めて未知ではかりしれない危険があることは間違いない。 どうしてこちらをもっと消費者は問題にしないのか不思議である。 世界の食糧の需給や安全性に直接犠牲者をともないはかりしれない影響を与えるのである。 

3   米国でオーガニックコットン(有機ワタ)の栽培面積が、ワタノミゾウムシの防除のため強制的に削減された(5399ヘクタール、2000年度)、前年1999年は6791ヘクタールであった。

1月11日 

1. フロリダ州オーランドで開催されたAmerican Farm Bureau Federationの大会で、400農家にロイターがアンケート実施。農家の強固なGM支持を裏付ける結果となっている。ー相次ぐGMのメリットの証明あるいは有害性の否定のデータ-が蓄積するなかで当然であろう。 その多くは、消費者や地域住民とも共有できるものであることが浸透してきているのかもしれないー例えば、極低レベルのアフラトキシン含量、雑草管理の効率化によるコンタミや植付けの時期の適切化などによる有害物の減少を軸とした品質向上などをはじめ有害な農薬の安定的削減による生態系破壊や地下水汚染の削減など、反対派の方々は認めたくないだろうが、消費者や地域住民と共有できる具体的な多くの有益性が認められつつある。 その一方で、従来リスクをこえるような現実の(空想ではない)危険性や危害はいまだ生じていないことなども実感としてある。 このアンケート結果については追って詳報する予定。

2. ドイツでは狂牛病で混迷が深まるとともにフランスなどで狂牛病問題で内ゲバ。−また、過去のさじ加減をめぐって予防原則そっちのけの責任転嫁が始まったか。

 

1月10日

1. 2003年までに遺伝子組換え小麦と稲が実用化するだろうとの予測が米国でだされる。

2. 反対派はどんな科学的証拠を出しても納得しないだろうが、安全審査されたGMは安全、表示不要という政府の方針は正しく、有機に流れるかもという懸念も実際には起こらず、食品製造業界は一安心?-Biotech study, USDA rule benefit mainstream firms Date Posted: 1/9/2001 BridgeNews Bulletins via NewsEdge Corporation : Kansas City--Jan. 8-反対派は反対以外の目的がないということ?

3.. カナダのUniversity of Guelph でGM表示にかかるコストの最新の研究が報告されたーそれによると義務的GMO表示により小売価格で10%ほどの上昇と算定。ー本当に安全のために必要なコスト? ほかに蜂蜜の毒蜜成分だとか、アフラトキシンの量だとか雑草や他の食用不適作物(飼料、工芸)のコンタミ量など表示すれば真の安全に寄与できるものは他にいくつもあるはずだが。 作物の病害履歴なども表示してもらえると大変ありがたいのだが。 有機農法でよくあるカビた部分だけの選別除去などもやめてほしい。 有毒成分が植物体全体に伝達されて影響する場合や未知の毒成分や相乗効果だって否定できない。 

4. 狂牛病の猛威はついに政界にもードイツで保険大臣と農務大臣が相次いで辞任

5. パイオニアとカーギルがEU未承認として販売を控えたLLハイブリッドコーンは承認される見込み故問題なしとアヴェンティス。

6.”伝統育種品”こそフランケンフード

1月9日

1. 日本で2003年から遺伝子組換え食品にアレルギー検査を義務付けーあたかもアレルギーのリスクは遺伝子組換え育種のみにあるような制度。 伝統育種品にこそ厳しいアレルギー検査を義務付けるべきである。 伝統育種に用いられる多くの遺伝子とその産物の安全性やアレルギー性やその量的変化はきちっと評価されていないことが多いし、姿、形だけで育種されていることが多くなにがどうなっているかわからない。 公的安全審査なしに種子メーカーの都合でマーケットにでてから研究が始まる現状をどうするのか。 消費者にとってもこの普通の新品種のピーナッツやトウモロコシのアレルゲンはどうなってるのかとかの本当に消費者にとって危害の加わる問題に関して量的な危険表示はされていない。交配や突然変異の具合によって思わぬアレルゲンや危険物が増加、生成したりするし、過去にすでにいくつもの事件が発生している。 伝統育種をした際に公的にちゃんと評価しなくていいという特別の理由は全く見当たらない。 消費者はこういった危害を現実に多く受けている現状を考えるべきであろう。 厚生省の食品アレルギー物質やアフラトキシンなどの天然猛毒の表示・検査、規制は一般食品に対しては全く不十分である。ー公的表示制度に関するコメント参照ー例えば、みなさんが今たべている食品のアフラトキシンの含量とその発ガン性を心配したことはありませんかー

2. アルゼンチンでモンサントの組換え大豆が承認か。

 

1月8日 

1.相変わらず、仮想、空想リスクでGM忌避が先鋭化。武士はくわねど高楊枝?−イタリアでカナダの小麦にGMが混入と問題に(で一体何の問題が具体的に起こるのかといいたいが)。 一方でオーストラリアで家畜の健康にいいGMルーピンが開発と報道ー対するは英国でGM飼料を使わないチキンの店ができたとか。 さらに、GMコーンのBTで蝶が減るというリスクは結局は小さいという総括が米国で行われ(大きかったのは騒ぎのほうということか)、さらに英国では農薬使用で小鳥がへるとの研究結果(何をやっても減る小鳥?)。 有効性や安全性が確認されるたびに忌避が進行するのは何ゆえの宿命か。 イタリアの件ではどうやら、病害抵抗性や除草の効率化は生産をあげるだけとの理解があるようだが、これは間違っている。 作物を病害(アフラトキシン)や雑草(ノハラガラシ)から守ることにより、有害物のコンタミが減少し食料の安全性が高まるという事実を消費者はどういうわけか受け入れようとはしないようだ。 

2.大豆と七面鳥と口蹄疫: そのGMの空想リスクで無用のGM規制がつよまるなか、伝統リスクは次々とハザード(災害、実被害)に発展し実際の健康被害をともなって拡大が続く状態。 すでに述べたが去年の七面鳥のリステリア菌汚染で数千トンの七面鳥がリコールされたが、どうやら数名の死者と死産などの妊婦への影響が少なからず報告されているようで、当局が因果関係の特定を急いでいる。 おまけにこれら七面鳥を原料としたハムにまで汚染が拡大。 さらに、ニュージーランドでは大豆ベースの幼児の食品に含まれる、甲状腺機能阻害物質や女性ホルモン様物質により、幼児が病気になる(甲状腺障害や生殖機能障害)ことが問題にされ、訴訟が準備されている。この件は当HPではすでに1年ほど前から問題提起している( 大豆の有害性)。 また、狂牛病のみならず南アやスワジランド、アルゼンチンで口蹄疫懸念がとまらず家畜をと殺する所も、 その他の驚愕の伝統リスクもすでに当HPで提起済み。 世界は伝統リスクで衰退へ?

