分子細胞生物学研究室における研究テーマ
の紹介 2005年07月02日更新
業績リスト 学会発表要旨
生命の設計図である遺伝子がどのようにして実在の生命の単位である細胞を形作り生命活動を営むのかという根源的な研究課題に取り組むことによって、生物の環境応答や進化ならびに生産性に関する理解を深めます。 遺伝子を中心とした生命の科学と、生命活動の単位である細胞を研究する細胞生物学とが融合した分野で、植物と動物のグループに大きく分かれます。
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←酵母(A)、動物(B)、植物(D)細胞における蛍光タンパク標識、および3D電顕(C)による細胞のイメージングとタンパク質・遺伝子発現の局在 |
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- 植物グループ(主要穀類、豆類:エンドウ、ムギ、イネ、トウモロコシ等)
- 種子発芽におけるプロテオーム解析
- 蛍光タンパク質融合タンパク質によるタンパク質や遺伝子発現の局在ならびに動態の解明。
- 酵母細胞を用いた植物遺伝子の機能解明
- 植物種子の発芽過程の分子生物学的研究(大豆、麦、イネ)
- 豆科植物におけるApyrase遺伝子の構造解明と役割の研究
- タンパク質生合成(トランスレーション)とその産物の分布に関係するタンパク質の構造、局在、および機能および環境刺激に関するこれら遺伝子の発現の分子細胞生物学的研究ーCytomics (特に4SNc-Tudorという細胞骨格ー翻訳系に関係する遺伝子の研究で科学研究費補助金(平成16-18年度)を獲得)。
- 細胞骨格タンパク質多形における遺伝子構造とmRNAの多形の役割ならびにそれらの細胞内分布に果たす役割の研究
- タンパク質生合成や遺伝子発現に関係するタンパク質の構造解析
- 動物グループ(ヒト、マウス、ラット、培養細胞、ゼブラフィッシュ、フグ、サケ、ブリ等)
- インターネット関係
- 遺伝子、細胞、生命科学、バイテク等に関するデータ‐ベースの構築
業績リスト 学会発表要旨等もご参照ください。
*********** 具体的な研究テーマリスト *******
- 4SNc−Tudorタンパク質の細胞内局在と機能解明
- Apyraseならびに4SNc−Tudorタンパク質の植物における機能の解明
- 脊椎動物でのYGHL1遺伝子(Hipoxia Inducible gene1)の構造と機能ならびに進化の解明
- 植物の細胞質ネットワークの分子構成と細胞生産における役割
ーmRNAやリボソームの輸送と局在に関わる因子の検索と細胞質中における分布、役割など
- 真核細胞の細胞構造と遺伝子発現に関わる細胞骨格・膜系制御因子の単離とその遺伝子のクローニング
- トランスジェニック植物の作出など、遺伝子操作による新しい生物機能の開発と育種並びに物質生産におけるそれらの利用と評価
- 細胞質構造と機能のシミュレーションと人工細胞質を用いた物質生産の試み
- 細胞骨格・膜系の特異性と細胞進化および系統分類における意義
- 環境応答・環境ストレスにおける細胞内シグナルトランスダクションと遺伝子発現
- その他、細胞の構造・機能及び細胞レベルでの物質の生産・集積に関わることー禁断のテーマ
- 人間の遺伝子の構造や進化、医学との関連、応用
- 魚類成長ホルモンの組換え遺伝子手法による生産と栽培漁業における利用
- アコヤ貝の3倍体を利用した真珠養殖技術開発とアコヤ貝の生物特性の研究
- 電気的細胞融合の機構の研究
- 植物の電気生理学ー植物体、細胞、プロトプラストなどの膜電位やイオン輸送など
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- その他、細胞の構造と遺伝子発現、細胞の生産性並びに分化、成長、などに関すること。
*研究部門ごとにテーマを分類してありますーー>分子細胞生物学研究室の分野構成
*細胞骨格のトランスレーションにおける役割についてはここをご覧ください
研究テーマ関連インデックス