目次―遺伝子組換え生物利用に関する基礎的知識  ホーム

ネコやリスが食べたら死んでしまうタマネギや家畜が食べたら子供の成長障害をおこす物質を含むキャベツやキャノーラ油、ワサビ(アブラナ科植物毒を含む)を食べる気がするでしょうかー子供のころ、親からワサビは子供のたべるものじゃないといわれたことはありませんか。 えたいの知れない魚が赤身魚やシシャモなどと称して売っていますがその安全性を考えたことがありますか。虫の食べあとのない野菜や穀ゾウムシつかない米や麦を食べる気がしますか。 一方で虫やナメクジや病気にかかった作物は安全でしょうか。 食とは生存のための冒険。 安全審査のない従来の食品の安全性とはそんなものなのです。 身の回りにもっと危険なことはないのでしょうか。

  危険性は種々のリスクの比率の問題。 これだけ栽培されて、みんなが調べて決定的な問題が見つからない遺伝子組換え。 それに比較し他に食品や育種や無農薬の危険がぞろぞろ。 他に何百倍も何千倍も大きなリスク要因があればそれが優越するのはあたりまえ。 飛行機のエンジンをとめていきなり機首を真上や真下にむけて墜落するかどうかのテストをするようなことをしてもマイナス効果が出るかどうかというのが遺伝子組換え食品の安全性試験の現状。 おなじ試験を従来法にしたら不合格品のやま。 

  それでも従来法との比較は推進につながるとしてマイナスの情報しか流さないマスコミ。 危険であるというデーターを出せと強要しているようなものです。 それで出される特殊なお粗末なデーター。 危険だという情報だけを流して世論調査をし、消費者に不安などと書き立てるマッチポンプ。 これは世論操作以外の何者でもないでしょう。 こんな情報提供で消費者の権利が守られるのでしょうか。 皮肉にも、結果的には事実は遺伝子組換えは安全ということを証明してしまっています。 

  そこでここでは、少々異なる立場から遺伝し組換え生物利用に関する概念的問題を展開します。 読む人によっては少々シゲキックスに感じるかもしれません。また、多くの方々が持っている遺伝子組換えについてもっている”不安”を”絶対悪”として位置付けようとする宗教的動きの側面があることも育種の安全性問題の正常な議論に大きな影をおとしているのです。 そこで、伝統的育種や現代農業のもつ本質的な問題をできるだけ専門的でない方法で説明し、なぜ遺伝子組換えなのか、そして遺伝子組換え生物の食品や環境での安全性をどうとらえたらよいかを解説します。いまの世間での遺伝子組換え食品の安全性議論はあたかもある火山の上にのぼってそこからみえる隣の火山の安全性を議論している状況とそっくり。 食品の安全性を本気で確保したいのならば自分の乗っている”火山”安全性まず見極め、そこからおりて両方の”山”の安全性を議論しましょう。

***なお、このページをよりよく理解するためには、遺伝子組換え以前に環境破壊と健康被害の主原因は何かをあきらかにし食糧生産と健康や環境問題の現状と方向を警告した、名著”沈黙の春(Silent Spring)を読まれることをお勧めします。また従来法だから安全審査はいらないということに警鐘をならすページも参照してくださいオオカミ男とライ麦***伝統的育種の原理もこの問題の理解のために必見です。 狂牛病と肉類のダイオキシン汚染と遺伝子組換え議論ー”フランケンシュタインの食べ物”ーはなぜかみあわない?
フランケンシュタインはヨーロッパの心の中の産物、非実在による危険な中傷

まえがき

食品としての安全性と生態系への影響   

T 食品としての安全性 

  1. 伝統的な育種は本当に安全か 
  2. 遺伝子組換え作物の場合
  3. 食品の安全性は総合的に考えるべきである
  4. 組換え過程で大腸菌を使っているから汚い
  5. 有機農法とヨーロッパの食糧戦略-その物理的基盤
  6. 遺伝子組換え産物のもつ特性
  7. 食品の安全とは? −食品表示のありかた

U 生態系への影響  1 食品の安全性

  1. 現代の生態系のかく乱要因
  2. 環境と生物の進化
  3. 伝統育種は全面禁止すべきである。

V 情報提供のあり方の問題

  1. 非科学的な科学論文
  2. 中途半端な情報
  3. 遺伝子は平等である

     

あとがき

付録ー

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2001/09/21 09:46:40 

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