遺伝子組換え食品は健康食品   File #3 File #1 (トウモロコシ) file no 2 (ダイズ) 

ナタネの巻

  除草剤耐性ナタネ(キャノーラ種)は品質がよく健康によい、といえば”ほんと?”とおもわれるでしょう。 除草剤とは体によくない薬剤で草は手で抜けばいいという方は多いとおもいます。 ところが、ここに”風が吹けば桶屋が儲かる”式の連鎖でナタネ油の品質が向上し有毒成分がへるのです。 

  そのメカニズムはこうです。 農業やってていつも出くわす雑草ですが、この雑草の種子や植物体が収穫物に混入し人間や家畜が中毒するなんてことが実際に起こっており、当然雑草やその成分の混入は農産物の品質を低下させるわけです。 特に大陸での大農法は世界の食糧を支える上で極めて重要な位置を占めますが、その一方でこの雑草の駆除は大変頭が痛い問題です。 ナタネでは特にノハラガラシというナタネに似た有毒雑草があり、そのため、ナタネをからさない除草剤で駆除するのは困難です。さらに、雑草の時期をかわすため遅く植えれば今度は収穫が遅れ霜の害をうけます。すると、葉緑素が残存し製油したときその分解物が油に移行し品質を著しく下がるとともに葉緑素の分解物の中に光でアレルギー様の皮膚炎(光過敏症)を起こす物質もあり危険です。  そこで、種をまくときやあとで畝間を耕し起こして雑草を駆除したりします。 ところが、大陸の肥沃な農業地帯の土壌は太古の昔に風で運ばれた土や海や湖などの堆積物の風化でできていて、しかも乾燥気味のところがおおいのです。 こういうところでは畑の土が浅く、しかも掘り起こすと乾燥したり、雨や風で流されていったりして失われ、二度と戻ってきません。 そこで耕し起こさないことが持続的農業に不可欠なのですが、それでは有毒雑草がまじり収穫が落ちる以上に安全性が落ちてしまいます。 さりとて人手で除草していたのでは、広大な農地をカバーしきれません。 そこで人畜無害な強力な除草剤の耐性を入れたナタネを栽培し有害雑草を駆除するというわけです。 それで除草剤耐性ナタネからしぼった油は有害物が少なく健康にいいというわけです。 同様にダイズなどについても雑草の影響を、土壌への悪影響を防ぎながら最小限にとどめることができるのです。

  雑草の種なんてまさかと思いますが日本でもアサガオ類の種子が穀物に混入し集団中毒が起こったことがあるのです。 スイセンがニラに混入して中毒なんてのもあります。 チョウセンアサガオの種子の穀物への混入もひどい中毒を引き起こします。 雑草なんてと軽視するととんでもない目にあいますよ。

 

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