 

1月5日: 恐牛病でドイツを非難していたオランダでついに8件の報告、さらに、すでにヨーロッパのみならず全世界に病気が広がりつつあるとしてついにWHOが緊急会議を1月に開催し対策を練る。中国もついにヨーロッパからの動物性飼料を禁輸。  そのさなか、”予防原則”で有名なフランスで著しく不衛生な汚染された屠殺場の実態が明るみにでるなど、21世紀しょっぱなからヨーロッパの畜産は大打撃。 予防原則とは自分のはまず疑わない原則のようだがついに隠し切れなくなった(予防原則をほんとに実践するなら、原因ー結果のつながりを考えるとその汚染実態がまず”予防的”に明らかにならないといけないと思うのは素人考えらしいーそういえば予防原則は原因がなくても結果さえ考え付けば(実態とは無関係でも)よかったんだね)。  NHK地球法廷でアメリカのホルモン剤使用や遺伝子組換え飼料を激しく非難し、自分たち畜産農家の理想や有機リサイクルのすばらしさと健康をたからかに歌い上げていたフランスの農家の方は今どうなったかしらとふと心配になった。  やはり、予防原則では食べていけない?  

あけましておめでとうございますー2001年元旦ー本年もリスク比較とリスク交換の原則で臨みますのでどうぞよろしく。 年頭の辞ー21世紀は食糧問題が環境問題とともにクローズアップ


逆境に強い組換えトウモロコシー全米収穫コンテスト非灌漑クラスでパイオニア種子会社のYieldGardの品種が勝利ーPioneer Hi Bred はデュポンの種子会社で科学的な育種と栽培管理技術の提供で知られる。

Winning in the national AA non-irrigated class, the hybrid contained the YieldGard* gene, providing resistance to European corn borer. 詳細→http://www.pioneer.com

12月27日

1.スターリンクの養鶏試験結果が農水省より公開 http://www.maff.go.jp/work/001225tikusan-xx.pdf  (日本語)

2. 世界のGM試験栽培状況 http://NBIAP.BIOCHEM.VT.EDU/cfdocs/globalfieldtests.cfm 

3. 狂牛病で危機的状況のドイツ: 周辺国からは禁輸されさらに国内では40%もの国民が食生活を変更するとー食卓から肉のみならずハム・ソーセージ・フランクフルトが消える?。 日本ではドイツ産を禁輸しなくていいの? フランスでは死者の家族が狂牛病を予防する適切な行政措置をとらなかったと、お家芸の”予防原則”を発動しなかったかどで政府を裁判に訴える事態に(12月22日)。

4. 狂牛病がエルクに蔓延(すなわち狂エルク病?)の可能性

5. 台湾: 業界からの要請でGM義務表示をコーン、大豆は2003年、製品は2005年まで猶予ー扇動に惑わされず冷静に混乱をさける適切なやり方と評価できる。

12月26日

1. アベンティスのスターリンクに関する養鶏試験が農水省で実施ー特に問題なし。 また、厚生省はデュポンの組換えダイズの日本での消費を認可へ(昨日のバイテク部会で安全審査がパスー12月25日)。ー突然変異で除草剤耐性を導入する伝統法による除草剤耐性品種は厳しいチェックなしにすでに多数用いられているが不明点が多すぎこのような審査には通らないだろう。

2. パキスタンで牛の疫病が発生し、 アラブ首長国連邦(UAE)はパキスタンからの牛と水牛の輸入を禁止。 同国と湾岸諸国はすでにEUからの家畜の輸入を狂牛病やその他の病気の阻止のため禁輸している。 またサウジアラビアではRift Valley Feverで苦闘ー人間に感染しサウジアラビアとイエメンで113人と97名の犠牲者が。 南アフリカでの口蹄疫、米国での七面鳥の細菌感染による大量リコールなど、世界の食肉生産を脅かす事態が相次いでいる。

12月22日

む? グリーンピースになにが起こった? うちゲバ? −−Greenpeace wrong about modified organisms By MICHAEL SMITH-- CNEWS Science 2000, 12-22(Friday) 参照 "グリーンピースの遺伝子組換え生物(食品)に対する主張・行動は誤っているー” と有力なスポンサーの一人がグリーンピースに三行半。ー I was busy and didn't have time to discuss exactly why the Greenpeace position on genetically modified organisms (GMOs) sets my teeth on edge and why I'm no longer prepared to hand over cash to support the organization.  詳しくは以下のサイトにアクセスしてみてください。

http://www.canoe.ca/CNEWSScience0012/21_smith-can.html 


12月20日  

1. 食品用の日本向けカウンター・サンプルからSLを厚生省がSLを発見。農水省の飼料用輸出検査合意は出鼻を挫かれた、と。 輸出しようとした方よりも発見しちゃった方が、どぎまぎしてる構図? さらにタイにも飛び火。 果てしなく続く無害なものに対する恐怖ーカサンドラクロスの世界をまっしぐら。どこかにおんぼろ鉄橋がないことを祈るのみ。


BSE(狂牛病関係)
2.EU。動物性飼料禁止は、廃棄の環境問題、代替植物性たんぱく質資源確保問題、子牛の代替ミルク問題など巨大なジレンマを抱えているぞとの指摘が。 人間の食糧との競合もー当HPでの危惧が早くも現実に・・

3. オーストリアVSドイツ。BSE処女国?のオーストリアは、ドイツからの禁輸措置をEUに打診。これに激怒のドイツ。内ゲバ? あれ、予防原則遵守のEUじゃなかったの?

4. フランス。毒をくらわば皿までーアメリカに負けてたまるか。 さすがは「ケ、セラ、セラ、なるようになる」お国柄、牛肉消費が反転上向きに。クリスマス需要にも期待膨らむ。ま、アメリカのリステリア汚染七面鳥食べるよりはましか。でも脳がすかすか(狂牛病のせいで)になってでも絶対ホルモン牛肉(米国産)はだめだぞ。 

5.スペイン。タダほど怖いものはないじゃなくて、怖くてもタダは良いと、無料ビーフサンド配布デモに消費者殺到。飢えに効く薬は食べることのみ?

6.英国。、パイやハンバーガーには、規制の抜け道ありという警告ー日本の厚生省さん、当HPでも指摘しつづけてきたことが出てきましたよ。 リスクはスターリンクの発見どころじゃないですよどう対応されますか。されませんか。 でもそうはいっても寝た子起こされちゃ食品メーカーさんこまるよな。

7.アイルランド。小児マヒ用のワクチンもやばいぞ、という話にアワてる政府ーこれも厚生省さん・・・  出番ですよ。


8.カナダ。BSE疑惑で、エルクを屠殺。北米までいっちゃうと、マジにやばいぞ!農水省さん、スターリンクは適当にしてこれもっとよく調べた方がいいと思うよ。日本は本当にBSE処女?

12月19日 

1. 昨夕17時、農水省がリリースした飼用コーン輸出検査の日・米プロトコル合意、やっとここまで来た。これを受けてひと安心のシカゴ市場とUSDA。ニッポン国バイイング・パワーは健在?
 で、ところで、いったい我々はただゲームやってるだけ? 何の安全をまもってるのか全く不明。 要するに、普通の食品の安全性では完璧にOKのSL(スターリンクだが、SLを不許可にした同じ基準すなわち、”アレルギーを起こさないことを証明せよ”を適用したら殆どの食品は流通からはずされ、国民総生産以上の賠償請求さわぎに?−具体的にはSLはピーナッツ・バターよりも700倍も安全とワシントンの公聴会で研究者達が証言!なんだけど・・・実際、スターリンクが普通のトウモロコシよりアレルギー性が強いと考えるのはきわめて難しいということを米国メディアが報道(解説者の中に自分自身が普通のトウモロコシアレルギーだったと告白する人も出る始末)。
 わかりやすく言えばスターリンクの組換えタンパクは日本人がよく食べるピーターコーンよりはるかに安全であることはまちがいなし。 ピーターに導入されたWaxy遺伝子はアレルゲンを生産する可能性があり。 また、実際に普通のトウモロコシアレルギーの人が存在することをご存知? トウモロコシにはアレルゲンあるいは疑われる物質が何万倍も多量に含まれている

