恐竜の絶滅のなぞ 

 

 恐竜の絶滅は6500万年前の小惑星の衝突で絶滅したといわれているが、詳細に調べていくと、すでに7000万年ぐらい前から恐竜の種類数が減っているという。 さらに惑星衝突のとき生じたとされるイリジウムに富む地層とそのあと多数の生物の死滅と関連するといわれる黒色の地層から恐竜の化石で出てこないということもあり、小惑星の衝突以前にすでに絶滅寸前で、小惑星の衝突はとどめをさしたに過ぎないと考える研究者もいる。 その恐竜の衰退は気候変動だとか、海洋の後退だとか、哺乳類が繁栄を始めて恐竜の卵をかじったとかいろいろの説がある。 中には、恐竜の種族の中に遺伝子の変異が蓄積しすぎ、遺伝子が崩壊したという説もある。 実際、恐竜の種類数は7500万年前後を境に減少の一途をたどっている。 また、恐竜ではないが、同時期に繁栄し絶滅したアンモナイトは、白亜紀末期には殻の巻き方がいびつになり、大阪の和泉層群などから出るアンモナイトの化石はからがきちっと巻かず棒状やステッキ状などのいわゆる奇形が多くみられる。 これが遺伝子異常を示すという。 すなわち、この時期に何ゆえか遺伝子の変異が急増したか長い繁栄のあとの遺伝子の”くたびれ”がきたのか、あるいは上にあげたような外的環境要因なのか決着をつけるのは困難かもしれない。

  

 

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