植物分子細胞生物学

 

  分子細胞生物学は生命の成り立ちを総合的に研究する学問体系ですが、植物という特定の生物群を考えるといくつかの固有の問題があり、このような問題に対して植物分子生物学と呼ぶことがあります。たとえば、細胞壁の存在、貯蔵蛋白質顆粒の生成、光合成、特有の細胞質構造やシグナルトランスダクション(光、重力、ストレス)などがあげられます。また、このような植物固有の問題以外に、動物や細菌など他の生物で明らかにされた細胞構造にかかわる現象の分子メカニズムの適用と植物に適した解釈論などを取り扱うこともあります。

 いずれにしても、分子細胞生物学は生理学とは同様な視点を必ずしも持つものではないし、基本的には細胞生物学ですが、遺伝子や蛋白質合成(遺伝子発現)など分子生物学や生化学的側面も強く、生理学や細胞生物学などよりもずっと普遍的な体系であることを十分考える必要があります。-->分子細胞生物学の体系 分子細胞生物学設立

 

真核生物の分子細胞生物学説明(細胞骨格と遺伝子発現)

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