2. 今年5月から12月11日の間に製造された一部の七面鳥製品をリステリア汚染でカーギルが自主的大量リコール!空腹なクリスマス? すでにリステリア感染症患者らしき報告が20例ほどあがっており、まだはっきりしないが該当製品を決して食べずに購入した店に提出するよう要請、1670万ポンド(約8千トン)にも上る大量リコール。 一部の外国にも輸出されているとのこと。

12月18日 

1. 米国で有機農法規制法案が最終仕上げー農務長官、ダン・グリックマンは有機農産品は安全でも栄養豊かでもないと言明ー適切にコントロールされた通常の農産品にくらべ有機農産品が特権的に安全であるというわけではなく、食品の安全性は総合的であるべきで、すべて安全性の確認が必要と強調ー当然である(等HPの主張するところでもある)。

2. EUでは棚上げされていたGMO認可規則を来年早々にも成立させることで合意にーただし、当初は極めて厳格なトレーサビリティを課す意向ー以前のゼロトレランスと同様、実質的に動くシステムであるかどうか疑問であるとともに無用の”仮想被害による賠償”騒ぎが続発する危険性も。 しかし、全面禁止の代わりにといえば致し方ない?

3. 米国でBTコーンのメリットを科学者がアピールーモンサントの肩入れと反対派は評するがその反対派のバックも宗教や有機農産品とその販売の関係団体だったりすることも多く、果たしてどちらが正当か甲乙つけがたし? 申しておくが当HPはモンサント等、バイテク企業のみならず一般からも一切資金や会費などはもらっていない啓蒙と情報提供と解説(視点の提供)のためのボランティアサイトである。

4.BT組換え作物を利用することの食品や環境への安全性のメリットに関する論文が出版ーBT殺虫成分の組み込みの結果、虫害によるEar Rotというカビ感染症が著しく低下し、また収量増加の効用もある。アイオア州始め全米でのここ数年の実地データーを例示している。Ear Rotの発生比率は組換え体では毎年1%程度と低レベルで安定であるのに対して非組換えでは5−18%と年によって大きく変動した。非組換えトウモロコシではEarRot感染の当たり年(多い年)が1年おきに繰り返された。 当然、有毒なカビ毒の含量(フモンシン、アフラトキシン等の総量)は最悪の年で1/20程度となった。また、動物へのBT殺虫成分の多量投与によっても毒性は認められず、また飲料水への含有の有害性も認められなかったー無論反対派はこれでも安全でないと仮想リスクを主張するだろうが、このような無害なものにさらにこれ以上の絶対的危険性を一方的に想定せよということには相当無理があり、伝統的作物に含まれる他の有害性や殺虫剤散布による環境破壊や地下水汚染などの現実のリスクをも評価しながら比較検討すべきが筋だろう。 また、これら伝統リスクのほうがはるかに危険である可能性も銘記すべきである。また、エイズやPCBなどではこのレベルの研究でも見事な有害性を示すものであり、これらとは根本的にことなることを関係者は認識すべきである。

12月16日 植物のポストゲノムの応用の新展開ー作物の生理や育種など gene tip etc

12月15日 シロイヌナズナ(アブラナ科)の善ゲノム解析が終了しNature誌に発表へ

日本の農水省もようやくEUからの動物性飼料の全面輸入禁止に踏み切るー遅すぎる対応、EU産の畜肉やハム、ソーセージは安全か? 厚生省は? EUではすでに今年4月から大問題になっており、今年の夏ごろには若い人の狂牛病感染源だとして学校給食から危険性のあるハム、ソーセージの類を追放したところもある。

12月14日  (12月14 12 1198 7 6 5  1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 ;9月 ; 8月

1. 欧州議会議員連は先日、遺伝子組換え作物/食品の認可に関する新法を制定し2月から施行する運びとなったと言明。 この法案は2月にストラスブルグの欧州議会で投票に付されるが、おそらく通るだろうと観測されている。これまで、新法は2003年までブリュッセルのEU委員会本部で保留するとしていたため多数の遺伝子組換え食品の認可が棚上げされていた→続き

2. カナダで除草剤に耐性のある作物の総括がなされた。 この除草剤耐性作物は実は10年以上も前から、種子や植物を強力な遺伝子突然変異を起こす薬剤などで処理して作られており、これらの耐性の中身やその他の性質は十分に調べられずに作付け流通しているのが現状で、すでに除草剤耐性の雑草も出現して久しく世界で80種以上もの除草剤耐性雑草が確認されているなどの事実は消費者には知らされていない。 なんでも悪いことは遺伝子組換えが原因とメディアや運動家にフレームアップされている昨今で、このような伝統手法に基づく問題点をも含めた総括は重要である。

12月12日  (12月12 1198 7 6 5  1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 ;9月 ; 8月  

1. GPはまた米国大豆をブロック, しかし、家畜が餓死したら、動物愛護にも国益にも反する。 GM(バイテク)が人々を救うという前例をなにがなんでも作りたくないという、彼らのイデオロギーを守るための行為と言われてもしかたないだろう。 ーGPはもはやイタリア、イギリス合作の名画”カサンドラクロス(大鉄橋)”の乗客もろとも鉄橋から転落させ”生物学的に封印”しようとするWHOと軍のコマンドとそっくりの状態。 この映画では、病気は治せるはずだと乗客を現実のリスクから(すなわち転落死)救おうとする医師とコマンドとの撃ち合いとWHO内での確執をこの映画はえがく。 ここでは病気が世界中に広がるという空想のリスクに凝り固まるWHO高官の指令をうけたコマンドにとっては任務遂行のみが、現実のリスクとは無関係に至上命令となる。 このコマンドたちは明日を憂えて今日に死す典型として画かれているようだった。

英国: さらに彼らは大まじめで七面鳥はGMフリーだから安心?ー"だから”をつければなんでも理由になるのか、いったい何の安全をまもっているのでしょうー彼らのイデオロギーの安全?

EU: GM飼料を使おうが使うまいがマックは狂牛病のあおりを受けて売り上げ減。

エジプト:ついに西ヨーロッパからの畜肉輸入を禁止ー狂牛病とナイルウイルスがらみ。とにかく世界で一番危険な食品と飼料は、遺伝子組換えでも米国産でもない、かの”予防原則”の本家本元、ヨーロッパ産。 ほかにも欧州旅行で寄生虫感染が報告されており、要注意。ヨーロッパは予防原則がなかなか食品で普及しないのにしびれをきらせて、予防原則とはこうあるべきとその有効性を証明するため自らを実験台にしてしまった?

日本: ヨーロッパの畜肉やハム・ソーセージといった肉製品を予防原則で輸入禁止にせよと消費者団体などは厳しく要求しないのかな?ー遺伝子組換え(GM)より危険だと思うけど。

12月11日  (12月1198 7 6 5  1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 ;9月 ; 8月  

1. EUサミットは、6ヵ月間の動物性飼料禁止案を支持するも、期間の延長に関してはドイツ、オーストリアの反対で合意せず。
2. 南アフリカは狂牛病フリー宣言、でも口蹄疫で汚染中。

3. サウジアラビアでは西ナイルウイルスへの懸念から、フランスからの馬と鳥の輸入を禁止。ーEUでの家畜の病気の蔓延は憂慮すべき事態。 次は人間に及ぶ?

