MKRN (Makorin: マコーリン)の名称の由来。

Makorin(遺伝子シンボル、MKRN)の語源は大変興味深い。 Makorinは”Makor"+”in"で構成される造語である。Makorとは、古ヘブライ語にちなみ、米国の小説家、James Michener(ミチェナー)1907-の歴史を描いたフィクション、The Sourceに出てくる砂漠の中の町である。この小説の舞台はイスラエルの仮想的町で、この町にはその地域の唯一の井戸があり、それがその砂漠地方の命の源泉でSpring(泉)すなわちLife-Factor(命の要素)であるという描写がある。 また、この地方は西洋の宗教の源泉でもある、という古典的歴史観を投影した命名でもある。 発見当時、多数の亜鉛フィンガー(Zinc finger)をもつ特異だが機能が不明であったタンパク質の遺伝子の名前としてふさわしいロマンチックな名称といえよう。命名者のTodd A. GrayとRob D. Nicholisによると、Makorinの末尾のタンパク質の名前を表す"in"はZinc Fingerもかけているということだが、私はそれをさらに 2つものRINGをもつことから、それをかけて、The source of RING, すなわちMakorinとするのも意味があると考える。 こういったことに思いを巡らせることは遺伝子の発見者(MKRN2のほうの)の一人であるからこそ、研究の苦労を忘れて楽しめる瞬間でもある。

Makorin遺伝子なんでも帳

ヒット カウンタ 050521

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MKRN1とMKRN2の名称の由来、ミチェナーの歴史小説 古ヘブライ語で”源”を表す町、Makorに由来