トランスジェニック植物の作出など、遺伝子操作による新しい生物機能の開発と育種並びに物質生産におけるそれらの利用と評価 ー>利用と評価関連ページ メリットのページ 


本研究室ではこれまでPCR法を応用した組換え遺伝子手法、及び大腸菌とpUC18ベクターを使用したサブクローニングから発現誘導までの簡略法を確立してきた。しかし、タンパク質によっては大量合成を行なう際、大腸菌よりもむしろ単一タンパク質を多量合成して蓄積を行うダイズやトウモロコシのような高等植物を利用するほうが有利な場合がある。そこで本研究ではトランスジェニック植物内での発現に関与する部位や因子などを明らかにし、高等植物への遺伝子の組み込み条件の確立、及び発現生産の為の技術開発を行う。この技術が確立することは医薬的・栄養学的に有用なタンパク質の増産等の応用への手がかりとなる。

今後の予定

・・・トランスジェニックのためのサンプル・植物・ベクターの選択

・・・トランスジェニックの手法の検討  

  1.発現タンパク質の検出のための抗体の調製、及び検出方法の確立  

     ;組換え遺伝子手法により得られた大腸菌の遺伝子組換え体の発現誘導

      を行い、大量に発現生産させた目的のペプチドをウサギに注射し、そ

      の血液から抗体を精製する。

  2.組み込み条件の確立、及び発現タンパク質の同定  

     ;トランスジェニック植物を作成し、1で精製した抗体を用いて発現し

      ているタンパク質の同定を行う。

  3.発現条件とトランスジェニック植物体における発現部位の確認

・・・様々な遺伝子を用いた場合の比較ー> 組換え生物の利用と評価

  トランスジェニック植物;

ある細胞から特定の遺伝情報を取り出し、別の細胞に組み込んで発現させる技術により作り出された植物のこと。例えば、螢の発光遺伝子を植物に組み込んで作った”光る植物”はトランスジェニック植物といえる。

アグロバクテリウムのTiプラスミドへのクローン遺伝子の転送と植物体への導入

a;目的の遺伝子

b;pBR322等のプラスミド

c;伝達促進用プラスミド

d;アグロバクテリウム

e;Tiプラスミド(武装解除)

f;pBR322等のプラスミドとTiの組換え

g;目的の遺伝子がT−DNA領域に組み込まれたTiプラスミド(非腫瘍性)

h;感染

i;培養

j;分散

k;選別

l;選択培地

m;根及び茎葉分化培地

参考文献 植物の生命科学入門 培風館


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