4. カナダでは殺虫剤禁止裁判が最高裁へ。また一部農民グループはGM食品全面禁止を要求ー殺虫剤や農薬は禁止するわ、化学物質は禁止するわ、GMを禁止するわでネガティブ選択続出の先進国の迷走。 これではたして農業、すなわち食糧生産がなりたつの?

5. スターリンクの暫定食用認可の可能性を厳しく否定する論説がUSA−Todayに掲載。 よくまあ全く不必要なことを人類はやってるね。 純粋なスターリンク本体ですら悪影響を実証するのに四苦八苦してるのに、遺伝子までしらべてそのわずかなコンタミを問題にすることが我々の健康確保に何の貢献をするのかわからない(こういった類の人間の反応を風刺した有名な映画カサンドラクロス(大鉄橋より悪い状態)。 ダイオキシンやアフラトキシンですら9 ppb (9マイクログラム/kg)含まれてもOKなのにね。 SLの場合、おまけに問題にしているCry9Cタンパク自体が検出されなくとも遺伝子が検出されただけでコンタミだと?  貯蔵中に転写がおこりmRNAができてcry9Cタンパクが生成するがみたいなばかげた話。 
  アフラトキシンのほうは悪影響がわかっている分のみならず、いままで隠れていた胎児への危険性が検討され始めており(”環境ホルモン顔負け”のリスクに関する研究プロジェクトが進行中ー>プロジェクトサマリー  アフラトキシンデーターベース )、食品の安全性の確保を本気でやるならこの結論がでる3年先まで”ゼロトレランス”をしき、スターリンクの遺伝子検査してる金とひまがあったら、このアフラトキシン生産菌の遺伝子検査を徹底的に実行して遺伝子が検出されればアフラトキシン含量ゼロでも廃棄すべきだ。 こちらのほうはカビであり、少しでも遺伝子が検出されれば、湿気たりしてこのカビが増殖し検査時ゼロであったアフラトキシンを発ガン・中毒レベルにまで生産する現実の可能性があるのをどう考えるのか。  こちらの徹底した遺伝子検査のほうがよっぽど食品の安全確保に役に立つ。

12月9日  (12月8 7 6 5  1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 ;9月 ; 8月 米国環境保護局(EPA)で穀類などの農産物や食品に微量含まれる発ガン性カビ毒のアフラトキシンが、妊婦の胎盤を通して胎児に移行して胎児の遺伝子に作用して変異を起こさせ、その結果、生まれたこどもが14歳までにガンになる主たる原因になっているとの”環境ホルモン顔負け”のリスクに関する研究プロジェクトを促進中ー>プロジェクトサマリー  アフラトキシンデーターベース アフラトキシンの毒性はダイオキシンの10倍以上といわれ、また地上最強の発癌物質でもある。すなわち人工の化学物質ではなくカビの生産する天然毒であるので間違いないよう。 農薬と十把一絡げに規制されているので農薬の一種と思っている人もいる。 ダイオキシンと比較したときのアフラトキシンの毒性の高さから考えると現在のダイオキシン並の規制値(10ppb)では全く不十分でその10分の1以下の1ppb以下にアフラトキシンの規制値を設定する必要があろう。 そうすると、現在の食材の多数が不合格となるが、それはいかに我々がこの地上最強の天然毒のリスクを受けているかを物語っている。

12月8日  (12月8 7 6 5  1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 ;9月 ; 8月

1. 当HPでは繰り返し詳細に報告してきたEUでの狂牛病の危機的状況が日本の新聞にようやく報道される。 その実質的な影響はスターリンクどころじゃないよ(下段参照)。 新聞さん、その名に恥じずしっかり報道、解説してね。

2.スペインで今度は新型の狂牛病が発生。 今後、どこまで進化する狂牛病? 遺伝子組換え遺伝子の変異や勝手な進化はいまだ起こっていないが、狂牛病はすでに勝手に進化。 狂牛病はもとは羊の病気とも言われるが人にもうつってしまう進化をすでに起こしている。 種の壁を越えて、しかも急速に進化しながら我々人類に危害を加えるのはいったいどちらか? それでも空想リスクを並べ立て遺伝子組換えダイズを飼料につかわせるまいとやけになるグリーンピース。 どっちが将来にわたって危険か素人でもすぐわかるだろう。 いったい彼らは何の安全を守りたいのだろうか。 実質を無視したイデオロギー的EU農業に警鐘ー物事は各種技術を見比べ一定の基準で是々非々で判断すべきが人類の知恵である。

3. EUで狂牛病撲滅のため動物性原料飼料の1月からの禁止は可決の見通し。 EUで用いられる飼料原料としてダイズとトウモロコシの調達が今後、重要課題となろう。 中国が先月ダイズを大量に買い付けたのに続きトウモロコシの大量買付けの噂でシカゴ市場は高騰の様相。 この禁止は6ヶ月間の暫定と言うことらしいがおそらく急にもとにもどることはむずかしだろうから、世界の穀物需給のバランスを大きく崩すことになろう。 家畜のえさとして穀物を使った場合、人間が直接食べる量の確保に必要な農地の面積の10倍が必要であることに注目する必要がある。  すなわち、世界の農地面積は増えるどころか、減少予測すらあり、EUの飼料穀物利用が長期化すれば、中国の畜肉生産増強傾向も加わり、何とかしないと間違いなく食糧不足が近い将来起こるだろうということである。 我々が、仮想リスクか現実の飢餓かの選択をしなければならない時期が意外と早く訪れそうである。 ”明日を憂えて今日に死す”が現実のものとして感じられる。

12月7日 (12月7 6 5  1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 ;9月 ; 8月

1.  米国EPAの科学者パネルはスターリンクのCry9Cのアレルゲン性についてはもう少し調べる意向であると発表。 決定の延期にひとしい報告を出した。  しかしその報告には特に目新しいデーターはなく、Cry9Cの分子量、熱安定性、および消化への抵抗性などの性質からの推定であり、この報告自身も、Cry9Cタンパクは極めて微量しか含まれず(数ppm以下)まったく問題をおこすとは考えられず、過度な反応はしないよう呼びかけている。要するにアレルギーを起こすという決定的証拠を見つけられなかったというわけである(以下、注釈)ートウモロコシにはこれ以外のアレルゲンあるいは疑われる物質が何万倍も多量に含まれており、あまりにも量が多いためになかには動物の体を通してミルクに移行しアレルギーを起こすといわれているものもある。現実問題としてスターリンク100%を食べたとしても組換えタンパクが原因でアレルギーを起こすとは考えにくい。 むしろ、起こるならこれら何万ppmという高濃度のアレルゲン物質の影響を受けるだろう。 一方で皆さんが安全だとおもって食べている伝統育種されたスイートコーンの一種であるピーターコーンには現実に強いアレルギーを起こすと認められているイネのアレルゲンとよく似たものが、他の品種にくらべて著しく多く、全タンパクの3%(3万ppm)もの高濃度に含まれているがその安全性はまだ調査もされていない。日本の厚生省や消費者団体がこの点に着目しないのはどういうことであろうか。 食品の一般的安全性に関して意識が低いと思われるー また、日本の報道機関はもっと原文(英語)の趣旨を伝えた上、物事のバランスを考えて忠実に報道することが強く求められる。 誇張、飛躍された言葉を使いまわすタイプの事件報道のやり方を繰り返すことはいたずらに不安を増幅し大きなマイナスである。

