脊椎動物進化初期における祖先遺伝子領域の形成と遺伝子ファミリー群の協調的進化

--原始魚類からヒトへ

脊椎動物が進化する前(4億5千万年以上前)には別々に存在していた遺伝子がゲノム上で再配置し、またそれらの間に新しい遺伝子が生成しAncestral Arrangement(祖先的ゲノム領域における遺伝子の並び)が形成される。 この祖先的ゲノム領域が、その後のゲノム重複により2回コピーされ、合計4組の並びが生じる。 その後の進化過程で、重複した遺伝子のうち、新たな役割や機能を持たなかったものは淘汰される。 新たな役割を担うことに成功した遺伝子はファミリー遺伝子として確立し、その他の同時に生成したいくつかの異なる遺伝子ファミリーのメンバーとともにヒトのゲノム領域へと引き継がれ、染色体領域を形成する。 下図でいうと、新しい遺伝子ファミリーは、PPARである。 RAF、SYN, MKRNは、脊椎動物の祖先にすでにあったもので、脊椎動物(魚類の祖先)の進化の過程で重複し、ファミリーを形成した。 RAF1、ARAF, BRAF; MKRN1,MKRN2, MKRNB; ;SYN1,SYN2,SYN3という具合である。

Fig04PS  Evolution.gif (22818 バイト)

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