膜結合ポリソーム、MBP(membrane−bound−polysome

 

 租面小胞体などの細胞内膜系に結合するポリソームで1960年代に脚光を浴びたリン脂質2重膜モデルにそのベースをおく。ポリソームは基本的に膜系に結合因子や始源ペプチドを介して直接に近い結合すると考えられている。

動物細胞ではER(小胞体)フラクション(ミクロソーム)に主に見出される。植物細胞では膜結合ポリソームを含む画分の比重が大きく、10,000xg から 30,000xg程度のいわゆるミトコンドリアペレットに大半が沈降することをDaviesとLarkins (1974)がエンドウを用いて初めて明らかにしている(-Ribosomes, Eric Davies and Brian A Larkins: Plant Biochemistry: A Comprehensive Treatise vol 1, pp423-435(1980,) 。 その後、この植物の膜結合ポリソームが重い理由のひとつは細胞骨格との結合であることが明らかになった。このことは、植物における膜結合ポリソームに関する研究データの解釈について見直す必要があることを示している。 ーPlant Physiology and Biochemistry. Abe et al 1994:. Method for Isolation and analysis of polyribosomes. Davies and Abe 1995: Methods in Plant Cell Biology, Academic Press  A Look beyond Transcription (Plant Physiol): pp115-124.

MBP、CMBP(膜ー細胞骨格結合ポリソーム),及びCBP(細胞骨格ポリソーム)におけるタンパク質合成については次を参照して下さい(特に細胞骨格ポリソームとトランスレーションの関わりに疑問を持っている人は必見)。ーー>タンパク質合成における細胞骨格の役割


分子細胞生物学研究室