 

12月6日 (12月6 5  1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)


1. 米国医学協会が、遺伝子組換え食品は安全であり表示の必要性も見当たらないと発表ー医療の現場の声は、反対運動家の主張に懐疑的

2. 英国。GM雌鳥の卵で癌治療

3. GP(グリーンピース) 狂牛病の影響で輸入が増加すると見込まれる米国大豆をターゲットにー>また大騒ぎ。 それより、栄養学をしっかり勉強してダイズに含まれるアレルゲンや有害物質でも問題にしたら? いままでEUで使われていた動物性蛋白源に比べるとはるかに多くの問題を抱える植物蛋白源。 GMかGMでないかは関係なく未消化物などがミルクなどに移行するものもあるしカビ毒など動物とは違った有毒物もある。 EUにとっては未経験に近い分野。 いったい本気で食の安全を考えているのだろうか疑問。 GM云々はレベルが高すぎる話ではないのでしょうか。

4. オーストラリアー組織培養による促成ポテト開発メーカーが表彰されるー組織培養で突然変異を起こさせたとみられ、どこがどうなってるのか、なんで促成になるのかちゃんとメカニズムを分子レベルで調べ安全審査をしたのか疑問。 この選抜手法では染色体単位の移動や断片化が関与しているのが常識で少なくともGMより厳しい安全評価が本来必要だが、伝統法ということで免罪につき大衆を相手に大規模人体実験で安全審査? 中毒、アレルギーが出ても製造者責任はなし?

5. 中国ー我が道を行く中国ーしかしこれに関する一部の報道は上海で、しかも野菜に限定して話をしてるのに、記者が中国全土、すべてのGM食品の取り扱いのように記述しており、部分をとらえて関係のない話をごちゃ混ぜにしそれを一般化して読者をサブリミナル的手法により不安に陥れようとする意図的な情報操作のにおいをつよく感じた。 記者は”ペンのエリート”のはずだから、読者の誤解などの言い訳はゆるされないーUPIの記事である。

12月5日 (12月 5  1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

1. 遺伝子組換え食品について原理から安全性や将来のことまでわかりやすく解説しているサイトを見つけましたー食品科学広報センター「本当はどうなの?遺伝子組み換え食品」

2. 米国でO157のコンタミで牛肉製品の回収ー全米ランキング10位のSuperValueというスーパーで中西部一帯でひき肉にO157がコンタミしたとしてCub Food Storeというところで売られた牛ひき肉全製品の自主回収ー12月3日、USADA発表Green Bay, Wisconsin -- American Foods Group Inc. により製造されたものが原因で11月1日以降の製品とのこと。ースターリンクと違い現実の危機があり、すでに21人の実際の病人が出ているという.

3. スターリンク問題に対する先進国の行き過ぎた反応でごたごたの続く世界第一のバイテク大国と危機のEUのホープ、アヴェンティスー途上国に独自のバイテク開発のチャンスが到来?

4. GM導入に迷い道のインドだが、人口急増のうえ高温多湿を抱え一部地域でBHCやDDTまで動員して食料生産に躍起。 ケニヤでは途上国はバイテクをどんどんヤルベシと、研究者の声。さらに何も言わずどんどんやっちゃう世界第四位のバイテク大国アルゼンチン。 並ぶ中国に負けじとがんばる。 お隣中国は商業化には慎重で研究重視だと言っておきながらすでに世界第四位でワタやトウモロコシ始め、米国の2倍にのぼる遺伝子組換えの商業化を推進。  最近の傾向で非常に顕著なものに先進国が発展途上国に何か”忠告”して”改善”させようとすると、それが先進国から見ていわゆる”差別的”であろうと”人権侵害”であろうと”環境破壊”であろうと、途上国の文化と意思決定に口をだすなと反発する傾向が強まっている(例えば2000年度NHK賞受賞作品4作のうちアフリカに関する2作品を参照)。  この遺伝子組換え論争も途上国では先進国の勝手とか自分たちの価値観の押し付けだと反対論者に対し反発することも多くなっている。 グリーンピースなどはケニヤなどアフリカ諸国で一生懸命自分たちの価値観で圧力をかけつづけているが、それに乗るひともいる一方で、”それはヨーロッパの価値観であなた方が持ち込んだ農業技術はGM以外ろくに役に立たなかった”とまで言う識者もいる。 安全審査が信用できないと先進国の活動家が言えば”冗談じゃない、あなた方こそ狂牛病すら食い止められないではないか”とやりかえす始末.中国では香港あたりで少しもめている程度で本土にはとても手を出せない。 つまり先進国でのような騒乱状況になっておらず、以外と実質的で冷静である印象をうける。 途上国は先進国のような仮想リスクとイデオロギーではなく、必要に応じ”是々非々”で判断するといっているところが多い。 日本は金があるから力で非GMに途上国を捻じ曲げようなど傲慢なことは考えないことだ。 当HPですでに指摘しつづけてきたように、世界の食糧市場はGM(遺伝子組換え)圏と非GM圏に2分されるようだ。 


12月4日 (12月 1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

1.アルゼンチンでは遺伝子組換え作物の作付けが来年は増加すると発表ーダイズで10%、トウモロコシで14%の増加が見積もられている。 

2. 12月1日に発表される予定だったスターリンクの暫定食用のEPAの科学者パネル(米国)は結論を延期。 それに対し、グリーンピースらは暫定食用の判定をするなと科学者パネルに圧力。 この理由は消費者の安全を守る立場とは必ずしもいえないだろう。 もし食品の安全が最大の関心事なら、ごく最近、ミルクなどにも混入しヒトに抗体まで生じ子供のアレルギーでの原因として疑われている消化のめちゃくちゃ悪いトウモロコシの主要タンパク質や地上最強の発癌物質アフラトキシンの含有(遺伝子組換えトウモロコシでは大幅に減少している)についても評価を要求するのが自然、 暫定食用されたら、反対運動をやりにくくなるからだろうといわれてもしかたがない。   暫定食用とは要するに他の化学物質と同様、合理的;な許容値を設けることと等価である. ダイオキシンにだって許容値があるのだ。 かれらのよりどころは、法律、規則でしかなく物事のバランスや本当の安全ではないことは明らかで”ゼロトレランス”を今後のためにもなんとか確保したいのが本音。 ゼロトレランスさえあれば害がなく有益であっても認められていないから、検出されたからと(量はどうでもいいから自分たちは検出したと再現性を否定してもよい)それだけで反対できる大変楽ちんな規則。  そこに合理的な許容値を決められては困る。 アレルギーを主張するためDNA検査を検出法とすることの合理性はSLの場合はまったくないといってよい。 事故が起こる可能性を否定できないからと高速道路の制限時速を0km/Hにして違反取締りをやるようなもの(速度を測らずにしかも安全論なしに侵入しただけで捕まえることができる。 とにかく、何らかの値が設定されることが困るのだ。彼らの反遺伝子組換え論は一度たりと総合的安全論であったことはなく、常に遺伝子組換えのもたらす利益の側面をかたくなに否定しつづけ、かわりに生じる食品や環境への安全のリスクの評価を拒みつづけていることをみれば明らかである。 運動のための運動に踊らされる消費者。 どう落ち着くにせよ、本当の安全性議論を忘れた人類史上最低、最悪の消費者扇動として記録されるだろう。

 

12月1日  (12月 1; 11月30 29 28 9 8 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

 アレルゲンに関してゼロトレランスを主張するなら、我々はすべての食品を食卓から撤去しなければならない。ーー アレルギーのリスクを理由にスターリンク混入を規制するには産物暫定許容量を設定するのが筋。 DNA検査で取り締まるべきでない。 明らかに今のやり方は生物生産物の管理法として最低の誤りの典型例。  エイズやPCBは現実的な濃度で誰がやっても明らかに問題を起こすものであり、その処理がいいか悪いかが問題になった、すなわちもし残っていれば必ず病気になるものであったわけで、今回のCry9の騒ぎとは本質的に性質を異にする。 また同時にトウモロコシ主要タンパクでの問題点をクリヤーする必要がある。 なぜならトウモロコシではタンパクの60%(60万ppm)が既存アレルゲンタンパクである一方でCry9はあくまで微量成分。 いくらしらべてもとうもろこしのタンパクの主成分になりえず、あくまでもppmオーダーかそれ以下。 仮に純化したCry9の高濃度でアレルギーが起こったとしても現実的には、ゼインのアレルギーリスクに隠れ問題にはならないだろう。 純化したタンパクで高濃度でアレルギーを起こすものはいくらでもある。 もやしにもその疑いのあるものが含まれているが(ひとこと申しておくが厚生省や消費者団体はそれについてトラッキングしていない)、もやし自体タンパク含量が重量の5%程度でその5−10%が問題なだけ。 すなわち、ppmオーダー。 なんどもくりかえしているスイートコーンの特定品種でアレルギーが疑われるものが全タンパクの3%(3万ppm)も含まれていることも厚生省や消費者団体は把握していない。   アレルゲンに関してゼロトレランスを主張するなら、我々はすべての食品を食卓から撤去しなければならない。

アレルゲンに関してゼロトレランスを主張するなら、我々はすべての食品を食卓から撤去しなければならない

11月30日 (11月30 29 28 9 8 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

1. スターリンク騒動の本当の意味を考える  

2. ヨーロッパで猛威を振るう狂牛病ー食卓から牛肉やハム、ソーセージが消える?ーEUの人々が直面する食品のリスク選択の正念場と日本の選択ー飢餓と栄養失調かーー猛威を振るう狂牛病でEU委員会が動物質を含む飼料を1月からの暫定禁止を提案したあおりで予想どうり、シカゴの穀物相場は高騰。 EUが域内牧畜飼料に植物原料を使用することが長期化すればもはや現在の穀物生産体制では需要を満たせない事態に陥ることも。 一人っ子政策を転換しつつある中国も穀物輸入を増やしており、スターリンクごときで大騒ぎしているようでは、この先ほんとに大変なことになるだろう。 日本の畜産も多くを輸入飼料に頼らざるおえない現状である。  フランスは牧畜をやめるという観測も? ドイツでも牛肉を食べるのをやめるという人が30%もいるという。 この在来リスクにより穀類のみならず畜肉不足も予想され、ホルモン剤使用を忌避するEUは米国外に買い付けに走るにしても日本がこの面でもあおりを受けることは間違いなしだ。 ここで、どこかの地域で大凶作でも発生すればさらに拍車がかかる綱渡り状態でもある。 こういった中でネガティブ選択型の食糧確保行動を取りつづける日本にとってこれからが正念場だろう。 食品業界は消費者の相反するニーズ(例えば量と質)を満たそうとすればかなりの覚悟が必要だろう。 何度も指摘したが、品質の劣悪な穀類による中毒物質(アフラトキシン、アルカロイド、病原体毒、BHC, DDT, PCB、ダイオキシンなど)のリスクは著しく増大することもわすれてはならない。 これらのリスクをすべて避ければ、残る選択は飢餓と栄養失調のリスクを受けることである。 リスクの付加と交換について  ヨーロッパでの狂牛病の猛威と食品リスクの選択

 

  11月29日 (11月29 28 9 8 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

みなさん、もっと食品の基礎的性質を勉強しましょう!

スターリンク事件で反対派の大合唱で見落とされている重要な問題があります。それはトウモロコシ自体の主要タンパク質であるゼインの性質とアレルゲン性です。 このタンパクはヒト、家畜両方にとって消化の悪い代表格でこのタンパクの未消化物断片がミルクに含まれています。 このゼインは水に難溶でエタノールやアセトンなどに有機溶媒に溶けやすい極めて特異なタンパク質で当然完全消化率が低いわけです。 そしてこの未消化ゼインにより抗体ができることも確認されています。 これが未消化タンパクのアレルゲン性を評価するのに極めて重要であるといわれる理由です。 一方、スターリンクの組換えタンパク(Cry9)ではこのような抗体の生成が起こらず、また、スターリンクのCry9のタンパクは水溶性で消化性はそこまで悪くないうえトウモロコシタンパク質のうちの極わずかであり(マイクログラムオーダー)、トウモロコシタンパク全体のアレルゲン性に対する関与を認めるのは困難であろうことです。 特に家畜のようなトウモロコシを充分に調理せずに食べる場合やヒトでも焼きトウモロコシ程度の調理で食べる場合はゼインの消化はさらに悪く多くの不完全消化断片が生じることは明らかで、このようなものがミルクに移行することもあるわけです。 すなわち、スターリンク自体でのアレルゲン性のテストをしたらトウモロコシ特有のこのゼイン(全タンパクの60%程度を占める)のアレルゲン性がまず出ます。  上で述べたようにこのような免疫学的知見が得られていることは重要です。  さらに、BTタンパクの量はトウモロコシである限り、主要タンパクになることはなく、あくまでもppmオーダーかそれ以下の微量成分の一つにすぎません。それに対して、動物実験でCry9のアプライ量がトウモロコシを食べた場合に摂取する主要タンパクのレベルであっても(すなわち、組換えタンパクの量がトウモロコシの貯蔵タンパク、ゼインの量と置き換わるという非現実的な仮定をしても)抗体形成が認められないことに注目すべきです。 また、アレルゲン性の量的テストをしたら我々が安全だと思っているトウモロコシの貯蔵タンパクのほうがはるかに危険であるということを認識すべきで、このような状態で遺伝子組換えだけの有害性を追求するのは難しいというより間違っているといえます。 スターリンク騒動の本当の意味を考える

 11月28日 (11月28 9 8 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

世界の食料の供給と安全を脅かすのはスターリンクでも遺伝子組換えでもない、ご存知狂牛病である。 硬直化したGM論争がそれに拍車をかける。 この問題でEUは完全にといっていいぐらいニッチもサッチもいかない状況で牛肉が市場から消滅の危機に。 頼みの東欧では今年はトウモロコシが不作。 スターリンク問題で日本がトウモロコシ買い付けにはしれば食料パニックに拍車をかけ非難されかねない。 EUでは牧畜すらできない状況が生じている。 畜産品も輸入している日本はどうしてこのEUの危機的状況を憂えないのか不思議です。 EUでは児童を狂牛病の感染から守るために学校給食から牛肉のみならずその加工品、ハム、ソーセージなども排除しているところもあるのです。  日本にこれら加工品が入っていないか点検しているのでしょうか。

 

ヨーロッパ全土を巻き込む狂牛病パニックは、中世の黒死病すら思い起こさせる。

ドイツ。

ドイツは大騒ぎの挙げ句責任の押しつけ合い。ドイツは動物性原料を用いた飼料を禁止したが、畜産業者は動物性飼料しか現在持っていない。一方、憲法で動物愛護上家畜に飼料を与えなければならず、このままでは皆が憲法違反で逮捕される!代替に植物蛋白源を緊急輸入しなければならないが、そこで登場した「専門家」と称する人が、「けれども大豆の90%はGMだぞ」と叫んでいた、やれやれ。  

  現在、東欧はトウモロコシが不作。 日本ではスターリンク問題で動物飼料にすらスターリンク非含有を要求。 それで米国以外に買い付けに走るが、南アや米国では分別してやるが余計にかかる経費は払ってくれといわれるなど、ままならぬ状況。 アルゼンチンもGM大国である。 かといって熱帯、亜熱帯地域などではいまだにDDTやBHCを農薬として使っているところがあるし、遺伝子組換えを避けるためだけの目的で品質の悪いものにでも手を出さざるおえず、するとこんどは、DDTやBHC、PCBにダイオキシン、それに加えて地上最強の発癌物質であるアフラトキシンや神経毒のアルカロイドを含むようなものが混じっている可能性がたかまり、たちまち肝臓ガンなどの脅威に人間や動物ともどもさらされる。  さらに、中国はダイズを今秋に大量に米国から輸入。 今後、食料需要を増大させる大きな要因をはらむ。

  しかも畜産にEUが狂牛病の問題で植物性原料を使い出したら、たちどころに世界的穀物不足がおこり、日本のように品質のうるさい国には売ってくれなくなる事態もありえる。  いったい食品のリスクとはどうとらえたらいいかみんなで真剣に考えないと大変なことになるかも。 いずれにしても、食料に関しては今がわれわれのもっともよき時代だろう。

 

11月9日 (11月 9 8 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

1.    きょうの朝刊によると、中国が一人っ子政策を変更の動き。 国防上も、GM抜きには考えられない食糧の安全で安定な増産が最大の課題の一つとして浮上することはまちがいなしの情勢。; 私見だがここ数年以内に中国は世界第4位からアルゼンチン、カナダをぬいて世界第二のGM作物栽培国に。 米国がこのまま混迷すれば10年をまたずして世界第一に躍進するだろう。 5年以内の可能性もある。 現在、すでにアルゼンチンと並んでおり、GM品種の数では米国の倍になっている。 GM食品の安全性についてもかなり詳細な研究を行っており、先進国で依然もてはやされているパツタイ実験などはとっくに葬り去っている。 

2. ほら見ろ。RRSが食品から見つかっても、英国の法的には一切問題ない。しかし、これらの製品を販売している大手スーパーは、GM原材料不使用宣言をしているから、「嘘つき」と責められる。ー英国でGM不使用食品からMonsantoのRRSが見つかった件で大騒ぎ。 GMだろうとなかろうと100%保証などできもしないのに不当表示するからだ。ー当HPの内容をよく勉強すればすでに1年もまえから予測、警告していることがわかるだろう。  

3.  Star Linkにかかる検査コストは1日当たり500ドル、大きなディーラーでは1万ドルにも。 この世にこれほどばかげた経費はないのでは。 食中毒や有害が証明されたわけでもなし、将来もあるかどうかわからぬ程度のものにこれだけ負担する? こんなのやる費用があったら蜂蜜の毒蜜成分でも分析してたほうがよっぽど食の安全確保になる。ーはちが自然に集めるものに100%無害保証はできないだろう。

4. 殺虫成分として遺伝子組換えによく使われるBTトキシンについての若干の情報を提供しておきます。 

11月8日11月 8 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

 1 衛星第1テレビ(BS1) インターネット・ドキュメンタリー『地球法廷・環境を問う』が再放送されます。 食料の未来では遺伝子組換えも扱われます。

2, 遺伝子組換えダイズ(除草剤耐性)、RRSの収量についてのレポートがモンサントからリリースされる

3. GM作物の普及により2009までに年間5889トンの殺虫剤と約2万トンの除草剤の使用の減少が起こるだろうと予測。 GM普及の程度にもよるがトウモロコシでは殺虫剤使用は全体で70%まで減少するだろう。 

4. 飼料用トウモロコシ品種のスターリンクの混入の問題で、安易にGM不使用を採択したり約束したスーパーやメーカーが逆に窮地に。 もともと100%何とかという表示や使いません型表示はこれまで有効な証明法がなかったため安易に使われてきたが(すなわち当HPでは不当表示との見解)、GMの登場で大幅に見直す必要があるだろう。 種子の純度にしても90%以上が適当なところであろう。

5. ところで米国ではスターリンク含有トウモロコシ加工のため飼料加工会社は大繁盛との情勢。 狂牛病を含む可能性のあるEUの飼料よりよっぽど安全である。

6. カナダ: ダウ・アグロは、グリフォサート(ラウンドアップ)の弱い部分に対応する農薬クロピラリド(エクリプス)の登録認可を申請。RRカノーラにRRと複合して使え、農家の選択の幅を広げると自賛。

 

11月6日 (11月 6; 10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

遺伝子検査会社は大繁盛。−スターリンク騒動による景気浮揚 ところがこの分析合戦は感度のみを競っており食品安全性とは無縁の競争になっている。 こんなことに社会コストを負担するべきか。

遺伝子組換え作物検出のためのDNAテストに関して社会は一つの大きな問題を無視している。 たしかに”Beutiful"に感度がいいかもしれないが、これが逆に命取りになることがある。 検査室でのコンタミである。 DNA抽出試薬にコンタミしたりすると、試薬のネガティブコントロールにはでなかったりするのでうっかりすると見過ごす。 すなわち、すべての試料に陽性がでるとかなら怪しむが、出たり出なかったりすると間違えてしまう。 少なくとも2−3社の結論を見る必要があるだろう。  さらにたまにはDNA塩基配列を読まないと以外と違ってたりする。 これは分子生物学の専門家なら知っているはずだが。  また、食品の形態や加工程度や履歴はさまざまだからそれにすべて完全に対応しているとは誰が証明し保証できるのだろうか。 逆にシュードで売上が落ちたり、いらない回収をさせられたメーカーは分析会社に損害賠償を請求すべきだろう。  また、10−数乗以下のDNAコンタミがいったい何の意味をなすのかも考えなくてはならない。 PCR法を宣伝するあまりその欠点である定量的にものを考えるのを人々は忘れてしまっている。 アレルギーの話ならタンパクが抗体で検出されるレベルで止めるべきでそれ以上の不確実な感度(実際、PCRでは感度は高いがその高さは10の何乗というふらつきを示す恐ろしい分析法である)は論理的にもまったく必要ない。  アレルギーは抗体反応であり、抗体が認識し得ない濃度に意味を見出すのは難しい。

  こんなばかげた分析合戦は即刻止めるべきである。 

EU: 狂牛病が深刻となり、食卓から牛肉が静かに消滅? −ホルモン剤や遺伝子組換えの影響などは誤差の範囲であるというのが現実。

 

10月31日 (10月 31 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

1. 国産100%ダイズ使用に遺伝子組換え体が検出。ーさてこのニュース一見ショックだがよく考えてみると当たり前である。 というのはそもそも”国産100%”などありえないからで、表示そのものが間違っている。 農産物の集荷、流通、加工での産地証明など一方的な宣言であり、その検出や客観的100%証明法は存在しないといってよいだろう。 すなわち、もともと国産100%など存在しないと考えたほうがよいのである。 ただ、有効な検出法をもたなかったため消費者がだまされていただけであり、どこの消費者団体だろうとこんなものの科学的な保証はできないのが通常である。 ところが、この普通なら混入していてもわからない”外国産”のものにたまたま遺伝子組換え体が混ざっていたから国産100%が誤りである事がわかったに過ぎない。 すなわち、遺伝子組換え体は流通過程でものがどう流れたかを明らかにする画期的な高感度トレーサーなのである。 もう、流通過程でごまかしはできない時代の到来である。 これまで、闇であったルートも明らかにできるだろう。 他に例を申せば、新潟産コシヒカリ100%と書いてあるのはどのくらい信用できるか考えてみてください。 どうやって、雑草なども含めて他の品種や産地のが一粒のかけらも混ざっていないと証明するのでしょうか。  種子も100%純粋ではありませんし、流通過程で意図的あるいは非意図的に混合しないと断言できますか。 いくら自家受粉でもとなりの品種が絶対にかかっていないなどは証明不可能です。 10%ぐらいは他品種が混じっているのではないですか? また、こういった農業と食糧供給の本質を忘れた規則の制定と運用は食の安全どころか確保すら困難になる可能性を我々は強く認識する必要があります。  消費者の反応を気づかうあまりにできない約束すなわち、”100%”などと証明不可能なしかも現実とは異なる表示を食品メーカーはさけることです。 GMだろうとなかろうともともとできない約束であり、 自分の首をしめるのみならず、食糧や農業現場の混乱を引き起こし食糧確保自体が困難になる可能性があります。ーSA

2. GPが”遺伝子組換え作物は核や化学物質より悪し”と主張した件でGPはこれまでの方針すなわち核や化学物質が最も悪いという主張を変更していないと主張していると関係筋が伝えてきた。 しかしながら、あきらかに比較級を用いて遺伝子組換えは”worse than..."と明言している。 もともと、GPが相対論を持ち出すのは異例なことなので、"in addtion to"のつもりだったと誤りを認めたことになる。 しかし、農薬ばら撒きか、遺伝子組換えかの議論では農薬のほうが物質としていずれ消滅するしよく知っているからましという選択をしており、ご都合主義といわれても仕方ないだろう。 いずれにしてもGPは比較級が苦手のようだ。

  

10月20日10月 20 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

"タコス事件”に関する米国農務省及び環境保護局の声明ー10月20日

これに関連して、アベンティス社はStarlinkトウモロコシの栽培認可を取り下げることを決定

リスクの付加と交換についてー論説

 

10月18日10月 18 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

暗闇で光り、ゆっくり育つよう計画されたGM芝生。鮮やかな色も可能

10月12日10月 12 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

  BTトウモロコシがオオカバマダラ蝶の生態に重大な影響を与えるとした最近のアイオワ大のグループの研究に関する反論ー

アイオア大の研究者による (Laura Hansen & John Obrycki)論文へのコメントと本文

 食品科学広報センターに、新しい消費者向けのPAページが開設

 China Rushes to Adopt Genetically Modified Crops:中国ではすでに遺伝子組換え作物の品種が米国の倍を数える(100品種、1997年)。  ワタのズイ虫の駆除のため用いられる農薬は毒ガス類似物で、この農薬により年間多くの致命的危害が人間に対し生じており、関係者はこの重大な事実を隠匿していると言明。 こういった化学物質削減のためワタのBT組換えを推進。 さらに中国は世界で最初に遺伝子組換え作物の商業的栽培(ウイルス抵抗性タバコ)をした国であると指摘(1988年)。 また、医療分野にも積極的に進出していくとのこと。 

 

10月6日 (10月 6 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

オーストラリア・ニュージーランド

The Australia New Zealand Food Authority (ANZFA) はオーストラリアとニュージーランドにおいてBtトキシンを組み込んだGMトウモロコシ2品種を人間の食用としての安全性確認し国内における使用を認可と発表。 Australia New Zealand Food Standards Councilによって検討がなされていたもの。  オーストラリアとニュージーランドではすでにGMのBtワタが同様に認可されている。 また、このBtトキンシンの利用について、この物質は有機農法において長年用いられ人間に害がないことは実証済みであると明言している。− 当然反対派は。。。。。が予想される。

米国

 モンサントがGM芝を売り出す。

10月5日 10月 5  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

BBSの2チャンネルに遺伝子組換えのHPが立ちました。

http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=nougaku&key=950160903&ls=50

有名なバイテク種子メーカーのアヴェンティス(クロップサイエンス)HP。

http://www.us.cropscience.aventis.com/AventisUS/CropScience/stage/html/index.htm

最近の環境研究や運動の行き過ぎなどを題材に”環境ブラック”と言う言葉を提唱しているサイトがありました。

http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/BlackOneWord.htm

中国ではトウモロコシの遺伝子操作による生産量の増加を本格的に推進

米国で、飼料用GMトウモロコシが加工食品に混入していた”タコス事件”について、食品加工では飼料用トウモロコシが混用される可能性が高い実態を踏まえた、当該GM品種の回収に関する米国政府の正式決定が発表された。 −この中で、加工食品等で飼料用穀物が”広範に”混用されている実態を示す記述、すなわち”農家が食品用に売却したり、加工業者が飼料用を流用したり”しないよう政府と開発会社が全量買い取るとなっている。

 しかしながら、このタコ皮を販売していた”タコベル”の顧客は特にこのGM混入が有害だと思っていないとタコベル支持の声も。

さらにGMを目印にして周辺に伝統品種のクロスポリネーションの実態も明らかに。 GMだけがクロポリするんじゃない。 そのクロポリのもとが、食用不適や有害品種だったらどうなる?  そのうち、誰かが気がつくだろう。

10月4日  (10月  ; 9月 22 19 18  14 13 12 8   5  1日  8月 25 24 23 22 21 18 17 15 14 11 10    6 5    日)

米国: メキシカンクッキングで用いられるトウモロコシ紛を練って作られた”タコ皮”に飼料用GMトウモロコシが混入していた事件で、メキシコの製造会社が原料を分別せず使用していたことが発覚。 また、政府筋(USDA)の検査でもこれが確認され、他社の製品も検査することになった。 しかし、この一連の経緯から判断すると、当該メーカーがGMどころか、以前から食用不適な飼料用トウモロコシを混ぜていた(意図的でなければ混入となるが)ということを示唆しているデーターだが、この点はあまり追求すると加工食品全般の問題になり(飼料用の混入(か意図的使用)とクロスポリネーションは昔からある)、検出方法が確立されていないだけにグレインビジネスが出来なくなるおそれが。 ここのところは無害な”GM"に責任を転嫁して大衆の目をそらすのが業界としては得策。  一般の飼料用トウモロコシなど飼料用穀物は消化の悪いタンパク質や有害物を含むことが多く、飼料用穀物の混入を指摘した市民団体が指摘したようにアレルギーなどの原因になりかねない危険性があるので充分注意しなくてはならない。消費者サイドとしては”GM"をマーカーにして監視することにより、これまで”野放し”であった意図的あるいは非意図的に食用に適さない伝統的飼料用穀物の混入(メーカーにとっては価格メリットがある)を監視できる以外なメリットがある。

中国: 遺伝子組換えにより、イネの反収が大幅に増加と発表。

 


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